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フリーランスが増えすぎ?背景や成功する秘訣、メリット・デメリットまで解説!

フリーランスが増えすぎ?背景や成功する秘訣、メリット・デメリットまで解説!
働き方改革や新型コロナウイルスの影響によって、フリーランスとして活動する方が多くなりました。

現代社会においてフリーランスは社会に大きく貢献しており、高度な技術や知識を持った方は積極的にフリーランスとして働いています。

この記事では、フリーランスが増えた理由、フリーランスの現状、メリットやデメリットについて解説しています。
【この記事のまとめ】
  • フリーランスの増加は働き方の考え方が変化したことが理由のひとつです。
  • スキルや知識を活かしてフリーランスへとシフトする方が増えています。
  • フリーランスとして活躍することで収入が増える可能性があります。

2024年11月1日より、フリーランス新法(フリーランス保護法、フリーランス保護新法)が施行されます。

組織に所属せずに働くフリーランスが安心して働ける環境を整備するために、フリーランスと企業などとの発注事業者間の取引の適正化(契約書等により取引条件を明示する)が主な目的です。

詳しくは次の記事をご覧ください。フリーランス新法の概要、制定された背景や具体的な内容などを解説しています。

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フリーランスは増えすぎているのか

フリーランスは増えすぎているのか

近年ではフリーランスが増加傾向にあるものの、増えすぎているとはいえない状況です。

クラウドソーシングサイトを運営するランサーズ株式会社の調査によると、2019から2021年にかけて、フリーランスの割合は16.7%から22.8%に増加しているという報告があります。

