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女性が起業するには?起業したいと思ったら活用するべき支援や成功事例

女性が起業するには?起業したいと思ったら活用するべき支援や成功事例

女性が起業をする際の手順は基本的に男性と異なる点はありません。しかし同じ起業をするのであっても、女性向き・男性向きの事業があります。

さらに起業をするのであれば、大きく成功させたい・女性だからこその起業をしたい、同じ女性が活躍できるような事業に挑戦したいなど、起業に求めることは人によって異なります。では実際のところ、女性が起業するときにおすすめの職種とはどんなものになるのでしょうか?

本記事では、女性が向いているとされる繊細な気遣いが求められる職種、女性だからこその美的感覚を活かせるものなど、おすすめの職種から実際に女性が起業する際に活用できる支援などをご紹介します。

女性が起業するには?おすすめの職種7選

女性が起業するには?おすすめの職種7選

では早速、女性が起業する際におすすめの職種を7つご紹介します。なぜ女性におすすめなのか、職種の特徴や魅力についても解説するので、自身が起業する際の参考にしてみてください。女性特有の感性や美意識を活かせる職種、挑戦しやすいものを集めてみました。

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美容系サロン

女性におすすめの起業の中で特筆に値するのが、美容系サロンの起業です。今よりもっときれいになりたいと思う気持ちだけではなく、コンプレックスを感じている女性の気持ちにそっと寄り添えるのは、男性より女性の方が多いはずです。

細やかな気持ちに配慮する必要のあるデリケートな仕事です。女性にニーズがある分野のトレンドを追うのは同性であるからこそ、問題なく実現することができます。デリケートな問題であるからこそ、お客様側も女性が起業している店舗の方が安心できる側面もあります。

美容系サロンの代表的な例は、エステサロン、ネイルサロン、エクステサロン、脱毛サロンなど。美容系サロンは分野が細かく分かれているので、自身の得意分野を見つけやすい点もおすすめの理由の一つです。

教室・セミナー

自身の得意分野を活かすことで始められる起業が、教室・セミナーの開講です。お金の使い方講座やマナー教室、料理教室、子育てアドバイザーにマタニティヨガなど得意分野を活かせます。また起業前に事前に資格を取るなどして準備を進めておく方法もあります。

オンライン教室や自宅の一部を使って始めれば、初期費用を抑えられる点も大きな魅力です。起業しているのが女性であれば自宅が教室であったとしても、女性のお客様側も安心しやすいというメリットもあります。広いスペースが必要な場合は公民館やカルチャーセンターを利用することで、物件を借りた場合と比べ費用を浮かすことが可能です。

自治体によっては、市民の生涯学習の一環として、講演や講座ができるセミプロを募集しているケースもあります。制度を利用することで、効果的に自身の教室を宣伝することもできるでしょう。

ハンドメイド

アクセサリーやスマホケースなど片手に収まる小物から、服やバッグなど大物まで、自身のスキルに合わせて挑戦できる起業がハンドメイドの販売です。一言にハンドメイドといっても、該当するアイテムは多種多様なうえに、作り方もさまざまです。

自身が得意だったものづくりを進めていくことで、作り手としての起業を叶えることが可能になります。ハンドメイド品は基本的に一点物になること、アクセサリーなどかわいらしいものが多いので、細やかさや美的感覚を存分に発揮できる職種であるともいえます。

また、ハンドメイドで起業する最大のメリットは、売り上げが軌道に乗るまでは趣味として続けることができる点です。作業場所も小物であれば、自宅の一角でのスモールスタートが可能で、ネットで委託販売などを続け、人気作家になってから自身の店を持つという選択もできます。

飲食店

料理を作るのが得意、料理の味だけではなく見た目にこだわりがあり、店内のインテリアにも興味がある女性には飲食店やカフェの経営がおすすめです。自身の個性を活かしたり、その時代のトレンドを取り入れたりすることで差別化を図ることが可能です。店舗を構えるために、必要な設備などに多額の資金を必要とするのがデメリットです。

