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起業アイデアの見つけ方!5つのポイントと成功例から学ぶアイデアを形にする方法

起業アイデアの見つけ方!5つのポイントと成功例から学ぶアイデアを形にする方法

起業成功の鍵はアイデアである

事業のビジネスモデルを構築し、起業するためには独自のアイデアが欠かせません。アイデアによって生み出されたサービスや商品は社会に新しい価値を与える可能性を持っており、起業成功へと導いてくれます。

2021年度起業と起業意識に関する調査」によれば、起業に関心があるがまだ起業していない理由に、27.8%の人が「ビジネスのアイデアが思いつかない」を挙げています。

起業アイデアやネタがないと悩んでる方は、まずは起業家の成功事例を踏まえて発想のヒントを得るところから始めてみましょう。

また次のステップとして、起業アイデアが思いついたらどのように形にするか、アイデアのまとめ方もご紹介します。

過去の成功事例も参考にしながら、自分なりのビジネスを組み立ててみてください。

起業アイデアの見つけ方 5つのポイント

起業アイデアの見つけ方 5つのポイント

アイデアを探す際は、見つけ方の5つのポイントを押さえることが大切です。

  • 既存の商品・サービスのニーズや価値から考える
  • 時代や社会のニーズから考える
  • 複数のビジネスを掛け合わせる
  • 好きなことや得意なことを追求する
  • 世の中の課題を解決する

各項目の詳しい内容は以下で解説しますので、参考にしてください。

既存の商品・サービスのニーズや価値から考える

既存の商品・サービスが売れているのは、そこに何らかの価値があるからです。そのため、消費者から人気を集める商品やサービスをリサーチし、多くの人を惹きつける価値がどこにあるのか考えてみましょう。そこから、消費者が求めているものの本質を見極めます。

また、売れていない商品やサービスには何が足りないのか考え、消費者の潜在的なニーズを汲み取るのも起業アイデアを見つけるための重要なポイントです。あらゆる分野の商品やサービスをチェックし、隠れたニーズや価値を探してみましょう。

時代や社会のニーズから考える

時代や社会のニーズは、新たなアイデアを見つける重要な要素になります。例えば2020年以降は新型コロナウイルスの影響で巣篭もり需要が高まり、テレワークやメタバースなどが起業アイデアのキーワードとして注目されるようになりました。このように、時代や社会が何を求めているのかを察知し、キーワード化してピックアップすることで新たなアイデアを生み出しやすくなります。

ただし、時代や社会のニーズは移り変わるものです。特にトレンド性の高いものは流行り廃りも早いため、事業としての継続性をしっかり考えた上で起業する必要があります。

複数のビジネスを掛け合わせる

既存のビジネスを掛け合わせることで新たなビジネスを生み出す方法もあります。ゼロからアイデアを出すよりもハードルが低く、さまざまな掛け合わせが考えられるため、気軽に実践できるでしょう。

例えばスマートフォンは、電話・インターネット・音楽プレイヤーなどの既存機能を掛け合わせています。また、動画配信サービスは、インターネットと映像コンテンツを掛け合わせて生まれました。

既存のビジネスでは面白みがないと思いがちですが、複数を掛け合わせることで斬新なアイデアに生まれ変わる可能性は十分にあります。意外な掛け合わせから新たなアイデアが出ることもあるため、さまざまなビジネスをピックアップしてみてください。

好きなことや得意なことを追求する

自分の好きなことや得意なことを追求すれば、どのような分野で起業すべきなのか見えてくることがあります。例えば、動画配信で収益を得ているYoutuberや専門分野に特化したカウンセラーなどは、好きなことや得意なことを追求した結果として起業できた事例といえるでしょう。

自分がどのような分野であれば輝けるのかイメージし、その中からアイデアを探ってみてください。ただし、好きなことや得意なことだけで成功するとは限らないため、ビジネスとして成り立つのか冷静に判断することも重要です。今までの経験やキャリアをベースにアイデアを生み出すのもいいでしょう。

