フリーランスにおすすめの福利厚生サービス7選!メリットやよくある質問に回答
フリーランスとして働く人にとって、福利厚生は自分で整える必要がある重要な要素です。
万が一の事故や賠償リスクからの保障、税務相談のサポート、さらにはスキルアップの機会など、適切な福利厚生サービスを利用することで、安心して業務に集中できます。
本記事では、フリーランスが福利厚生を受けるメリットやおすすめの福利厚生サービス7選を詳しく紹介し、それぞれのサービスが提供する優待制度やサポート内容についても解説します。安心したフリーランス生活を送るための参考にしてください。
- 【この記事のまとめ】
- フリーランスは福利厚生サービスに加入することで会社員に近い支援を受けられます。
- 福利厚生サービスを利用すれば、フリーランスも安心して働ける環境が整います。
- フリーランス向け福利厚生は生活支援や業務リスク軽減など多様な内容です。
2024年11月1日より、フリーランス保護法が施行されます。
組織に所属せずに働くフリーランスが安心して働ける環境を整備するために、フリーランスと企業などとの発注事業者間の取引の適正化(契約書等により取引条件を明示する)が主な目的です。
詳しくは次の記事をご覧ください。フリーランス保護法の概要、制定された背景や具体的な内容などを解説しています。
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フリーランスが福利厚生を受けるためには独自でサービスに加入する必要がある
フリーランスとして働く人々の中には、福利厚生がないことを不安に感じる方も多いでしょう。しかし、実はフリーランスでも福利厚生サービスを利用することは可能です。ただし、会社員とは異なり、自分で選んでサービスに加入する必要があります。
会社員の場合、企業が提供する福利厚生制度を自動的に受けることができます。これには法定福利厚生と法定外福利厚生の2種類があります。法定福利厚生には社会保険料や厚生年金の支払い、年末調整などが含まれ、法律によって義務付けられています。一方、法定外福利厚生には保養所の使用や住宅手当、通勤手当、社食などがあり、会社が任意で用意する制度です。
フリーランスの場合、これらの福利厚生を受けるためには、自ら個人向けの福利厚生サービスに加入する必要があります。費用は自己負担となりますが、会社員と同様に、レジャー施設やホテルの割引、スキルアップ支援、法律・税務の無料相談などのサービスを受けることができます。
特に、フリーランス向けの福利厚生サービスでは、フリーランス特有の悩みに対応したサポートが充実しています。例えば、情報漏洩や著作権侵害、納期遅延などの業務リスクをカバーする賠償責任保険や、病気やケガで働けない場合の所得補償などが含まれることがあります。
また、フリーランスエージェントやクラウドソーシング事業者が提供している福利厚生サービスもあります。これらは、一定の条件を満たせば無料で加入できる場合もあるので、利用しているサービスがあれば確認してみるとよいでしょう。
会社員との大きな違いは、社会保険料の負担です。会社員の場合、高額な社会保険料を会社が折半してくれますが、フリーランスは全額自己負担となります。また、年金に関しても、フリーランスは厚生年金に加入できないため、将来受け取れる年金額が会社員と比べて少なくなる可能性があります。
フリーランスが福利厚生を受けるメリット
フリーランスが福利厚生サービスに加入することで、さまざまな恩恵を受けることができます。安心して働ける環境を整え、ビジネスリスクを軽減し、さらにはスキルアップや生活の質の向上にもつながります。
以下が、フリーランスが福利厚生を受けることの主なメリットです。
- 万が一働けなくなった場合に保障してもらえる
- 賠償責任のリスクを避けられる
- プロに税務関連の相談ができる
- 費用を抑えつつスキルアップを図れる
- 優待制度が使える
これらのメリットは、フリーランスの方々が直面するさまざまな課題や不安を解消し、より安定した働き方を実現するのに役立ちます。
万が一働けなくなった場合に保障してもらえる
フリーランスにとって、病気やケガで働けなくなることは大きな不安要素です。通常の雇用形態とは異なり、休業中の収入保障がないため、経済的に困難な状況に陥る可能性があります。しかし、適切な福利厚生サービスに加入していれば、この不安を軽減することができます。
多くのフリーランス向け福利厚生サービスでは、所得補償制度を設けています。病気やケガで一時的に仕事ができなくなった場合でも、一定期間の収入を保証してもらえます。この制度のおかげで、治療に専念しながらも生活の基盤を維持することが可能です。