他には調理師免許や食品衛生責任者など、一定の資格が必要になります。自身で資格をとる、または人を雇うなど、ある程度の準備期間や資金は必要ですが、一度お店のファンを増やせば軌道に乗せやすい職種だともいえるでしょう。

知識や経験のない業界で起業したい場合は、フランチャイズから始める選択肢もあります。自由度こそ下がりますが、経営ノウハウや運営について教えてもらえます。初期費用を抑えて飲食業を行いたいのであれば、キッチンカーなどの移動販売などを検討するといいかもしれません。

オンライン秘書

誰かのサポートが得意、事務仕事やスケジュール管理が得意なのであれば、オンライン秘書もおすすめの職種です。オンライン秘書とは、オンライン上で秘書として経営者や事業主の事務作業などの雑務を代行する仕事です。オンライン・オフライン問わず、これまでの秘書経験が優遇されます。

自宅にいながら作業ができ、作業がない時間帯は家事を行うことも可能なので、外へ働きに出ることが難しい主婦にもおすすめです。事務仕事の経験や一定以上のパソコンスキル、過不足なくサポートするためのスケジュール管理能力が問われる点は理解しておきましょう。

上記で述べたように、オンライン秘書の経験がある、または秘書検定などの資格を持っていると信頼を得やすい職種です。経理など企業の中枢まで知ることも多いので、どこまで信頼される仕事ができるかが重要となります。

ネットビジネス

ネットビジネスは、アフィリエイトやWebライター、Webデザイナー、イラストレーターなど、自宅でパソコンを使って仕事を行う職種全般を指します。仕事内容は幅広く、自身のスキルや興味にあわせた仕事を選択することが可能です。

挑戦のハードルが低く、比較的需要が高い点から人気なのはWebライターやイラストレーターです。クライアントのニーズに応える細やかな調整やコツコツとした作業は、根気強い人におすすめです。反面、挑戦しやすいからこそ競争率が高かったり、安く買いたたかれたりするケースには気を付けなければいけません。

最初は起業というよりは、下積みをするような働き方になることも少なくありませんが、実力を付ければ自宅でたくさん稼ぐことも可能です。個人の能力に依存するビジネスですので、常に勉強をする努力を惜しまない姿勢が求められる職種だといえるでしょう。

代行ビジネス

家事代行や買い物代行、変わり種としては買い付け代行など、家主や依頼主に変わってさまざまな業務を代行する仕事です。代行する対象への習熟度や深い知識が求められますが、自身の得意なものを対象に選べば問題なく進めることができるでしょう。

特に家事代行は、普段から家事を行っている主婦であれば十分に満足してもらえる仕事が可能です。普段家事などを行っている人にとって特別なスキルを必要としないので、挑戦のハードルが低い点も大きなメリットだといえます。買い付け代行はネットでも募集されており、その地域でしか購入できないものを代わりに購入する仕事です。

対面で契約をしない仕事の場合、買い物の料金を支払ってもらえないなどのリスクもあります。事前に契約を交わす、先払いにしてもらうなどトラブル回避のための知識は必須です。

女性が起業するときに活用できる支援

女性が起業するときに活用できる支援

女性が起業する際におすすめの職種を7つ紹介しました。気軽に始められるものから、一定の準備が必要なものまでさまざまな職種がありましたが、気になるものはあったでしょうか?

