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田舎で起業するアイデア7選!成功事例や失敗しないためのポイントも解説

田舎で起業するアイデア7選!成功事例や失敗しないためのポイントも解説

自然に囲まれながら競合他社の少ない場所で事業を実施できるのが、田舎で起業するメリットです。しかし、田舎で起業を成功させるには、助成金の活用や人脈作りなども重要です。


本記事では、田舎での起業を考えている方に向けてメリット・デメリットやおすすめの起業アイデアを詳しく解説していきます。

起業の窓口」では、AIインフルエンサーの茶圓氏とコラボをおこない、AIを活用してビジネスの効率化を図るための貴重な知識を提供しています。

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田舎で起業するメリット

田舎で起業するメリット

田舎で起業する主なメリットは、以下の通りです。

  • 開業資金やランニングコストを安くできる
  • 都会に比べて競合他社が少ない
  • 田舎ライフを楽しめる

事業内容にかかわる大きなメリットは、コストの削減です。田舎は、都会に比べて物件の敷金や賃料が安い傾向にあります。そのため、開業資金と固定費を少しでも抑えたい場合は、田舎での起業を視野に入れるのがおすすめです。

また、事業と直接関係するわけではありませんが、田舎で起業する場合は選んだ地域に移住することが考えられます。田舎は、都会に比べて自然豊かで空気も新鮮です。生活コストを抑えながら暮らしていけることもメリットといえます。

自然に囲まれた暮らしが好きな方は、開業コストを削減できる田舎起業を検討しましょう。

田舎で起業するデメリット

田舎で起業するデメリット

田舎で起業する主なデメリットは、以下の通りです。

  • 都会よりも集客が難しい
  • 公共交通機関やインターネット環境の整備に不安が残る

田舎は、都会よりも人口が少ない傾向にあります。そのため、事業を始めた場合はSNS運用や地域新聞の活用など、集客方法に力を入れなければ望んだ収益を得られないでしょう。

集客の悩みは、観光客をターゲットにする方法やインターネット上でも商品を購入できる体制を整えるなど、きちんとした計画を立てることが必要です。

また、田舎特有のデメリットとして、都会に比べて公共交通機関やインターネット環境が整備されていないことが挙げられます。

公共交通機関とインターネット環境は、事前に起業を考えている地域に足を運ぶことでリサーチ可能です。田舎すぎる場所ではなく、ある程度インフラが整備されている地域を選びましょう。

田舎で起業するアイデア7選!

田舎で起業するアイデア7選!

ここからは、田舎で起業したいと考えている方におすすめのアイデアを7個紹介します。

職種 おすすめ度 特徴
インターネットショップ運営 地域性の高い商品を販売できる
プログラマー 毎月のコストを削減できる
デザイナー 田舎暮らしならではのアイデアが生み出せる
ライター 地域に密着したライターになれる
宿泊施設の運営 人気が出れば高い収益が見込める
農業 ノウハウを勉強すれば安定して収入を得られる
飲食店 競合が少ない場所で経営できる

飲食店や宿泊施設の運営などは、田舎に競合他社が少ないためおすすめです。本項では、田舎特有のメリットを活かせる仕事のみ記載していますので、ぜひ田舎で起業する際の参考にしてください。

インターネットショップ運営

インターネットショップ運営とは、実店舗を持たずにインターネット上でサービスや商品を販売することです。人件費や賃料などの固定費を抑えられる一方で、集客におけるマーケティングや購買意欲をそそるサイトデザインなど、専門知識が必要といえます。

インターネットショップ運営は、サイトへのアクセス数によって大幅に売上が変動します。集客が成功した場合は、年収1,000万円以上稼ぐことも夢ではありません。

田舎でインターネットショップ運営を始めるメリットは、地域性の高い商品を販売できることです。都会では手に入りにくい商品を販売すると、口コミでサイトの人気が高まる傾向にあります。

プログラマー

プログラマーとは、PHPやJAVAなどのプログラミング言語を用いてアプリケーションやシステムを開発する仕事です。プログラミング言語の知識はもちろん、クライアントの意図をくみ取るコミュニケーション能力も必要です。

プログラマーの年収は、スキルの有無によって大きく変動します。実績や希少なスキルがあれば、年収数千万円になることも珍しくありません。

田舎でプログラマーを始めるメリットは、都会よりも毎月の固定費を削減できることです。固定費を削減して生活コストを下げれば、収入が少ない場合でも安心して暮らしていけます。