さらに、一部のサービスでは事業の失敗時にも所得保障を提供しています。フリーランスの仕事は常に安定しているとは限らず、時には予期せぬ事態で事業が行き詰まることもあります。そのような状況下でも、一定の収入を確保できるため、次の仕事を探す間のつなぎとして活用できます。
このような保障があることで、フリーランスの方々は精神的な安定を得られ、より前向きに仕事に取り組むことができるでしょう。健康面での不安や事業リスクを軽減することで、創造性を発揮し、質の高い仕事を提供することに集中できます。
賠償責任のリスクを避けられる
フリーランスの仕事には、常に賠償責任のリスクがつきまといます。特に情報漏洩や著作権侵害、納期遅延などのトラブルは、深刻な問題に発展する可能性があります。これらの事態が発生した場合、個人で対処するのは困難を極めます。
福利厚生サービスの中には、賠償責任保険を含むものがあります。この保険に加入しておくことで、万が一トラブルが発生しても金銭的な面でのダメージを最小限に抑えることができます。賠償金額は時として高額になることがあり、個人での対応は現実的ではありません。
保険によるカバーがあれば、クライアントとの関係を維持しながら、問題を適切に解決することが可能です。また、このような保障があることで、フリーランスの信頼性も向上し、新規クライアントの獲得にもつながる可能性があります。
さらに、一部の福利厚生サービスでは法律相談のサポートも提供しており、トラブルが発生した際の適切な対応方法や、予防策についてのアドバイスを得ることができます。
プロに税務関連の相談ができる
フリーランスにとって、税務処理は頭を悩ませる問題の一つです。確定申告や経費の計上、消費税の扱いなど、複雑な手続きが求められます。しかし、適切な福利厚生サービスを利用することで、この負担を大幅に軽減することができます。
多くのサービスでは、税理士による相談窓口を設けています。これにより、税金に関する疑問をプロフェッショナルに直接尋ねることができ、適切なアドバイスを得られます。確定申告の時期には特に有用で、申告書の作成方法や注意点について詳しく教えてもらえます。
さらに、一部のサービスでは税務作業の代行も行っています。確定申告書の作成から提出まで、面倒な手続きを任せることができるため、フリーランスの方々は本業に集中することが可能になります。
このようなサポートを受けることで、税務に関するミスを防ぎ、適切な経理処理を行うことができます。結果として、税務調査のリスクを減らし、安定した事業運営につながります。また、税金の知識を深めることで、より効果的な節税対策を立てることも可能になるでしょう。
費用を抑えつつスキルアップを図れる
フリーランスの世界では、常に最新のスキルや知識を身につけることが求められます。しかし、個人で高額な研修やセミナーに参加するのは経済的な負担が大きいものです。ここで福利厚生サービスの存在が重要になってきます。
多くのフリーランス向け福利厚生サービスでは、スキルアップのための支援を提供しています。オンライン講座やセミナーの割引、専門書籍の購入補助など、さまざまな形でスキル向上をサポートしています。これらを活用することで、通常よりも低コストで新しい知識や技術を習得することができます。
例えば、IT分野のフリーランスであれば、最新のプログラミング言語や開発ツールに関する講座を受講できるかもしれません。デザイナーであれば、新しいソフトウェアの使い方を学ぶワークショップに参加する機会があるかもしれません。
このようなスキルアップの機会を活用することで、自身の市場価値を高めることができます。結果として、より高単価の案件を獲得したり、新しい分野に挑戦したりする可能性が広がります。継続的な学習と成長は、フリーランスとしての長期的な成功につながる重要な要素です。
優待制度が使える
フリーランスの生活は、時として仕事中心になりがちです。しかし、心身のリフレッシュや生活の質の向上は、長期的な視点で見ると仕事のパフォーマンスにも大きく影響します。福利厚生サービスの中には、この面でもサポートを提供しているものがあります。
多くのサービスでは、飲食店やレジャー施設、ホテルなどを優待価格で利用できる特典を設けています。これにより、通常よりも低コストで食事を楽しんだり、旅行に出かけたりすることができます。例えば、高級レストランでの食事や、人気のテーマパーク入場料が割引になるといった具合です。