世の中の課題を解決する

世の中には、たくさんの課題があります。例えば労働生産性の低下や少子高齢化、環境汚染、地方・田舎の過疎化などの課題があります。こうした課題を解決するとともに収益を得るビジネススタイルは、ソーシャルビジネスと呼ばれ、新たな事業のスタイルとして注目を集めています。

このようなビジネスを確立させるためには、ネットニュースや新聞などをチェックし、世の中で課題とされているネタを探してみましょう。また、周りの人から社会生活上で悩みを抱えていないかを聞いたり、自分の住む地域で問題とされていることがないかリサーチしたりと身の回りから課題を探す方法もあります。

課題の中に自分の経験や知識を活かせるものがあれば深掘りし、アイデアを深めていくのがおすすめです。

もっと具体的な起業のアイデアを知りたい方は、0円で起業するためのアイデアをこちらの記事で紹介しています。

関連記事

起業家の成功事例に学ぶ、起業アイデア

成功事例に学ぶ起業アイデア

起業で失敗しないためには、過去の成功事例を参考にするのもおすすめです。ここからは、主な成功事例について紹介します。

事例①株式会社KOYA.lab

株式会社KOYA.lab

画像引用元:株式会社KOYA.lab

北海道十勝地方で創業した、タイニーハウスを提供する会社です。タイニーハウスとは、移動式の小さな家のことを指します。代表の岡崎慶太氏は13年間サラリーマンを経験した後、本別町にUターンし、建設会社の常務を勤めながら40代でタイニーハウスのレンタルをスタートしました。

建設業の経営資源を活かして何かできないかと考えていたところ、新事業創造を目指すコミュニティ「とかち・イノベーション・プログラム」の仲間にアウトドアへ連れ出されたことでタイニーハウスのアイデアを見つけることになります。地元商工会のつながりを活かし、地元企業や病院とコラボすることで話題を集め、事業を成功へと導きました。

事例②株式会社ほぼ日

株式会社ほぼ日

画像引用元:株式会社ほぼ日

コピーライターの糸井重里氏が立ち上げた、Webマガジン「ほぼ日刊イトイ新聞」を運営するサイトです。インターネット初期に知らない人同士で交流する様子を見て衝撃を受けた糸井氏が、「自分もインターネットで発信したい」という気持ちがわいたことからWebマガジンのアイデアが生まれました。

同社のWebマガジンには、広告は使用しておらず、物販によって利益を得ています。販売する商品にストーリー性を持たせることで特定層からの人気を集め、オリジナル商品の「ほぼ日手帳」は約60万部を突破しました。

事例③合同会社スタディサポート

合同会社スタディサポート

画像引用元:合同会社スタディサポート

大分県大分市を拠点に、学習・受験サポートを行う会社です。創業者の與安一誠氏は大学卒業後就職せず、在学中に貯めた100万円を元手に起業しました。

與安氏は高校まで野球に打ち込んでいたことから「部活を頑張っているが故に学習時間を割くのが難しい子供たちをサポートしたい」という思いから学習サポート事業を考え出しました。タブレット端末を用いた学習システムの構築や部活で忙しい子供と学習塾をマッチングするポータルサイトなどが評価され、事業の成功に至っています。

事例④軒先株式会社

軒先株式会社

画像引用元:軒先株式会社

空きスペースのマッチングサイト「軒下.com」を展開する会社です。創業者の西浦明子氏は出産を機に退職して専業主婦となりましたが、子育てが落ち着いた段階で何か始めたいと思い、空き物件を活用したショップを始めようとしたものの物件が見つからず断念しました。

しかし、物件を探す過程で多数の空き物件が活用されていない現状を目の当たりにして起業アイデアが浮かび、「軒先.com」を立ち上げることになりました。現在の登録数は2,500ヶ所を突破したほか、軒先パーキングも立ち上げ、女性起業家として注目を集めています。

事例⑤株式会社カカクコム

株式会社カカクコム

画像引用元:株式会社カカクコム

電気製品を始めとした商品の口コミや価格を比較できる「価格.com」を運営する会社です。創業者の槙野光昭氏は元々パソコン周辺機器メーカー勤務の会社員でしたが、電気店を巡って商品の価格を調べる業務を行う中で「各店舗の商品価格を一括で調べられたら便利だ」とアイデアが浮かびました。そして「価格.com」の前身サイトを立ち上げ、自宅での一人起業に至ります。