デザイナー

デザイナーとは、チラシやポスター、Webサイトのバナーなど多岐にわたるデザインを手掛ける仕事です。デザイナーに必要なスキルは、人の目に留まる魅力的なデザインを作成する力やクライアントの意図をくみ取るコミュニケーション能力が挙げられます。

デザイナーの年収は、専門領域によって変化します。Webデザイナーは、比較的参入障壁が低い傾向にあるため、収益を上げるために工夫が必要です。しかし、CGデザイナーやゲームデザイナーなどは、専門的な知識が必要になることから年収が高くなる傾向にあります。

田舎でデザイナーを始めるメリットは、自然に囲まれた環境で暮らすことによって斬新なデザインアイデを生み出せる点です。また、地域に根付いたデザイナーになれば田舎のネットワークを活かして継続的な案件に期待できます。

ライター

ライターとは、取材や情報のリサーチを通して、雑誌やWeb媒体に掲載される文章を書く仕事です。物事を正しく伝えられる語彙力や取材相手の面白い話を引き出すコミュニケーション能力が必要といえます。

ライターの年収は、専門領域によって変化します。特に実績や専門知識が必要なコピーライターは、比較的高い傾向にあります。しかし、参入障壁の低いWebライターは、働き方を工夫しなければ高い収益が難しいでしょう。

田舎でライターを始めるメリットは、プログラマー同様に都会よりも毎月の固定費を削減できることです。ほかには、地域に密着したライターとして活動できる点が挙げられます。

宿泊施設の運営

宿泊施設の運営とは、言葉の通り観光客が泊まる宿泊施設の運営を指します。宿泊施設の運営は、旅館業に該当するため都道府県知事から旅館業法に基づいた許認可を受けなければなりません。また、旅館への集客にはマーケティングの知識も必要不可欠です。

そのほかにも、公衆浴場営業許可や飲食店営業許可が必須となるため、準備にかかる手間や初期コストが膨大な起業形態といえます。しかし、一度集客に成功して質の高いサービスを提供できれば、リピーターの獲得につながります。

リピーターを増やせれば、良い評判がインターネット上で広まることが考えられるため、安定的に多くの収益が見込めるでしょう。田舎で宿泊施設の運営を始めるメリットは、田舎ならではの独自性を活かせる点です。地域の特産物や広大な自然は、都会にない唯一無二の強みです。

農業

農業とは、土地柄を活かした農産物を生産して、スーパーマーケットや直売所に出荷することで利益を得る仕事です。農業を始めるためには、農産物を育てられる土地や知識が必須です。そのため、事前に農業のノウハウを学ぶ必要があるでしょう。

農林水産省のデータによると、法人1経営体あたりの農業所得は約323万円です。もちろん、育てる農産物や土地の規模によって大幅に変動するため一概にはいえません。

田舎で農業を始めるメリットは、地域における農家のネットワークを活かせる点です。さまざまな農家の方と接点を持つことで、農業に必要な知識を効率よく学べるでしょう。

飲食店

地域の方や観光客に料理を振舞う飲食店は、田舎起業で人気の高いアイデアの一つです。飲食店経営を成功させるためには、集客におけるマーケティング知識やお客さんをリピートさせるスキルが必要です。

飲食店経営者の年収は、集客によって大きく変動するため一概にはいえません。県外からお客さんが来るような人気店になれば、比較的安定した利益が見込めます。

田舎で飲食店を始めるメリットは、自然や特産物を活かして経営ができることです。飲食店経営に憧れている方は、自分が住んでいる地域の強みを発見することから始めてみましょう。

田舎で起業した成功事例

田舎で起業した成功事例

本章では、田舎で起業した方の成功事例を2つ紹介します。

  • 株式会社ミチコーポレーション
  • 湖東こぐま農園

本記事で紹介するすべての事例は、田舎ならではの特徴を活かして成功しています。これから田舎で起業を考えている方は、ぜひ参考にしてください。

事例①株式会社ミチコーポレーション

事例①株式会社ミチコーポレーション

※画像引用元:株式会社ミチコーポレーション

株式会社ミチコーポレーションは、田舎で本の出版やカフェの経営など、さまざまな事業を手掛けている会社です。特に「芸北ぞうさんカフェ」は、地元で採れる鹿や猪の肉を使用して料理を提供しており、2013年の4月にオープンしてから人気を集め続けています。