また、映画館やスポーツジムの利用料金が割引になるサービスもあります。これらを活用することで、趣味や健康維持のための活動をより手軽に楽しむことができます。
このような優待制度を利用することで、仕事以外の時間も充実させることができます。適度な息抜きや新しい体験は、創造性を刺激し、仕事へのモチベーションを高めることにもつながります。また、家族や友人と過ごす時間を大切にすることで、ワークライフバランスの向上も期待できます。
フリーランスにおすすめの福利厚生サービス7選
フリーランスの方々が安心して仕事に取り組めるよう、さまざまな福利厚生サービスが登場しています。
ここでは、フリーランスの方々におすすめの福利厚生サービス7選をご紹介します。
- FREENANCE
- フリーランス協会
- クラウドワークス
- ベネフィット・ステーション
- あんしん財団
- CLUB CCI
- フリノベ
これらのサービスは、フリーランスの方々が直面するさまざまな課題に対応するために設計されています。保険や金融サービス、スキルアップ支援、生活サポートなど、幅広い分野をカバーしているため、自分のニーズに合ったサービスを選ぶことができます。
以降では、それぞれのサービスの特徴や提供内容を解説します。
FREENANCE
出典:FREENANCE
FREENANCEは、GMOインターネットグループが提供する、フリーランスに特化した総合的な福利厚生サービスです。このサービスは、フリーランスの方々が直面するさまざまな課題に対応するために設計されており、金融面から保険面まで幅広くサポートしています。
まず、フリーナンス口座という専用の銀行口座を提供しています。この口座は、屋号やペンネームでも開設可能で、フリーランスの方々のプライバシーを守りつつ、ビジネスを円滑に進められるよう設計されています。口座の維持費用や振込手数料も無料となっており、コスト面でも優れています。
さらに、フリーナンスの特徴的なサービスとして「あんしん補償」があります。これは、業務中の事故や納品物の欠陥による損害を補償する保険で、基本プランは無料で付帯されます。さらに上位のプランでは、情報漏洩や著作権侵害といったフリーランス特有のリスクもカバーしています。
資金面のサポートも充実しており、「即日払い」というサービスを提供しています。これは、請求書を買い取って即日で資金を提供するファクタリングサービスで、資金繰りに困ったときの強い味方となります。
プレミアムプランでは、バーチャルオフィスサービスも含まれており、ビジネス用の住所を持つことができます。これにより、個人情報を守りつつ、プロフェッショナルなイメージを維持することができます。
FREENANCEは、フリーランスの方々のビジネスを総合的にサポートする、非常に魅力的なサービスと言えるでしょう。
「FREENANCE」の口コミはこちらをチェック!
職業 | 年代 | 口コミ |
---|---|---|
映像クリエイター | 30代 | UIやウェブデザインがシンプルで直感的なため、比較的このようなサービスに対する知識が疎くても分かりやすかったです! |
カメラマン・映像クリエイター・イラストレーターなど | 30代 | まだ登録したばかりなのですが、即日払いや補償など、フリーランスならではの、かゆいところに手が届くサービスはとても魅力的だと思います。 |
コンサル | 40代 | 即日払いの入金はだいぶ早いと思います!審査用の資料の追加を求められることはありますが、そこまで負担ではないです。 |
Webデザイナー・UI/UXデザイナー・DTPオペレーターなど | 30代 | Lancersと提携しているため、数クリックで審査ができて使いやすいです。 個別だと書類やエビデンスの準備が時間かかりますが、比較的簡単に審査ができます。 |
配送・運送 | 50代 | フリーナンスのあんしん補償はデザインが可愛く目に入りやすく補償もわかりやすいのでつい加入してしまいました!今もレギュラーで継続しています。 リーズナブルの価格での補償なので安心しています。 |
フリーランス協会
出典:フリーランス協会
フリーランス協会は、フリーランスの方々を総合的にサポートする非営利団体が提供する福利厚生サービスです。このサービスの特徴は、フリーランス特有のリスクに対応した保険制度と、幅広い生活サポートを組み合わせている点にあります。
主要なサービスとして、「フリーランスの保険」という独自の制度があります。この保険は、情報漏洩や著作権侵害、納期遅延などフリーランス特有の賠償リスクをカバーする賠償責任保険を中心に構成されています。加えて、病気やケガで働けなくなった際の所得を補償する制度や、報酬トラブル時に対応してくれる弁護士保険制度も完備されています。
