起業する女性におすすめの職種7選!起業方法や注意点、起業資金の支援まで解説

近年、起業に踏み出す女性が増えている背景には、女性起業家向けの支援策の充実や、自分の経験・スキルを活かせる点、自由な働き方の実現などがあります。
美容系サロンや教室・セミナー、ハンドメイド、飲食店など、女性ならではの視点を生かせる職種が人気です。
起業方法には、個人事業主、法人設立、プチ起業、代理店業務、フランチャイズなど、さまざまな選択肢があります。この記事では、女性におすすめの起業の職種や方法、支援制度、メリット、注意点について詳しく解説します。
- 【この記事のまとめ】
- 女性が起業する際には、自身の感性や美意識を活かせる職種がおすすめです。特に美容系サロンでは、女性ならではの視点で顧客のニーズに応えることができ、安心感を提供できます。また、細分化された分野から自身の得意分野を見つけやすく、競争力を高める要素も多いと言えます。
- 教室やセミナーを開くことも、女性に適した起業方法です。自身の得意分野を活かしやすく、初期費用を抑えることが可能です。自宅や地域の施設を活用することで、気軽にスタートできるメリットがあります。また、自治体の支援を利用することで、宣伝効果も期待できるでしょう。
- 主な起業方法としては、個人事業主や法人設立、プチ起業、代理店業務、フランチャイズなどが挙げられます。起業の目的や状況に応じて、最適な起業方法を選ぶことが重要です。
- 女性起業家が増加中!増えている背景とは
- 起業へのチャレンジが向いている女性の特徴
- コミュニケーション能力が高い
- 好奇心がありトレンドに敏感
- 行動力がある
- メンタルが強い
- 起業に対する熱意がある
- 人脈がある
- 【重要】女性が起業するには?おすすめの職種7選
- 「美容系サロン」で美を追求する起業
- 「教室・セミナー」で得意分野を活かす
- 「ハンドメイド」で作り手として起業
- 「飲食店」でフランチャイズやキッチンカーなど多様な起業
- 「オンライン秘書」で在宅でクライアントのサポート
- 「ネットビジネス」で在宅でパソコンを使って起業
- 「代行ビジネス」の起業は自分の得意なものを選ぼう
- 女性におすすめの起業方法
- 個人事業主
- 法人設立
- プチ起業
- 代理店業務
- フランチャイズ
- 女性が起業するときに活用できる支援
- 女性起業家等支援
- 新規開業資金(女性、若者/シニア起業家支援関連)
- 活用できる助成金・補助金
- 女性起業家が活用したい資金調達方法!
- 金融機関や日本政策金融公庫からの融資
- 個人投資家やベンチャーキャピタルからの出資
- クラウドファンディング
- ビジネスコンテスト
- 女性が起業するメリット
- 女性ならではの視点を生かせる
- 人脈やネットワークを活用しやすい
- 同じ課題を持つ人の共感を得やすい
- 【注意】女性が起業するときの注意点
- 最初から大規模な事業を行わない
- スキルや知識を持つ業種で起業する
- 将来のビジョンを明確にしておく
- ビジネスによっては許認可や資格が必要
- ワークライフバランスを考慮する
- プライバシーと安全の徹底
- 実務だけでなく経営の知識・スキルも学んでおく
- 女性起業家の成功事例
- KonMari Media Japan 株式会社
- 株式会社ブラウンシュガーファースト
- 女性起業におすすめのセミナーやスクール
- Smart Be
- LIBERTY
- なでしこスクール
- 女性起業UPルーム
- 彩塾
- TOKYO創業ステーション
- Tokyo Woman’s Incubation
- 起業を目指す女性からのよくある質問
- Q.自己資金が少なくても起業はできますか?
- Q.起業したいですがアイデアが思いつかない場合は?
- Q.財務や法務に関する業務は専門家に頼める?
- 【まとめ】起業や独立に興味を持ったら、まずは「起業の窓口」に登録してみよう!
- 会社の銀行口座(法人口座)はGMOあおぞらネット銀行がおすすめ!
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女性起業家が増加中!増えている背景とは
近年、女性の起業家が増加しています。
日本政策金融公庫が公表した「2024年度新規開業実態調査」によると、開業者に占める女性の割合は2024年度で過去最高の25.5%を記録しました。
10年前の2014年には16.0%と低かったものの、その後着実に上昇傾向を示しています。
女性の起業が増えている背景には、女性起業家向けの支援策が充実してきたことで、起業がより身近な選択肢となったことが考えられます。
また、日本政策金融公庫が行った調査では、女性が起業に関心を持った理由として、以下のようなものがあがっています。
- 収入を増やしたい
- 自由に仕事がしたい
- 自分が自由に使える収入が欲しい
- 時間や気持ちにゆとりが欲しい
- 趣味や特技を生かしたい
その他、「家事と両立できる仕事をしたい」という回答も見られました。
単純に収入を増やしたいという理由だけでなく、ワークライフバランスを求める背景から、起業に踏み出す女性が増加していることも考えられます。
起業へのチャレンジが向いている女性の特徴