株式会社ミチコーポレーションの「芸北ぞうさんカフェ」は、天体観測やJAZZイベントなど、カフェに来なければできない体験を提供する工夫をしています。

田舎で飲食店経営をする場合は、地域のイベントや特徴を活かして都会からお客さんを呼ぶ工夫が必要だとわかる事例です。

事例②湖東こぐま農園

事例②湖東こぐま農園

※画像引用元:湖東こぐま農園

湖東こぐま農園は、デザイナーからいちご農家に転身した女性が経営している農園です。ハウス内に直売所を設けたり、いちごの廃棄ロスを軽減するために量り売りに力を入れたりと、さまざまな工夫で成功している事例です。

いちご農家に転身した女性の前職は、デザイナーでした。そのため、農園のロゴマークを自作し、SNSで宣伝することにより人気を集めています。

湖東こぐま農園は、田舎で培った人脈による栽培ノウハウとデザインスキルを活かして成功しているため、自分自身の強みを事業に反映することが大切とわかる事例です。

田舎での起業に失敗しないためのポイント

田舎での起業に失敗しないためのポイント

本章では、田舎で起業をする場合に失敗しないためのポイントを4つ紹介します。

  • 地域のニーズを把握する
  • ITを活用する
  • 人脈を大切にする
  • 補助金や助成金をうまく活用する

それでは、詳しく見ていきましょう。

地域のニーズを把握する

田舎での起業で失敗しないためには、地域のニーズを把握するのが重要です。地域のニーズとは、起業先に選んだ田舎で求められていることを指します。地域のニーズを把握することで、他の事業との差別化アイデアや集客のヒントが得られます。

地域のニーズを調べるために有効的な手段は、アンケート調査です。地域新聞やSNSを用いて住民にアンケートを取れば、おのずと地域のニーズを把握することに繋がります。

地域のニーズを把握しないで事業を進めてしまうと、集客に苦戦することが考えられるため十分に注意してください。

ITを活用する

ITの活用は、田舎での起業を成功させるために大切なポイントです。田舎は都会に比べて、人口が少ない傾向にあります。そのため、SNSやネット販売などを活用しなければ十分な利益を生みだせない可能性が高いです。

具体的には、XやFacebookを活用して県外の方が訪れたいと思う魅力のある発信を心がけてください。また、雑貨や特産品は、ネットショップを立ち上げて全国に向けて販売するのが効果的です。

人脈を大切にする

田舎での起業で失敗しないためには、地域の人との繋がりを大切にしましょう。地域の人に愛されるお店やサービスが展開できれば、人手不足の時に手伝ってもらえたり新たな顧客を紹介してもらえたりします。

田舎で起業すると決めた場合は、地域のコミュニティに積極的に参加し、意見交流を図ることが大切です。また、日頃から近隣住民への挨拶を欠かさないようにしましょう。

補助金や助成金をうまく活用する

補助金や助成金の活用は、起業において重要な要素です。地方では、人口不足を解消するためにさまざまな助成金や補助金の制度が用意されている自治体もあります。補助金や助成金を活用すれば、開業や移住の際に用意する資金を削減できる場合もあります。

活用できる補助金や助成金は、インターネットで調べられます。起業を考えている地域の名前と助成金という言葉を検索窓に入力すれば検索できます。

まとめ

まとめ

本記事では、田舎で起業する際の注意点やメリット・デメリットを詳しく解説しました。

田舎での起業を成功させるためには、思い付きで事業を始めるのではなく地域性や住民のニーズについて深く考える必要があります。まずは、インターネットで田舎の特色を調べることから始めてみましょう。

記事監修
中野裕哲
中野 裕哲 HIROAKI NAKANO
起業コンサルタント(R)、経営コンサルタント、税理士、特定社会保険労務士、行政書士、サーティファイドファイナンシャルプランナー・CFP(R)、1 級FP 技能士。 V-Spiritsグループ創業者。東京池袋を本拠に全国の起業家・経営者さんを応援!「あの起業本」の著者。著書16冊、累計20万部超。経済産業 省後援「DREAMGATE」で11年連続相談件数日本一。
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