生活面のサポートも充実しており、全国3,000施設での健康診断や人間ドックの割引サービス、子育て支援、レジャーや旅行の優待サービスなども利用可能です。これらのサービスにより、フリーランスの方々の生活の質を向上させることができます。
フリーランス協会のサービスは、年会費1万円で利用可能となっています。この料金で、大手企業並みに充実した福利厚生サービスを受けられるのが大きな魅力です。特に、独立して間もない方や、リスク管理に不安を感じている方におすすめのサービスと言えるでしょう。
クラウドワークス
出典:クラウドワークス
クラウドワークスは、国内最大規模のクラウドソーシングサイトが提供する福利厚生サービスです。このサービスの特徴は、クラウドワークスのプラットフォームを通じて仕事を受注するフリーランスに特化した支援を行っている点にあります。
サービスの利用条件は、毎月3,000円以上の報酬を獲得していることです。この条件を満たせば、無料でさまざまなサービスを利用することができます。提供されるサービスは多岐にわたり、健康・ヘルスケア、育児介護サービス、スポーツ・フィットネス、食事・グルメ、旅行優待、レジャー、エンターテイメント、ショッピング、美容・ビューティーなど、9つの分野に分かれています。
特筆すべきは、全国23万を超える施設で割引サービスを受けられる点です。また、クラウドワークスならではのサービスとして、仕事に関連する支援も充実しています。例えば、子育て中のフリーランスのためのベビーシッターサービスや、法律や税務に関する相談サービス、クラウド型経理記帳サービスなどが用意されています。さらに、スキルアップのためのオンライン語学レッスンなども利用可能です。
このサービスは、特にクラウドソーシングを主な仕事の場としているフリーランスの方々にとって非常に魅力的です。仕事の獲得からスキルアップ、生活サポートまで一貫して支援を受けられるため、クラウドワークスのプラットフォームを積極的に活用している方におすすめです。
ベネフィット・ステーション
ベネフィット・ステーションは、株式会社ベネフィット・ワンが提供する福利厚生サービスで、法人向けのサービスがメインですが、フリーランスの方も利用可能です。このサービスの最大の特徴は、提供されるメニューの豊富さにあります。
ベネフィット・ステーションでは、およそ140万以上の割引メニューを展開しています。これらのメニューは、グルメやレジャー、エンターテイメント、ショッピングなど多岐にわたります。また、eラーニングや介護サービスなど、仕事や生活に直結するサポートも充実しています。
利用料金は月額330円(税込)からと、比較的リーズナブルな価格設定となっています。さらに、会員限定のポイントプログラム「ペネポ」を利用することで、さらにお得にサービスを利用することができます。このポイントは楽天スーパーポイントなどと交換可能で、1ペネポにつき1円として使用できるため、還元率も高いのが特徴です。
ベネフィット・ステーションは、特に生活の質の向上を重視するフリーランスの方におすすめです。仕事だけでなく、プライベートの充実にも力を入れたい方、さまざまな経験を通じて創造性を高めたい方にとって、非常に魅力的なサービスと言えるでしょう。また、介護サービスなども含まれているため、家族のケアと仕事の両立を考えているフリーランスの方にも適しています。
あんしん財団
出典:あんしん財団
あんしん財団は、一般財団法人あんしん財団が提供する福利厚生サービスです。中小企業向けをメインとしていますが、個人事業主であるフリーランスの方も利用可能です。このサービスの特徴は、ケガの補償が非常に充実している点といえます。
主要なサービスとして、事業総合障害保険という制度があります。この保険は、業務中のケガはもちろん、日常生活でのケガまでも補償の対象です。これは、フリーランスの方々にとって非常に心強い支援でしょう。
健康面のサポートも充実しており、人間ドック受診の補助金制度や、会員特別価格での健康診断サービスを提供しています。さらに、使用者賠償責任保険制度も設けられており、業務に関連するリスクもカバーしています。
教育面でのサポートとしては、無料のeラーニングサービスを提供しており、スキルアップや自己啓発に活用可能です。また、映画やコンサートのチケットを会員価格で提供するなど、余暇を楽しむためのサポートも充実しています。