女性が起業にチャレンジするのは、社会的にも注目されている動きです。
成功のためには個々の性格やスキル、マインドセットが重要な役割を果たします。
起業へのチャレンジが向いている女性に共通する特徴は、以下の6つです。
- コミュニケーション能力が高い
- 好奇心がありトレンドに敏感$
- 行動力がある
- メンタルが強い
- 起業に対する熱意がある
- 人脈がある
これらの特徴を持つ女性は、持続的に事業を成長させられる可能性が高いといえるでしょう。
コミュニケーション能力が高い
男女問わず、起業には高いコミュニケーション能力が欠かせません。
経営においては、顧客や取引先、従業員との会話が事業成功のカギを握ります。
特にコミュニケーション能力が高い女性は、相手のニーズを的確に捉えながらの会話が可能なため、信頼関係を築けます。また、コミュニケーション能力の高い女性は、プレゼンテーションや交渉などのシーンでうまく立ち回り、ビジネスチャンスを逃しません。
相手の意見を柔軟に受け入れつつ、自らの考えを明確に伝えられることが、起業時のトラブルや問題の回避に役立ちます。
好奇心がありトレンドに敏感
新しい事業を生み出し続けるためには、好奇心を持つことが重要です。
特に変化の激しい現代においては、マーケットのトレンドを敏感にキャッチする能力が求められます。その点、常に好奇心を持ち、トレンドに敏感な女性は、最新の情報を積極的に吸収してビジネスアイデアに結びつけられます。
これにより、常に顧客が求めているニーズに合った商品やサービスを提供できるため、事業成功の可能性が高まるでしょう。
行動力がある
アイデアや計画があっても、実際に形にする行動力がなければ起業は実現されません。
特に机上の理論だけでは、商品やサービスを顧客に届けることもできないでしょう。
その点、行動力がある女性は、目標に向けて迷わずに一歩を踏み出し、失敗を恐れずにチャレンジを続けます。積極的に人や情報に関わり、準備・実行する姿勢は起業の成功確率を高めます。
また、実際の現場で自ら動くことで周囲の協力も得やすく、良好な関係を築けるのも特徴です。
メンタルが強い
起業は、常にプレッシャーに満ちた挑戦です。
「この商品は本当に売れるのか?」「収入がなくなってしまわないだろうか…」など、経営中の不安は尽きないものでしょう。しかし、悩んでばかりいると事業そのものに影響を及ぼすケースもあります。
そのため、起業の成功にはメンタルの強さが必要です。
メンタルが強い女性は、挫折や批判に対しても冷静に対応し、感情に流されずに問題解決に集中できます。また、モチベーションの維持やストレス管理が得意な傾向もあるため、長期的な事業展開においても強みを発揮します。
起業に対する熱意がある
起業への熱意は、成功を左右する重要な要素です。
起業は決して楽な道ではなく、多くの労力と時間、資金を必要とするチャレンジです。すべてが計画通りに進むとは限らず、さまざまな困難や問題に直面することもあるでしょう。
起業に対する強い熱意は、これらの困難にも耐え抜き、改善策や新しいアイデアを模索する原動力となります。また、明確なビジョンを持ち、目標に向かって努力を積み重ねる姿勢は、周囲の共感や応援を得られるでしょう。
人脈がある
起業の成功には、人脈の広さが欠かせません。
豊富な人脈がある女性は、資金調達、販路拡大や事業の宣伝、ノウハウの共有など多方面で大きなメリットを得られます。経験豊富な起業家、アドバイスをくれるメンター、業界人など、有益な人脈を持つことで、事業の成長速度が一段と早くなるでしょう。
また、人脈の広さは信頼されている証となり、新たなビジネスチャンスを広げるカギにもなります。
【重要】女性が起業するには?おすすめの職種7選