次に本格的に起業をしようと考えた際にネックになる、資金の問題について見ていきましょう。ここからは公的支援金など紹介していきます。

女性起業家等支援

女性起業家等支援は、経済産業省が2020年に構築した女性の起業を応援するためのネットワークです。自治体や民間が設定している支援金や支援を得るための保証機関の紹介などを行っています。起業家として動き出す際に必要な後押しや、起業に不安に感じる際の相談窓口の紹介などもあります。

経済産業省自体が支援金を準備しているのではなく、どのような支援があるのか確認できる場所を提供していて、女性起業家を応援する側も随時募集中です。

新規開業資金(女性、若者/シニア起業家支援関連)

新規開業資金(女性、若者/シニア起業家支援資金関連)は、日本政策金融公庫の女性と35歳以下の若者、55歳以上のシニア起業家を対象にした融資制度です。

融資限度額は7,200万円、うち運転資金として4,800万円です。新創業融資制度と組み合わせることで無担保・無保証人で借入できるので、できるだけリスクを低く進めたい場合に有用な融資制度といえます。

全国にある日本政策金融公庫の窓口で対応してもらえます。資金繰りに困る前にまずは相談してみることをおすすめします。

対象者 女性、または35歳未満から55歳以上
資金の用途 新たに事業を始める、または事業開始後の設備投資
融資限度額 7,200万円(運転資金4,800万円)
返済期間 設備資金/20年以内<うち据置期間2年以内>
運転資金/7年以内<うち据置期間2年以内>
利率(年) 1.75~2.75%(例外あり)
担保・保証人 要相談
併用できる融資制度
  • 無担保・無保証人の場合
    新創業融資制度
    担保を不要とする融資制度
    経営者保証免除特例制度
  • 新規開業・税務申告を2期終えていない場合
    創業支援貸付利率特例制度
  • 設備投資の場合
    設備資金貸付利率特例制度

参照:日本政策金融公庫「女性、若者/シニア起業支援資金」

その他活用できる助成金・補助金

活用できる助成金や補助金は多岐にわたります。気を付けなければいけない点は、基本的に助成金や補助金は申請をしなければ資金を得ることができない点です。助成機関から声がかかるケースは少なく、新しい助成金や補助金が知らない間に募集されていることも少なくないので、情報収集を積極的に行いましょう。

現在広く支援や助成を呼び掛けている例は以下です。またリンク先の記事では、女性の起業で利用できる助成金・補助金を詳しく解説しているので参考にしてください。

助成金一覧 補助金一覧
両立支援等助成金 小規模事業者持続化補助金
キャリアアップ助成金 ものづくり補助金
雇用関係の助成金 IT導入補助金
若手・女性リーダー応援プログラム助成事業(東京都)
地域中小企業応援ファンド

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女性が起業するメリット

女性が起業するメリット

実際のところ女性が起業をするメリットとはどのようなものが考えられるのでしょうか?企業に雇用されるのではなく、自身で経営を行う以上、難しい場面や困った状況に置かれることも多くあります。起業を迷っている方こそ、女性が起業するメリットについて確認してみてください。

女性ならではの視点を生かせる

世界に男女の性差がある以上、男性の視点からだけでは市場のニーズを満たせないケースが多々あります。起業をする際に女性ならではの視点を生かすことでビジネスチャンスをつかむことできます。

女性が起業する最大のメリットともいえる「女性視点」は、男性起業家では再現が難しいものの一つ。どれだけ女性に寄り添った考え方をしたところで、実際に女性が考えたアイデアの上を行くことは簡単ではありません。だからこそ、女性が起業することで女性視点の日常的なサービス、心地よいおもてなしを生かすことができるでしょう。代行業や美容系サロンなどは、女性視点があるからこその代表的な職種といえます。

人脈やネットワークを活用しやすい

女性の起業家同士が知り合った場合、ライバルではなく同士として強固なコミュニティを構築しやすい点も女性の起業がおすすめの理由です。女性の起業家同士で情報を交換したり協力し合ったりすることが比較的容易なので、起業家特有の孤独感を覚えにくく、ストレスに耐えやすくなるメリットがあります。

まだまだ女性起業家は少ない状況なので、男性社会の中で一人頑張るより、人脈やネットワークを活用しやすくなります。また身近なところではほかの女性起業家と出会う機会が少ない場合、そんな女性起業家を対象にしたイベントや交流会も行われています。