2020年に行われた同様の調査と比較すると、1年間で600万人以上の方がフリーランスになっています。

また、内閣府の調査では、2005〜2015年の間にフリーランスが約15万人増えているという報告がありました。

各調査機関によって誤差はありますが、日本のフリーランスは直近10年で徐々に増えているのが統計データから判断できます。

しかし、すべての方が会社員を辞めてフリーランスとして独立しているわけではありません。会社員でありながら副業として始める方もデータに含まれます。

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フリーランスが増えている理由

フリーランスが増えている理由

フリーランスが増えている理由には、時代の移り変わりや政策など、さまざまな要因が関係しています。ここでは、フリーランスが増えている理由を解説します。

働き方の考え方が変化

日本では、2018年に働き方改革関連法が制定され、働き方の考え方が変化しました。

働き方改革は、少子高齢化社会や育児や介護の影響によって、働く世代が減少する課題を解決する目的で政府が打ち出した法案です。

具体的に働き方改革には以下の内容が含まれます。

  • 働き方改革の総合的かつ継続的な推進
  • 長時間労働の是正と多様で柔軟な働き方の実現等雇用形態に関わらない公正な待遇の確保

労働者一人ひとりの事情や希望に合った多様性を取り込み、自由に選択できる幅を広げて労働者の意欲の向上を図っています。

以前までは正規雇用者の長時間就労が一般的でしたが、働き方改革によって多様性が生まれ、フリーランスという働き方に注目が集まりました。

副業から本業へシフト

働き方改革法案が可決される以前は、正規雇用者の副業を禁止している企業もあり、フリーランスの割合は多くありませんでした。

しかし、2018年に厚生労働省が副業・兼業の促進に関するガイドラインを発表したことで、副業を解禁する企業が増え、始める方が増加しました。

副業は、自分のスキルや得意分野を活かして生計の足しにするのが一般的ですが、副業での業務が高く評価され、本業へとシフトする方も少なくありません。

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在宅ワークでスキマ時間の増加

新型コロナウイルスの蔓延に伴い在宅ワークが増え、通勤や残業の時間が短縮された結果、スキマ時間が増えたことも理由として考えられます。

スキマ時間の増加によって、副業やビジネスの知識を学ぶ時間が増加した背景があります。

また、本業で収入を得ている場合には失敗のリスクが低いメリットもあり、収入を増やす目的で挑戦する方が徐々に増えました。

企業のDX化に伴うIT人材の需要増加

企業においては、DX(デジタルトランスフォーメーション)の導入が加速しています。

DXとは、AIなどのデジタル技術を活用しながら業務プロセスや新しいビジネスモデルの変化に対応し、競争が激化するなかで優位性を保つことです。

ITやデジタル技術の発展により、今までになかったサービスや価値が次々と生まれており、生産性の向上やコスト削減の課題も解消されています。

しかし、企業が運用するためにはIT技術の高い人材の育成や管理者の確保が大きな課題となっているのが現状です。

そのため、IT技術の高いエンジニアは企業からの需要が高い傾向があります。

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フリーランス向けのサービスが豊富

働き方改革が浸透する前は、フリーランスは自ら営業活動を行って仕事を得る必要がありました。しかし、近年ではクラウドソーシングによって簡単に仕事を受注できます。

代表的なクラウドソーシングは以下の通りです。

  • ランサーズ
  • クラウドワークス
  • ココナラ
  • スキルクラウド

クラウドソーシングは、企業や個人が求める制作物を納品したら報酬が得られるシステムになっており、対面で営業活動をしなくても業務を受注できます。

オンラインで簡単に仕事を獲得できるメリットが現代にマッチし、スキルを持った方が独立して業務を受けやすくなりました。

コロナによる不安と将来性

新型コロナウイルスが拡大した時期は多くの企業が経済的損失を受け、やむを得ず廃業やリストラなどを行うケースがありました。

正規雇用されている人材の中には、自社が倒産するリスクや将来的不安を抱くケースが多くなり、スキルを身につけてフリーランスで独立した人が多くいらっしゃいました。

また、倒産によって職を失った方が就職活動するタイミングでも、コロナの動向が読めずに求人を出せない企業が多く求人数が減っていました。技術を持った人材はフリーランスとして活躍をする方もいました。

フリーランスの現状

フリーランスの現状

フリーランスは、収入の確保が難しいといわれています。

しかし、フリーランス白書2023のデータによると、会社員とフリーランスの年収に極端な差はありません。公開された平均年収は以下の通りです。

  • ~200万円未満:19.5%
  • 200~400万円未満:27.9%
  • 400~600万円未満:20.9%
  • 600~800万円未満:11.3%
  • 800~1000万円未満:8.9%
  • 1,000万円以上:10.0%

200〜400万円未満のフリーランスが27.9%と多くなっている一方で、1,000万円以上のフリーランスが10%も存在します。

20代後半から30代中盤の正規雇用者の平均年収である400〜600万円未満の方も20.9%になっているため、必ずしもフリーランスの年収が低いとは断定できません。

フリーランスで多い業種は以下の通りです。

  • ITエンジニア系
  • Webコーダー
  • プログラマー
  • ゲームエンジニア
  • インフラエンジニア
  • AI/Iotエンジニア
  • Webマーケター
  • Webライター