では早速、女性が起業する際におすすめの職種を7つご紹介します。なぜ女性におすすめなのか、職種の特徴や魅力についても解説するので、自身が起業する際の参考にしてみてください。女性特有の感性や美意識を活かせる職種、挑戦しやすいものを集めてみました。
「美容系サロン」で美を追求する起業
女性におすすめの起業の中で特筆に値するのが、美容系サロンの起業です。今よりもっときれいになりたいと思う気持ちだけではなく、コンプレックスを感じている女性の気持ちにそっと寄り添えるのは、男性より女性の方が多いはずです。
細やかな気持ちに配慮する必要のあるデリケートな仕事です。女性にニーズがある分野のトレンドを追うのは同性であるからこそ、問題なく実現することができます。デリケートな問題であるからこそ、お客様側も女性が起業している店舗の方が安心できる側面もあります。
美容系サロンの代表的な例は、エステサロン、ネイルサロン、エクステサロン、脱毛サロンなど。美容系サロンは分野が細かく分かれているので、自身の得意分野を見つけやすい点もおすすめの理由の一つです。
「教室・セミナー」で得意分野を活かす
自身の得意分野を活かすことで始められる起業が、教室・セミナーの開講です。お金の使い方講座やマナー教室、料理教室、子育てアドバイザーにマタニティヨガなど得意分野を活かせます。また起業前に事前に資格を取るなどして準備を進めておく方法もあります。
オンライン教室や自宅の一部を使って始めれば、初期費用を抑えられる点も大きな魅力です。起業しているのが女性であれば自宅が教室であったとしても、女性のお客様側も安心しやすいというメリットもあります。広いスペースが必要な場合は公民館やカルチャーセンターを利用することで、物件を借りた場合と比べ費用を浮かすことが可能です。
「ハンドメイド」で作り手として起業
アクセサリーやスマホケースなど片手に収まる小物から、服やバッグなど大物まで、自身のスキルに合わせて挑戦できる起業がハンドメイドの販売です。一言にハンドメイドといっても、該当するアイテムは多種多様なうえに、作り方もさまざまです。
自身が得意だったものづくりを進めていくことで、作り手としての起業を叶えることが可能になります。ハンドメイド品は基本的に一点物になること、アクセサリーなどかわいらしいものが多いので、細やかさや美的感覚を存分に発揮できる職種であるともいえます。
また、ハンドメイドで起業する最大のメリットは、売り上げが軌道に乗るまでは趣味として続けることができる点です。作業場所も小物であれば、自宅の一角でのスモールスタートが可能で、ネットで委託販売などを続け、人気作家になってから自身の店を持つという選択もできます。
ハンドメイド販売は、個人売買が可能なアプリやサイトで簡単に始めることができます。
これらのアプリやサイトのメリットは、多くの人が利用しているため集客が期待できる点や、売買や支払いがスムーズに行える点です。また、基本的に登録料がかからないため、初期費用を心配する必要もありません。
おすすめのサイトとしては、ハンドメイド作品の売買に特化したサービスを提供しているminneがあります。GMOペパボ株式会社が運営しているこのサイトは、無料で出品が可能で、購買意欲の高いユーザーに効率よく商品を紹介できます。
審査がなく、購入や販売時の金銭のやりとりも仲介してくれるため、安心して販売することができます。
「飲食店」でフランチャイズやキッチンカーなど多様な起業
料理を作るのが得意、料理の味だけではなく見た目にこだわりがあり、店内のインテリアにも興味がある女性には飲食店やカフェの経営がおすすめです。自身の個性を活かしたり、その時代のトレンドを取り入れたりすることで差別化を図ることが可能です。店舗に必要な設備などに多額の資金を必要とするのがデメリットです。
他には調理師免許や食品衛生責任者など、一定の資格が必要になります。自身で資格をとる、または資格を保有している人を雇うなど、ある程度の準備期間や資金は必要ですが、一度お店のファンを増やせば軌道に乗せやすい職種だともいえるでしょう。
また、おすすめの集客方法として、当社のMEOサービス「MEO Dash! byGMO」があります。MEO(Map Engine Optimization)は、Googleマップでの検索結果において自社の店舗情報を目立たせるための対策です。例えば、「熱海 ランチ」や「熱海駅 カフェ」といった「地域名+業種」や「駅名+キーワード」で検索すると、Googleマップの下に関連する店舗情報が表示されます。競合よりも上位に表示されるようにするための集客施策です。
知識や経験のない業界で起業したい場合は、フランチャイズから始める選択肢もあります。自由度こそ下がりますが、経営ノウハウや運営について教えてもらえます。初期費用を抑えて飲食業を行いたいのであれば、キッチンカーなどの移動販売などを検討するといいかもしれません。
「オンライン秘書」で在宅でクライアントのサポート
誰かのサポートが得意、事務仕事やスケジュール管理が得意なのであれば、オンライン秘書もおすすめの職種です。オンライン秘書とは、オンライン上で秘書として、クライアントとなる経営者や事業主の事務作業などの雑務を代行する仕事です。オンライン・オフライン問わず、これまでの秘書経験が優遇されます。
自宅にいながら作業ができ、作業がない時間帯は家事を行うことも可能なので、外へ働きに出ることが難しい主婦にもおすすめです。事務仕事の経験や一定以上のパソコンスキル、過不足なくサポートするためのスケジュール管理能力が問われる点は理解しておきましょう。
上記で述べたように、オンライン秘書の経験がある、または秘書検定などの資格を持っていると信頼を得やすい職種です。経理など企業の中枢まで知ることも多いので、どこまで信頼される仕事ができるかが重要となります。
「ネットビジネス」で在宅でパソコンを使って起業
ネットビジネスは、アフィリエイトやWebライター、Webデザイナー、イラストレーターなど、自宅でパソコンを使って仕事を行う職種全般を指します。仕事内容は幅広く、自身のスキルや興味にあわせた仕事を選択することが可能です。
挑戦のハードルが低く、比較的需要が高い点から人気なのはWebライターやイラストレーターです。クライアントのニーズに応える細やかな調整やコツコツとした作業は、根気強い人におすすめです。反面、挑戦しやすいからこそ競争率が高かったり、安く買いたたかれたりするケースには気を付けなければいけません。
最初は起業というよりは、下積みをするような働き方になることも少なくありませんが、実力を付ければ自宅でたくさん稼ぐことも可能です。個人の能力に依存するビジネスですので、常に勉強をする努力を惜しまない姿勢が求められる職種だといえるでしょう。自分のホームページなどを作成し、ポートフォリオとするなど、営業活動も必要です。