最初は副業としてサイト運営を行っていましたが、退職後本格的に「価格.com」を立ち上げました。販売店が価格情報を直接登録できる独自システムやクチコミ掲示板が話題を集め、人気サイトへと成長しています。

起業の成功事例はこちらでも紹介しています。

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起業アイデアが思いつかないときのコツ

起業アイデアが思いつかないときのコツ

起業アイデアを出すためには、創造性や洞察力が必要になってきますが、どうしても思いつかないときは、以下のコツを実践してみてください。

顧客の立場に立つ

起業アイデアを考える際には、顧客の立場に立つことが大切です。顧客が求める商品やサービス、価格帯、利便性などを考慮し、そのニーズに合ったアイデアを出しましょう。

違う業界のアイデアを参考にする、新しいテクノロジーを取り入れる、など既存の商品やサービスとは異なる新しい視点を取り入れることで、独自性のある起業アイデアが生まれる可能性があります。

誰かに話してみる

起業アイデアが思いつかないときは、一人で考えるのではなく誰かと話し合ってみましょう。

身近な人が困っていることがないか聞くことで、新しい視点を得ることができます。解決できる方法を模索する中でアイデアを得られる場合があります。

外部の意見を取り入れる

身近な人以外の外部の意見を取り入れることもアイデアを出すきっかけになります。

外部の意見を聞きたいときは、起業家向けのイベントやセミナーに参加するのがおすすめです。できる限り多くの人の話を聞くことで発想力が豊かになり、今までにないアイデアが生まれるかもしれません。

とにかくたくさんのアイデアを出す

実現の可能性や質を考えず、とにかくたくさんのアイデアを出すことも大切です。

始めから「この事業は無理だ」と切り捨てず、どんどんアイデアを出すことで新しいものが生まれる可能性が高まります。もしくは、以下のような狙い目のアイデアにも注目するとよいでしょう。

【起業アイデアの狙い目】
  • 他社の参入が難しいニッチなジャンル
  • 競合が少ない
  • アメリカなど海外で流行っているジャンル

起業アイデアが思いついたら!アイデアを形にする方法

起業アイデアが思いついたら!アイデアを形にする方法

見つけたアイデアは整理し、可視化するとまとめやすくなります。まずは思いついたアイデアを書き出し、ある程度数が溜まってきたらアイデアシートを作って整理しましょう。

アイデアシートでは「誰の」「どういった課題を」「どの方法で解決するのか」という3つのポイントを明確にすることが大切です。特に「誰の(=将来的な顧客像)」を明確にしておけば、事業で展開すべきサービスや商品を具体化しやすくなります。文字だけでなくイラストで表現したり、似通ったアイデアをグルーピングしたりすれば、自分が起こすべき事業のイメージがわきやすくなるでしょう。

起業アイデアのまとめ方

起業アイデアのまとめ方

アイデアが思いついたら、実際に起業するためアイデアをまとめてビジネスモデルを構築する必要があります。基本的なアイデアのまとめ方は、以下の通りです。

  1. ビジネスモデルにするアイデアを決める
  2. コンセプト設計をする
  3. 競合優位性を確立する
  4. 起業アイデアの再現性を見極める
  5. 収益モデルを明確にする

各項目については下記の見出しで具体的に解説していきますので、ぜひ参考にしてください。

1.ビジネスモデルにするアイデアを決める

集めたアイデアを全てビジネスにするのは困難なため、いくつかに絞る必要があります。以下のポイントを意識しながらアイデアを決めるとよいでしょう。

  • 現時点のテクノロジーでサービスや商品の提供を維持できるか?
  • 社会への貢献や収益など、本来の目的を達成できるか?
  • ビジネスを確立できる市場があるか?
  • コストや工数を削減できる方法はあるか?
  • 同様の事業を何十年も続けていけるか?