フリーランスとして活躍する方は、ITスキルを保有している方が多いのが特徴です。

制作物の内容やスキルによって金額も変動しますが、ITエンジニアの平均単価は約61万円といわれており、IT系以外の業種と比較しても高い報酬額になっています。

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フリーランスになるメリット

フリーランスになるメリット

ここでは、フリーランスになるメリットを解説します。

働き方の自由度が高い

フリーランスのメリットは、働き方の自由度が高い点です。

フリーランスは会社員とは異なり、会社のルールやしきたりなどに縛られず、納品物のクオリティを上げるために技術を自由に取り込めます。

クライアントからの指示はありますが、納品物を制作する工程で細かいルールに縛られません。

一般的にフリーランスは決められた期日までに、依頼された制作物を納品するのがルールです。

そのため、会社員のように就業時間に縛れられたり、通勤や残業などの拘束がありません。

作業を行う時間を自分で調整し、昼夜問わず業務に打ち込めるのはフリーランス特有のメリットといえるでしょう。

収入が増える可能性がある

フリーランスは、スキルや知識により収入が増える可能性があります。

依頼主が求める制作物を納品して信頼度が上がれば、案件の継続や高単価の依頼を受けられるようになる場合があります。

また、制作物の難易度に応じて報酬が上がるため、スキルアップは収入を増やすチャンスともいえるでしょう。

収入を増やすには最新の技術や高度なスキルが求められますが、依頼主が求めるニーズに対応し、お互いにメリットがある関係性を築くことが大切です。

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会社のしがらみや人間関係のトラブルが少ない

フリーランスは会社員と異なり、自分一人で作業を行います。そのため、会社内のしがらみや社内の人間関係のトラブルがないのが特徴です。

人間関係のトラブルで思うようにスキルが発揮できない場合や、ストレスを強く感じてしまう方は、フリーランスが向いています。

しかし、フリーランスは依頼主と打ち合わせをするケースも多いため、他人とコミュニケーションを一切取らないわけではありません。

最低限のビジネスマナーや対応力が求められます。

好きな仕事をずっと追求できる

フリーランスには、自分が好きな仕事を追求できるメリットがあります。

「会社に就職したけど、自分の好きな仕事ができない…」という悩みを持っている方には、フリーランスという働き方が向いているかもしれません。

すべてが自分の好きな仕事とは限りませんが、得意としている分野やスキルを最大限に活かして、将来の目標や新しい技術を習得できる可能性があります。

自分に合っていない仕事を嫌々続けるよりも、自分が得意とする仕事に全力で取り組んだ方が、将来的に自分の成長へつながるでしょう。

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フリーランスになるデメリット

フリーランスになるデメリット

ここでは、フリーランスになるデメリットを解説します。

生活にオンとオフがなくなる

フリーランスになると、会社員のように決まった時間に働くケースが少なくなります。

依頼された制作物の納期が迫っているときには、土日でも作業を行い、場合によっては深夜でも働くケースがあるでしょう。

そのため、生活にオンとオフがなくなる場合も少なくありません。

ただし、毎月の収入を計算しながら業務量と作業時間を調整して、決まった時間のみを仕事に割り当てることは可能です。

業務内容を細分化して、完成までの時間や作業日を細かくスケジューリングできれば、自分にあった働き方ができるでしょう。

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収入面が安定しづらい

フリーランスは、収入面が安定しづらい特徴があります。

特に初年度は収入の確保が難しいと感じるケースもありますが、依頼が安定するに比例して収入面も安定します。

早く収入を安定させるには、日々の営業活動と仕事に対する誠意が大切です。

営業活動はフリーランスにとって大切な役割を持ちます。新しい人と出会い、スキルをアピールする場所に参加することで新規案件を受けられるチャンスが生まれます。

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社会的信用が低い場合がある

フリーランスは社会的信用が低い場合があります。

フリーランスという職種が広く浸透して社会的信用も高くなっていますが、収入面や勤続年数によって金融機関の審査が難しくなる場合も少なくありません。

例えば、住宅ローン審査やクレジットカード審査など、会社員のように毎月収入が安定している方とフリーランスを比較した場合に審査が通りにくい場面もあるでしょう。

金融機関の審査基準はそれぞれ独自の基準で公にはなっていませんが、収入=信用という考え方ではフリーランスが下になってしまうケースがあります。

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確定申告が必要

フリーランスは会社員と異なり、確定申告を行う必要があります。

会社員の場合は、企業が年末調整で納税額や社会保険料を算出して代理申告しますが、フリーランスは青色申告白色申告といった確定申告が必要です。

そのため、1月1日〜12月31日までの収支を記録し、経費計上や領収書の管理などを行う手間が発生します。

また、翌年の2月頃には確定申告書を作成して税務署へ提出する作業も発生するため、会社員と比較すると、納税するための作業が多くなる点がデメリットです。

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フリーランスになる際の大切なポイント

フリーランスになる際の大切なポイント

ここでは、フリーランスになる際の大切なポイントを解説します。

将来ビジョンの明確化

フリーランスになる際は、将来のビジョンを明確にしてから開始しましょう。

あいまいな理由でフリーランスになっても、安定した収入が確保できず、廃業するリスクが高まってしまいます。

フリーランスとして開業する際は綿密な事業計画書を考え、目標達成のために最適な行動を継続する努力が大切です。

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起業の窓口」の特集ページ「AI×起業」では、AIを活用して事業計画書を簡単に作成する方法を紹介!