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「代行ビジネス」の起業は自分の得意なものを選ぼう
家事代行や買い物代行、買い付け代行など、家主や依頼主に変わってさまざまな業務を代行する仕事です。代行する対象への習熟度や深い知識が求められますが、自身の得意なものを対象に選べば問題なく進めることができるでしょう。
特に家事代行は、普段から家事を行っている主婦であれば十分に満足してもらえる仕事が可能です。普段家事などを行っている人にとって特別なスキルを必要としないので、挑戦のハードルが低い点も大きなメリットだといえます。買い付け代行はネットでも募集されており、その地域でしか購入できないものを代わりに購入する仕事です。
対面で契約をしない仕事の場合、買い物の料金を支払ってもらえないなどのリスクもあります。事前に契約を交わす、先払いにしてもらうなどトラブル回避のための知識は必須です。
女性におすすめの起業方法

ここでは、女性におすすめの起業方法を詳しく紹介します。
個人事業主
個人事業主として起業するのは、比較的ハードルが低い方法の1つです。
開業届の提出のみで開始でき、初期費用を抑えられます。 一方で、法人と比べると個人事業主は信用を獲得しにくい場面があります。
法人向けのビジネスの場合、こちらも法人でないと取引をしてくれないということもよくあります。まずは個人事業主からスタートし、将来的に法人化を目指すという選択肢も視野に入れてみましょう。
法人設立
会社を設立して法人として事業を行うのも1つの選択肢です。
個人事業主と比べると、信用度が上がるのが大きなメリットです。
一方で、法人設立は法務局へ登記手続きが必要で、費用も数十万円かかります。事業計画をしっかりと練り、資金面の準備を整えてから臨むことが大切です。
会社経営のノウハウを学ぶ必要もあるため、支援機関のセミナーに参加するなどして、知識を蓄えておくとよいでしょう。
プチ起業
プチ起業は、小規模かつ副業的にビジネスを始める方法で、子育て中の女性に特におすすめです。
在宅ワークで少しずつ始められ、家事や育児の合間に無理なく続けられます。リスクを最小限に抑えつつ、ビジネスの感覚を掴んでいけるのが大きな利点といえるでしょう。
プチ起業では、趣味を活かしたハンドメイド品の販売やブログ運営など、自分の得意分野から始めるのが理想的です。
本格的な起業の前に、プチ起業で経験を積んでおく選択肢もあります。無理のない範囲からチャレンジを始め、ビジネスとの相性を確認していきましょう。
代理店業務
代理店業務は、大手企業の商品やサービスを顧客に販売し、その売上から手数料を得るビジネスモデルです。
初期コストを抑えられる点が魅力です。すでに確立されたブランドを活用できるので、最初から売上をある程度見込めます。
代理店業務の内容は企業ごとに異なり、販売のみならずアフターフォローまでを含む場合もあります。自分の強みを活かせる分野を選ぶのがポイントです。
すぐに始められるという利点はありますが、自社商品を持たないため、ビジネスの自由度は他の方法に比べて低くなります。
将来的に独自の商品開発を目指す場合は、別の起業方法を検討する必要があります。
フランチャイズ
フランチャイズは、本部から商品やサービス、ノウハウ、材料の仕入れを受けて運営する方式です。
代理店との大きな違いは、ロイヤリティを本部に支払う点です。
ロイヤリティを支払う分、自社の裁量は制限されますが、代わりにフランチャイズならではの手厚いサポートを受けられます。本部主導の広告宣伝により、集客面も期待できるでしょう。
飲食や小売、教育など、幅広い分野でフランチャイズのビジネスが展開されています。興味のある業界の企業に問い合わせ、条件を確認してみましょう。
ただし、マニュアルに従った画一的な運営が求められるため、常に自分のアイデアを取り入れたい方には向きません。
起業の目的に照らし合わせて、フランチャイズという選択肢を検討してみてください。
女性が起業するときに活用できる支援