サービス利用料は、業種や年齢に関わらず月々2,000円となっています。この料金で、幅広いサポートを受けられるのが大きな魅力です。特に、土木や建設業など、身体的リスクの高い分野で活動するフリーランスの方におすすめのサービスです。
CLUB CCI
出典:CLUB CCI
CLUB CCIは、東京商工会議所が運営する福利厚生サービスで、各地商工会議所の会員事業所を対象としています。このサービスの特徴は、大手の福利厚生サービス会社と提携しており、幅広いメニューを利用できる点です。
CLUB CCIでは、「福利厚生倶楽部」または「ベネフィット・ステーション」のいずれかの福利厚生メニューを選択して利用することができます。これにより、宿泊施設や映画館、レジャー施設などの割引サービスを幅広く受けることができます。
料金は、プランと従業員数によって異なりますが、フリーランスの場合は1名での加入となるため、月額409円から1,000円程度で利用可能です。また、入会金が無料になったり、会費月額が通常よりもお得になったりするなどのオリジナル特典も用意されています。
CLUB CCIの利用には商工会議所の会員であることが条件ですが、会員になることで福利厚生以外にもさまざまなビジネスサポートを受けられるメリットがあります。
このサービスは、特に地域に根ざしたビジネスを展開しているフリーランスの方におすすめです。商工会議所のネットワークを活用することで、ビジネスチャンスの拡大にもつながる可能性があります。また、大手の福利厚生サービスを割安に利用できるため、コストを抑えつつ充実したサポートを受けたい方にも適しています。
フリノベ
出典:フリノベ
フリノベは、ITフリーランス専門エージェントのギークスジョブが運営する福利厚生プログラムです。このサービスの最大の特徴は、IT業界で働くフリーランスに特化したサポートを提供している点にあります。
提供されるサービスは多岐にわたり、オンライン歯科検診の費用割引サービス、部屋探しのサポート、おやつの定期便サービスの割引など、ユニークなものも含まれています。また、IT業界特有のニーズにも対応しており、会計ソフトの割引利用や、ファクタリングサービス、住宅ローンの相談、レンタルサーバー料金の割引など、ビジネスに直結するサポートも充実しています。
エンターテイメント面では、演劇やミュージカルのチケット優待サービスを提供しており、仕事の合間のリフレッシュにも活用できます。さらに、結婚相談所の入会費用割引サービスなど、プライベートライフのサポートも行っています。
フリノベの利用には、ギークスジョブへの登録が必要ですが、登録自体は無料で行えます。ただし、経験やスキルによって利用できるサービスの範囲が異なる場合があります。特に、ITエンジニアやWebデザイナーなど、デジタル分野で活躍するフリーランスの方々におすすめのサービスです。
フリーランス福利厚生に関するよくある質問
フリーランスの方々が福利厚生サービスを検討する際、さまざまな疑問が生じることがあります。
ここでは、特によく聞かれる質問とその回答をご紹介します。経費計上の可否や、サービス選びのポイントなど、実践的な情報をお伝えしますので、ぜひ参考にしてください。
福利厚生費は経費にできる?
フリーランスの方々にとって、経費の取り扱いは常に関心の高いトピックです。福利厚生費に関しては、原則として経費計上できないというのが一般的な解釈です。これは、福利厚生費が従業員の福祉向上のために事業主が支払う経費と定義されているためです。フリーランスは従業員ではなく事業主であるため、自身のための福利厚生費は経費として認められません。
ただし、業務に直接関連するものであれば、経費として計上できる可能性があります。例えば、会計ソフトの利用料や、金融・税務相談の費用、キャリア相談にかかる費用などは、業務に必要な経費として認められるかもしれません。また、バーチャルオフィスの利用料も、事業のために必要であれば経費として計上できるケースがあります。
旅行や食事に関しては、原則として経費にはなりませんが、例外もあります。クライアントとの接待を伴う食事代は「接待交際費」として、取材や買い付けを伴う旅行費用は「旅費交通費」として計上可能です。また、他社視察やマーケット調査のための旅行費用は「研究費」として認められることがあります。
ただし、これらの経費計上の判断基準は「仕事上必要かどうか」という点です。明確な基準があるわけではないので、迷う場合は税理士に相談するのが賢明です。適切な経費計上は、フリーランスの方々の財務管理において非常に重要な要素となります。
福利厚生サービスを選ぶ際のポイントは?