詳しくは「【できるのか?】ChatGPTを使ってたった1時間で事業計画書を書くアラフォー起業家。《小説「AI起業」シリーズ#01》」をご覧ください。

ビジネスで使える専門知識

フリーランスは、常に新しい技術や情報を学ぶ必要があります。

同一業種のフリーランスが多くいるなかで差別化を図るには、自分だけにしかできない技術の習得が大切です。

少しでも多くのスキルを習得して、依頼主が求めるニーズに応えられれば、フリーランスとして成功する可能性は高くなります。

人脈や営業能力

フリーランスで成功するためには、人脈を使った営業活動が重要です。

業務の発展や新規依頼を受けるためには、多くの人に会う必要があります。今まで培ってきた人脈を最大限に活かして、持っているスキルをアピールする営業活動が大切です。

営業活動で出会った人の数に比例して新規の依頼が増えるケースもあるため、積極的に営業を行いましょう。

GMOコネクト」は、初回無料で参加できるビジネスマッチングを目的としたオンライン交流会が可能です。人脈の拡大にぜひご活用ください。

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資金管理

フリーランスでは資金の管理が大切です。

生計を支える収入源を確保したり、毎月発生する経費をしっかり把握すれば、フリーランスとしての活動を長く安定的に継続できます。

しかし、資金管理をうまくできないと、金銭面のトラブルに発展するリスクが高くなってしまいます。

そのため、事業計画書と合わせて必要になる資本金を用意し、毎月発生するオフィス代や光熱費などを考慮して資産管理をしましょう。

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家計の見直し

フリーランスになる際は、家計の見直しが大切です。

フリーランスは収入が安定しないケースが多いため、万が一のときでも家計を支えられる程度の蓄えが必要になります。

また、無駄な出費を最小限に抑えて、フリーランスの活動を邪魔しないような体制を整える準備が大切です。

例えば、自宅兼オフィスでフリーランスを始めるなど、無駄な経費を減らすことで家計の見直しにもつながります。

フリーランスで活動するジャンルをしっかり選ぶ

フリーランスで活動するジャンルをしっかり選ぶ

フリーランスで活動する場合には、ジャンル選びが大切です。

自分が得意とする業種やスキルを発揮できる場所を明確化し、ターゲットの選定がカギになります。ジャンルを決める際のポイントは以下の通りです。

  • 目標とする報酬が得られるか
  • 自分のスキルを活かせるか
  • 興味を持って仕事に取り組めるか

フリーランスには多くのジャンルがありますが、自分のスキルが最大限に発揮できるジャンルを見つけると優位にビジネスを進められます。

また、そのジャンルで目標となる収入が得られるのかを事前に考え、将来を見据えた計画を進行することも大切です。

まとめ

フリーランスは増加傾向にあるものの、増えすぎているわけではありません。

働き方改革や新型コロナウイルスの影響から、フリーランスになる方が増えていますが、働き方のひとつとして確立してきたからだといえるでしょう。

自由度の高いフリーランスですが、専門的なスキルや知識を持つ方は、企業からの需要が高く、収入が上がる可能性も十分にあります。

これからフリーランスとして活躍する場合には、フリーナンスの活用がおすすめです。業務中のトラブルに対する保険があり、万が一の事態に備えとなります。

また、急な出費で資金繰りに困った際はGMOフリーランスファクタリングをご活用ください。運転資金が足りない場合でも、手持ちの請求書をすぐに現金化できるサービスです。

フリーランスとして活躍していきたいと考えている方は、ぜひこれらのサービスも上手に活用してみてください。

記事監修
中野裕哲
中野 裕哲 HIROAKI NAKANO
起業コンサルタント(R)、経営コンサルタント、税理士、特定社会保険労務士、行政書士、サーティファイドファイナンシャルプランナー・CFP(R)、1 級FP 技能士。 V-Spiritsグループ創業者。東京池袋を本拠に全国の起業家・経営者さんを応援!「あの起業本」の著者。著書16冊、累計20万部超。経済産業 省後援「DREAMGATE」で11年連続相談件数日本一。
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