本格的に起業をしようと考えた際にネックになる、資金の問題について見ていきましょう。ここからは公的支援金などを紹介していきます。
女性起業家等支援
女性起業家等支援は、経済産業省が2020年に構築した女性の起業を応援するためのネットワークです。起業家として動き出す際に必要な後押しや、起業に不安に感じる際の相談窓口の紹介などもあります。
経済産業省自体が支援金を準備しているのではなく、どのような支援があるのか確認できる場所を提供していて、女性起業家を応援する側も随時募集中です。
新規開業資金(女性、若者/シニア起業家支援関連)
新規開業資金(女性、若者/シニア起業家支援資金関連)は、日本政策金融公庫の女性と35歳未満の若者、55歳以上のシニア起業家を対象にした融資制度です。
融資限度額は7,200万円、うち運転資金として4,800万円です。長期の返済が可能であり、無担保・無保証人で借入できるので、開業時に活用したい融資制度といえます。
全国にある日本政策金融公庫の窓口で対応してもらえます。資金繰りに困る前にまずは相談してみることをおすすめします。
対象者 | 女性、または35歳未満から55歳以上 |
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資金の用途 | 新たに事業を始める、または事業開始後の設備投資および運転資金 |
融資限度額 | 7,200万円(うち運転資金4,800万円) |
返済期間 | 設備資金/20年以内<うち据置期間5年以内> 運転資金/10年以内<うち据置期間5年以内> |
利率(年) | 2.30~3.40%(特別利率A適用 令和7年2月3日現在) |
担保・保証人 | 要相談 |
併用できる特例制度 |
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活用できる助成金・補助金
活用できる助成金や補助金は多岐にわたります。気を付けなければいけない点は、基本的に補助金・助成金は申請をしなければ資金を得ることができない点です。新しい助成金や補助金が知らない間に募集されていることも少なくないので、情報収集を積極的に行いましょう。
過去に募集されている例は以下です。またリンク先の記事では、女性の起業で利用できる助成金・補助金を詳しく解説しているので参考にしてください。
助成金一覧 | 補助金一覧 |
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両立支援等助成金 | 小規模事業者持続化補助金 |
キャリアアップ助成金 | ものづくり補助金 |
人材開発支援助成金 | IT導入補助金 |
若手・女性リーダー応援プログラム助成事業(東京都) |
女性起業家が活用したい資金調達方法!

起業を目指す女性にとって、事業資金の調達方法は一つの大きな壁となります。
代表的な資金調達方法は、以下の通りです。
- 金融機関や日本政策金融公庫からの融資
- 個人投資家やベンチャーキャピタルからの出資
- クラウドファンディング
- ビジネスコンテスト
ここでは、代表的な4つの資金調達方法について詳しく解説します。
金融機関や日本政策金融公庫からの融資
銀行や信用金庫などの金融機関、公的機関でもある日本政策金融公庫は、女性起業家にとって一般的な資金調達先です。
これらの機関は融資として資金を提供しています。
特に日本政策金融公庫では、創業に特化した新規開業・スタートアップ支援資金や女性向けの優遇措置が設けられており、女性の起業支援に積極的です。
審査は厳しい面もありますが、事業計画書や自己資金の準備をしっかり行うことで、資金面から経営の助けとなります。
個人投資家やベンチャーキャピタルからの出資
大きな資金を調達して事業を拡大したい場合には、個人投資家(エンジェル投資家)やベンチャーキャピタルからの出資も有効です。
融資とは異なり、返済義務のない資金提供であり、経営に対するアドバイスやネットワーク提供といった支援を受けられるケースもあります。
ただし、出資者との信頼関係構築や企業価値の評価が重要です。また、経営権や意思決定の一部譲渡が発生する可能性もあるため、契約内容をしっかりと確認しましょう。
クラウドファンディング
クラウドファンディングは、インターネット上で多くの個人から少額ずつ資金を集める方法です。
商品の先行アピールにもなり、支援者とのつながりを作れるのも大きなメリットです。
しかし、支援者が商品やサービスに共感しなければ、資金調達が叶いません。加えて、プロジェクトの企画やPR、資金調達後の実務対応には手間と責任がともないます。
ビジネスコンテスト
ビジネスコンテストは、起業アイデアやビジネスプランをプレゼンし、資金提供や支援を受ける機会を得る場です。
さまざまな自治体や企業が開催しており、優秀なアイデアやビジネスプランには、賞金や経営サポートなどの特典が用意されています。
また、ビジネスコンテストへの参加は、事業計画のブラッシュアップやネットワーク拡大にもつながり、資金調達以外のメリットも得られます。
女性が起業するメリット