フリーランス向けの福利厚生サービスを選ぶ際には、以下のようなポイントがあります。自分のニーズに合ったサービスを選ぶことで、より効果的に福利厚生を活用できます。
- 料金(初期費用・月額)は予算内か
- サービス内容が目的にあっているか
- 利用しやすいか
- 実績はあるか
まず、料金が予算内に収まるかどうかを確認しましょう。初期費用や月額料金を確認し、長期的に利用可能かどうかを判断することが大切です。中には無料で利用できるサービスや、月額数百円程度の負担の少ないものもあるので、比較検討するとよいでしょう。
次に、サービス内容が自分の目的に合っているかを確認します。例えば、健康面が気になる人は健康診断やメンタルヘルスケア、予防接種などのプランが充実しているサービスを選びましょう。仕事でのリスク管理を重視する人は、保険や税金対策、法律相談に強いサービスが適しています。
利用のしやすさも重要なポイントです。サポートに加入してから実際にサービスを受けられるまでの期間や、支払い方法、プラン解除方法などを事前に確認しておくとよいでしょう。また、利用エリアや対象者が限定されているサービスもあるので注意が必要です。
最後に、サービスの実績も選択の基準になります。会員数や利用者数などの実績が豊富なサービスは、多様なニーズに対応できる可能性が高く、サポート体制も整っていることが多いです。
これらのポイントを総合的に判断し、自分に最適な福利厚生サービスを選びましょう。迷った場合は、期間限定で複数のサービスを試してみるのも一つの方法です。実際に使ってみることで、自分にとって本当に必要なサポートが明確になるでしょう。
リーランスには「FREENANCE」がおすすめ!
本記事では、フリーランスの方々が利用できる福利厚生サービスについて詳しく解説してきました。会社員とは異なり、フリーランスは自ら福利厚生サービスを選択し加入する必要がありますが、適切なサービスを利用することで、安心して働ける環境を整えることができます。
紹介した7つのサービスは、それぞれ特徴があり、対象となるフリーランスの層も異なります。自分の働き方や生活スタイル、将来のキャリアプランに合わせて、最適なサービスを選択することが重要です。また、福利厚生費の経費計上や、サービス選びのポイントについても解説しました。これらの情報を参考に、自分に合った福利厚生サービスを見つけてください。
その中でも特に注目したいのが、GMOインターネットグループが提供するFREENANCEです。このサービスは、フリーランスの方々のビジネスを総合的にサポートする魅力的な内容となっています。専用の銀行口座「フリーナンス口座」の提供や、業務リスクをカバーする「あんしん補償」、資金繰りをサポートする「即日払い」など、フリーランスの方々が直面するさまざまな課題に対応したサービスを展開しています。
さらに、バーチャルオフィスサービスも利用可能で、プロフェッショナルなイメージを維持しながら個人情報を守ることができます。FREENANCEは、フリーランスの方々のビジネスを、金融面から保険面まで幅広くサポートする総合的なサービスとしておすすめです。
「起業の窓口」では、フリーランスの方々に向けて、業務効率化のヒントや成功事例、最新のビジネス情報など、お役立ち情報を提供しています。
ぜひ、「フリーランス」に関する他の記事もご覧ください。
起業や独立に興味を持ったら、まずは「起業の窓口」に登録してみよう!
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あなたの夢の実現を全力でサポートします!
- 記事監修
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- 中野 裕哲 HIROAKI NAKANO
- 起業コンサルタント(R)、経営コンサルタント、税理士、特定社会保険労務士、行政書士、サーティファイドファイナンシャルプランナー・CFP(R)、1 級FP 技能士。 V-Spiritsグループ創業者。東京池袋を本拠に全国の起業家・経営者さんを応援!「あの起業本」の著者。著書16冊、累計20万部超。経済産業 省後援「DREAMGATE」で11年連続相談件数日本一。
- ※本記事は、起業の窓口編集部が専門家の監修のもとに制作したものです。
- ※掲載している情報は、記事の公開・更新時点における商品・サービス、法令、税制に基づいており、将来これらは変更される可能性があります。
- ※記事内容の利用・実施については、ご自身の責任と判断でお願いいたします。
- ※本記事は一般的な情報提供を目的としております。個人の状況に応じた具体的な助言が必要な場合は、専門家にご相談ください。