横のつながりを広く持ちやすくすることで、事業内容はもちろんワークライフバランスの取り方など、あらゆる面で相談しやすい環境を作れるのです。

同じ課題を持つ人の共感を得やすい

女性ならではの課題に挑戦すれば、共感を利用して事業の拡大を図ることも難しくありません。同じ悩みを共有すること、悩みをどう解決していけばよいのかを考えていくことで、広く共感や解決のための考えを募ることができます。

子育てや家事、女性の体特有の事情による仕事上の悩みなど。悩みが日常的な物であればあるほど、共感を得やすくなり、解決のサポートができる事業を展開できれば成功しやすくもなります。女性特有の悩みの場に男性が入る隙が少ない点も、女性が起業する際のメリットです。

以下では、女性の中でも特に主婦が起業する際のメリットについて紹介しています。おすすめの職種など気になった際にはぜひ目を通してみてください。

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女性が起業するときの注意点

女性が起業するときの注意点

注意点の一つ目は、特に自宅でできる職種で起業する際に注意したい「ワークライフバランス」の取り方です。自宅で起業し、パートナーが働きに出ている場合などは家事の負担は女性に偏りがちです。

起業すること自体に体力や労力が必須となり、併せて家事や子どもの世話が重なってオーバーワークになることも少なくありません。起業をしてもワークライフバランスを保てるのかは、第一に考えるべき注意点です。

また子どもがいない状態から起業したいと考えた場合に注意すべき点は、出産や育児に関する公的サポートが受けられないものもあります。いわゆる「産休」や「育休」が利用できなくなるので、出産・育児休暇中の収入や事業をどう進めるかが課題になります。

女性起業家の成功事例

女性起業家の成功事例

ここでは、女性起業家の成功事例を紹介します。

KonMari Media Japan 株式会社

KonMari Media Japan 株式会社

画像引用元:KonMari Media Japan 株式会社

「人生がときめく片付けの魔法」で有名な、女性起業家・近藤麻理恵さんが興した会社「KonMari Media Japan 株式会社」です。「こんまりメソッド」として、片付けの方法や必要性を解くセミナーや著書、Webサイトの運営を行っています。

まさしく自身が得意なことを突き詰めて起業、成功した好例といえるでしょう。

株式会社ブラウンシュガーファースト

株式会社ブラウンシュガーファースト

画像引用元:株式会社ブラウンシュガーファースト

「子どもに食べさせたい食品」をテーマにして、オーガニックのココナッツオイルなどを用いた食品輸入、お菓子ブランド「株式会社ブラウンシュガーファースト」を設立したのは荻野みどりさん。輸入販売やお菓子、オーガニック食材の小売りをメインとした企業です。

ECサイトの運営からココナッツオイル関連の書籍、実店舗のオープンなど精力的に展開しています。

まとめ

まとめ

女性が起業を行う際におすすめの職種、メリットや注意点、成功例などご紹介しました。女性の起業家は男性に比べてまだまだ少ないのが現状です。しかし女性ならではの視点を生かすことで、男性の起業家にも負けないニーズの高い事業を生み出すことは十分可能です。

起業したい、使われる立場ではなく自身で決めて働きたい。こう考えているのであれば、ぜひ挑戦をしてみましょう。入念な下調べと、活用できる助成制度を正しく把握することで起業への道を固めることが叶います。

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記事監修
中野裕哲
中野 裕哲 HIROAKI NAKANO
起業コンサルタント(R)、経営コンサルタント、税理士、特定社会保険労務士、行政書士、サーティファイドファイナンシャルプランナー・CFP(R)、1 級FP 技能士。 V-Spiritsグループ創業者。東京池袋を本拠に全国の起業家・経営者さんを応援!「あの起業本」の著者。著書16冊、累計20万部超。経済産業 省後援「DREAMGATE」で11年連続相談件数日本一。
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