実際のところ女性が起業をするメリットとはどのようなものが考えられるのでしょうか?企業に雇用されるのではなく、自身で経営を行う以上、難しい場面や困った状況に置かれることも多くあります。起業を迷っている方こそ、女性が起業するメリットについて確認してみてください。
女性ならではの視点を生かせる
世界に男女の性差がある以上、男性の視点からだけでは市場のニーズを満たせないケースが多々あります。起業をする際に女性ならではの視点を生かすことでビジネスチャンスをつかむことができます。
女性が起業する最大のメリットともいえる「女性視点」は、男性起業家では再現が難しいものの一つ。どれだけ女性に寄り添った考え方をしたところで、実際に女性が考えたアイデアの上を行くことは簡単ではありません。だからこそ、女性が起業することで女性視点の日常的なサービス、心地よいおもてなしを生かすことができるでしょう。代行業や美容系サロンなどは、女性視点があるからこその代表的な職種といえます。
人脈やネットワークを活用しやすい
女性の起業家同士が知り合った場合、ライバルではなく同士として強固なコミュニティを構築しやすい点も女性の起業がおすすめの理由です。女性の起業家同士で情報を交換したり協力し合ったりすることが比較的容易なので、起業家特有の孤独感を覚えにくく、ストレスに耐えやすくなるメリットがあります。
まだまだ女性起業家は少ない状況なので、男性社会の中で一人頑張るより、人脈やネットワークを活用しやすくなります。また身近なところではほかの女性起業家と出会う機会が少ない場合、そんな女性起業家を対象にしたイベントや交流会も行われています。
横のつながりを広く持ちやすくすることで、事業内容はもちろんワークライフバランスの取り方など、あらゆる面で相談しやすい環境を作れるのです。
「GMOコネクト」は、初回無料で参加できるビジネスマッチングを目的としたオンライン交流会が可能です。人脈の拡大にぜひご活用ください。
同じ課題を持つ人の共感を得やすい
女性ならではの課題に挑戦すれば、共感を利用して事業の拡大を図ることも難しくありません。同じ悩みを共有すること、悩みをどう解決していけばよいのかを考えていくことで、広く共感や解決のための考えを募ることができます。
子育てや家事、女性の体特有の事情による仕事上の悩みなど。悩みが日常的な物であればあるほど、共感を得やすくなり、解決のサポートができる事業を展開できれば成功しやすくもなります。女性特有の悩みの場に男性が入る隙が少ない点も、女性が起業する際のメリットです。
以下では、女性の中でも特に主婦が起業する際のメリットについて紹介しています。おすすめの職種など気になった際にはぜひ目を通してみてください。
【注意】女性が起業するときの注意点

ここでは、女性が起業する際の注意点をいくつか紹介します。
最初から大規模な事業を行わない
起業する際は、いきなり大規模なビジネスを始めるのは避けましょう。
まずは小さく始め、徐々に事業を拡大していくのが賢明です。
なぜなら、資金面や人脈、ノウハウなどが不足している状態で無理をすると、大きなリスクを背負うことになるためです。
自分のペースでゆっくりと成長させていくのが、長期的な視点から見ても有効だといえます。
特に起業が初めてで不安に感じる方は、プチ起業や個人事業主など、身の丈に合った形で起業するのがおすすめです。自分の強みを活かせる分野で、コツコツと実績を積み重ねていきましょう。
スキルや知識を持つ業種で起業する
起業にあたっては、自分が持つスキルや知識を活かせる業種を選ぶことが成功率を高めます。
無理に未経験の分野で起業したり、漠然としたアイデアで始めると、失敗する可能性が高くなります。
一方、スキルや経験を活かせる分野であれば、サービスの質を高めやすく、顧客からの満足を得やすくなるでしょう。
起業する際は、まず自己分析を行い、強みを活かした業種選びを心がけてください。
将来のビジョンを明確にしておく
起業には、将来のビジョンの明確化がとても重要です。
明確化されたビジョンは、経営の方向性をブレにくくさせ、判断や戦略立案に一貫性をもたらします。また、問題に直面した場合でも、原点に振り返ってモチベーションを保ちやすくなります。
さらに、事業計画の基盤となり、資金調達やパートナーシップ獲得の面でも信頼力を高めるでしょう。
ビジネスによっては許認可や資格が必要
起業する業種によっては、許認可や資格が必要となる場合があります。
例えば、飲食店を開業する際は飲食店営業許可が求められ、美容室を開業するには美容所検査確認が必須です。
医療や福祉、士業など、専門性の高い分野では法律違反となる可能性もありますので特に注意する必要があります。
起業を考えている業界について、事前にしっかりとリサーチしておくことが重要です。必要な免許があれば、早めに取得しておくと安心でしょう。
また、許認可に必要な資格を持っている場合は、その知識やスキルを活かせるビジネスで多くのチャンスを得られる可能性があります。
ワークライフバランスを考慮する
女性の場合、出産や育児との両立を考える必要があります。
ライフステージに応じて無理なく働ける起業スタイルを選ぶことが重要です。
妊娠中や産後は、体調面の配慮が欠かせません。育児中も子供の急な発熱などに対応できる柔軟さが必要であり、十分な休養が取れるよう、仕事の量を調整することが求められます。
起業するタイミングや業種は、自身のライフプランと照らし合わせて考えることをおすすめします。家族のサポートを得られるかどうかも、重要なポイントとなるでしょう。
プライバシーと安全の徹底
女性起業家は、プライバシーの保護と安全面で慎重な配慮が必要です。
現代のビジネスでは、SNSやWebサイトでの情報発信が欠かせませんが、個人情報の扱いやプライバシーの管理を怠ると、リスクを背負うことになります。特に不特定多数の人が目にする場での情報発信は、十分に気をつけるべきです。
また、自宅を拠点とする場合は、住所や家族の情報が外部に漏れないように対策を行い、初対面の人との接触時には十分に注意しましょう。
実務だけでなく経営の知識・スキルも学んでおく
起業は、単に商品やサービスの提供だけでなく、経営全般の知識やスキルが求められます。
経理、資金管理、マーケティング、人材管理、法務など多岐にわたる知識が必要です。これらの知識が不足した場合、事業継続が難しくなることもあります。
そのため、女性が起業する際は、実務と並行しながら経営スキルを身につけていきましょう。
女性起業家の成功事例
ここでは、女性起業家の成功事例を紹介します。
KonMari Media Japan 株式会社