ただし、この段階でひとつのアイデアに絞る必要はありません。ビジネスモデルに起こす際に比較して絞ることもできるため、上記のポイントから明らかに逸脱しているアイデアのみ除外するのがおすすめです。

2.コンセプト設計をする

次に、各アイデアのコンセプトを決めます。具体的には、以下の項目を設定していきましょう。

  • ターゲット:サービスや商品を提供する顧客は誰か?
  • 課題:解決が必要な課題は何か?
  • 課題の解決方法:どの方法で課題を解決するか?
  • ゴール:ターゲットがどのような状態になったらゴールになるか?

コンセプトは事業計画を立てる上でも重要なものになるため、なるべく詳細に設計するようにしてください。各項目を明確にすることで、アイデアがさらに具体的になります。

3.競合優位性を確立する

市場にたくさんの需要があっても、競合がたくさんいれば収益の見込みも厳しくなります。インターネット検索や商品リサーチ、現地訪問などを通して競合を調査し、自分ならではの優位性を見つけるようにしてください。事業における優位性はビジネスによってさまざまですが、競合が抱える課題に目をつけると、自分の強みを見出しやすくなります。

4.起業アイデアの再現性を見極める

優れたアイデアであったとしても、実際に再現できなければビジネスとしての展開は困難です。以下の項目を確認し、本当に再現できるアイデアであるのかを見極める必要があります。

  • 自社の資源:自社にはどのような人材・設備・資金が揃っているか?
  • パートナー:どのような人がパートナーとなり、事業を実現するための資源を提供してくれるか?
  • 基板の活動:起業を成功させるにはどのような活動が必要か?
  • 実現可能性:自社とパートナーの資源で基板の活動を実現できるか?

各項目を検討した上で、実現の可能性が低いと判断したアイデアは除外し、再現性の高いものを選ぶようにしてください。

5.収益モデルを明確にする

収益モデルとは、事業にまつわるお金の流れを構造化したものです。「経営資源の活用方法」「顧客との関係を維持する方法」「提供サービス・商品の届け方」などを考慮に入れて考えます。明確な売り上げ予測を作る必要はありませんが、以下のような項目は最低限設定しておくとよいでしょう。

  • 顧客が払う対価(会社の収益)
  • 事業にかかる費用(賃貸費や仕入れ費など)
  • 顧客がサービスや商品に感じる価値

同じような商品やサービスでも、収益モデルが変われば得られる利益も大きく変わることがあります。日々利用しているサービスや商品、スマートフォンアプリ、広告などにはさまざまな収益モデルが隠れているため、どのようなモデルが採用されているのか考えることが自社に最適なビジネス形態を見つけるヒントになるでしょう。

起業の失敗を避けるためのポイント

起業の失敗を避けるためのポイント

起業での失敗を避けるためには、ポイントを踏まえた事業運営が必要となります。以下のポイントを確認し、起業に活かしてみてください。

  • 失敗談を把握する:「リピーターや集客が確保できていない」「業界の仕組みが理解できていない」などの失敗談を確認し、自社の事業では避けるよう意識することが重要です。
  • 目的を明確にし、堅実な事業運営を行う:最初から大きな目的を立てるのではなく、小さな目的から少しずつ達成し、堅実な事業運営を目指しましょう。

起業アイデアがまとまったら「起業の窓口」を活用しよう!

起業のアイデアがまとまったら「起業の窓口byGMO」を活用しよう

起業のアイデアが思いつかない場合は、既存の商品からニーズや価値を汲み取ったり、複数のビジネスを掛け合わせたりして、試行錯誤を繰り返しましょう。

たくさんのアイデアを書き出し、その中から実現可能性の高いものを絞ることで起業の道筋が見えてきます。

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記事監修
中野裕哲
中野 裕哲 HIROAKI NAKANO
起業コンサルタント(R)、経営コンサルタント、税理士、特定社会保険労務士、行政書士、サーティファイドファイナンシャルプランナー・CFP(R)、1 級FP 技能士。 V-Spiritsグループ創業者。東京池袋を本拠に全国の起業家・経営者さんを応援!「あの起業本」の著者。著書16冊、累計20万部超。経済産業 省後援「DREAMGATE」で11年連続相談件数日本一。
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