画像引用元:KonMari Media Japan 株式会社
「人生がときめく片付けの魔法」で有名な、女性起業家・近藤麻理恵さんが興した会社「KonMari Media Japan 株式会社」です。「こんまりメソッド」として、片付けの方法や必要性を解くセミナーや著書、Webサイトの運営を行っています。
まさしく自身が得意なことを突き詰めて起業、成功した好例といえるでしょう。
株式会社ブラウンシュガーファースト

画像引用元:株式会社ブラウンシュガーファースト
「子どもに食べさせたい食品」をテーマにして、オーガニックのココナッツオイルなどを用いた食品輸入、お菓子ブランド「株式会社ブラウンシュガーファースト」を設立したのは荻野みどりさん。輸入販売やお菓子、オーガニック食材の小売りをメインとした企業です。
ECサイトの運営からココナッツオイル関連の書籍、実店舗のオープンなど精力的に展開しています。
女性起業におすすめのセミナーやスクール
起業を目指す女性向けのセミナーやスクールが、各地で開催されています。ここでは、おすすめの学びの場を7つ紹介します。
Smart Be

画像引用元:Smart Be
「Smart Be」は、女性が「好き」を仕事にして自立することを応援するスクールです。
コーチやセラピスト、教室運営などのさまざまな分野を伸び伸びと学べる環境が整っています。
同じ目標を持つ仲間と切磋琢磨しながら、ビジネスに必要なスキルを身につけることが可能です。
SNSの活用法を学び、インフルエンサーを目指したい女性にも選ばれています。
受講生の満足度は高く、年々入学者数が増加しています。中心となる年代は30〜40代ですが、幅広い層の女性が通っているのが特徴です。
LIBERTY

画像引用元:LIBERTY
「LIBERTY」は、集客とセールスに特化した起業スクールです。
プロの営業スキルを身につけ、安定した収益を上げることを目標としています。
カリキュラムには、講師自身が経験から学んだノウハウが詰まっています。アウトプットの場が豊富に用意され、失敗しながら成長できる魅力的な環境が整っているのもポイントです。
また、「LIBERTY」では受講生のレベルに合わせ、以下の3つのコースが用意されています。
- FASTコース:働き方を変えたい方向け
- ひとり起業コース:売りたい商品やサービスがある方向け
- トップセールスマンコース:現在の会社で成績を上げたい方向け
すでにサービスや商品がある方だけでなく、これから起業したい方や、会社員として成果を出したい方にもおすすめです。
手厚いサポートが受けられるのも、本スクールの大きな強みとなっています。
なでしこスクール

画像引用元:なでしこスクール
なでしこスクールは、北海道札幌市を拠点とする女性専用の起業スクールです。
ライフステージの変化に合わせて、自分らしく柔軟に働くことを後押ししています。
まだ起業の準備ができていない方向けに、基礎から学べる講座を開催。起業後の事業継続や経営の安定化についても、しっかりとサポートしてくれます。
各期ごとに開講される講座や、自分のペースで受講できる通信講座がある他、1対1の個別相談にも対応しています。
同じ目標を持つ女性起業家との交流の場としても活用できるでしょう。
女性起業UPルーム

画像引用元:女性起業UPルーム
女性起業UPルームは、起業準備から集客方法、IT活用方法などの相談に特化した女性専用のスクールです。
中小企業診断士やITコーディネーターが在籍し、個別相談をはじめ、セミナーや塾などで女性の起業をサポートしています。
特にITを最大限活用することに注力し、ネット集客改善のためのホームページ・ブログ相談、集客に欠かせない情報を学べるIT活用セミナーが人気です。
彩塾

彩塾は、好きなことでオンライン起業するための知識を学ぶ場を提供する学習サイトです。
毎月開催されるセミナーとテキストをベースに、商品作りや集客、SNSやブログ、ファン作り、マインドセットなど、起業に必要な知識とスキルを学べます。
また、彩塾では、以下2つのコースが用意されており、目的に応じて選択が可能です。
- 動画学習コース:800時間以上のセミナー動画と70冊以上のテキストが読み放題
- サポートコース:動画学習コースに加え、月に1回1時間のZoomコンサルサポートが付帯
例えば、動画のみの学習では不安という方は、サポートコースを選択すれば集客のアドバイスなどを直接受けられます。
TOKYO創業ステーション

画像引用元:TOKYO創業ステーション
東京都が運営するTOKYO創業ステーションは、起業家を総合的に支援する施設です。
起業に関する相談窓口やイベント、セミナーを定期的に開催しています。起業に興味がある人や起業準備中の人向けの基礎講座から、具体的な事業計画のサポートまで幅広いテーマを網羅しているのが特徴です。
さらに、専門家から現状に合った個別相談も受けられるため、起業の大きなサポートとなるでしょう。
- コンシェルジュ相談:起業を考えている人向け
- プランコンサルティング相談:事業計画を作成している人向け
- 専門相談:司法書士や社会保険労務士、税理士、マーケティングなど専門分野での相談を受けたい人向け
- 融資相談:融資を検討している人向け
- コネクトマネージャー相談:創業初期に経営課題や悩みに直面した人向け
また、一部の施設にはラウンジが用意されており、起業仲間との交流が可能です。同じ志を持つ人との出会いは、ビジネスチャンスを広げる良い機会になるでしょう。
Tokyo Woman’s Incubation

画像引用元:Tokyo Woman’s Incubation
Tokyo Woman’s Incubationは、起業初期の女性をサポートするプロジェクトです。
起業にまつわるメールマガジンの配信から、起業知識に関するセミナー交流会、ビジネスプランコンテスト、相談会など、充実したプログラムで女性起業家を総合的にサポートします。
子連れでも利用可能なコワーキング施設の提供や専門家による起業相談、資金調達支援、ビジネスマッチングなど、成長段階に応じたプログラムが充実し、実践的なノウハウを得ながら事業拡大を目指せる仕組みがあります。
特に女性同士のネットワーク構築を支援するマッチングサービスは、ビジネスパートナーの発見にも大きく役立つでしょう。
起業を目指す女性からのよくある質問

ここでは、起業を目指す女性からのよくある質問に回答します。
Q.自己資金が少なくても起業はできますか?
A.自己資金が少なくても、起業は十分に可能です。
まずは事業規模を小さく設定し、初期投資を抑えたスモールスタートを目指しましょう。また、金融機関や日本政策金融公庫の創業関連の融資、クラウドファンディング、補助金や助成金などを利用すれば、自己資金が少なくても資金調達ルートの確保が可能です。
さらに、オンラインサービスのように初期費用を抑えられるビジネスモデルの選択も、少額の資金で起業を目指すポイントです。
ただし、自己資金を含む資金繰りは、事業継続にも直結するため、必要な起業資金・運転資金をしっかりと計画しておきましょう。
Q.起業したいですがアイデアが思いつかない場合は?
A.起業アイデアが思いつかないと焦る必要はありません。
まずは、自分の経験や趣味、スキルを振り返り、得意分野や興味のあることからスタートしてみましょう。また、市場のニーズやトレンドをリサーチして課題を見つけ、解決型のビジネスを考えるのも有効です。
さらに、起業セミナーや交流会に参加し、他の起業家や専門家と意見交換をすることでもヒントを得られるキッカケになるでしょう。
例えば小さなアイデアでも、形にして検証していくことで具体的なビジネスへと発展させられます。
Q.財務や法務に関する業務は専門家に頼める?
A.起業時の財務や法務は専門的で複雑な場合が多いため、税理士や司法書士、社会保険労務士などの専門家への依頼が一般的です。
税務管理や帳簿作成、契約書の作成やチェックなど、各種法的手続きが適切に行われるため、万が一の経営リスクの軽減にもつながります。専門家への依頼には費用がかかりますが、起業時のトラブルや安定経営のためには重要な投資です。
さらに、財務や法務を専門家に依頼することで、経営者は実務に専念できます。これにより、事業の拡大がよりスピーディーになるでしょう。
また、近年ではオンライン上で気軽に相談できるサービスも登場しています。必要な分野だけを部分的に依頼すれば、費用負担を抑えられます。
【まとめ】起業や独立に興味を持ったら、まずは「起業の窓口」に登録してみよう!

女性が起業する際は、自分の得意分野や興味のある職種を選ぶのがおすすめです。
美容系サロンや教室・セミナー、ハンドメイド、飲食店など、女性ならではの視点を活かせる分野が人気となっています。
起業方法も個人事業主から法人設立まで幅広くありますが、まずは無理のない範囲でスタートし、徐々に事業を拡大していくのが賢明でしょう。
女性起業家向けの支援策を活用したり、先輩起業家に相談したりして、ネットワークを広げていくことも大切です。
しっかりと準備を進め、自分のペースで着実に一歩ずつ前に進んでいきましょう。
さらに起業や独立に関する有益な情報を知りたい方は、ぜひ「起業の窓口」にご登録ください!最新の起業情報や役立つアドバイスをお届けします。
会社の銀行口座(法人口座)はGMOあおぞらネット銀行がおすすめ!

画像引用元:GMOあおぞらネット銀行
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(※)2025年8月1日より
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- 記事監修
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- 中野 裕哲 HIROAKI NAKANO
- 起業コンサルタント(R)、経営コンサルタント、税理士、特定社会保険労務士、行政書士、サーティファイドファイナンシャルプランナー・CFP(R)、1 級FP 技能士。 V-Spiritsグループ創業者。東京池袋を本拠に全国の起業家・経営者さんを応援!「あの起業本」の著者。著書16冊、累計20万部超。経済産業 省後援「DREAMGATE」で11年連続相談件数日本一。
GMOインターネットグループ株式会社はGMOあおぞらネット銀行株式会社を所属銀行とする銀行代理業として、円普通預金の受入れを内容とする契約の締結の媒介を行います。
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- ※本記事は、起業の窓口編集部が専門家の監修または独自調査(アンケート)に基づいて制作したものです。
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