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週末起業とは?成功させるポイントや起業の仕方を徹底解説

週末起業とは?成功させるポイントや起業の仕方を徹底解説

目まぐるしく変化する現代社会において、希望通りの働き方をすることや満足のいく収入を得ることは簡単ではありません。

「本業以外で収入を得たい」「将来的に独立を目指せるよう準備がしたい」と考えたことのある方も少なからずいることでしょう。平日は時間がなくても、週末の時間を活用して起業することは可能です。

本記事では、週末起業に関するメリット・デメリットやおすすめの起業アイデア、具体的な起業の仕方を紹介します。週末起業を検討中の方はぜひ参考にしてください。

週末起業とは

週末起業とは

週末起業とは、主に週末や時間が空いたときに、個人でビジネスを行うことを指します。

通常の仕事や学業をやめる必要がないため、リスクを最小限に抑えつつ、収入の増加やビジネススキルの向上、自己実現などを目指せます。

また、将来的に独立起業を目指す場合には、週末起業を通してビジネス経験を積むことが役に立つでしょう。近年、時間や費用をあまり必要としない在宅でのビジネスが増加しており、週末起業のアイデアとして多く取り入れられています。

週末起業と副業の違い

週末起業は、厳密に言うと副業とは異なります。副業とは、通常の仕事と同時に、他の仕事やビジネスを行うことを指します。

一方で週末起業とは、通常の仕事や学業の傍らに自分でビジネスを始めることであり、企画・開発・販売などビジネスに必要な全てのプロセスを自ら担当します。

また副業は、通常の収入源に加えて追加で収入を得るための方法であることが多いのに対し、週末起業はビジネススキルの向上や自己実現を目的として行われることが多いです。

週末起業のメリット

週末起業のメリット

これまで休息や娯楽のために使っていた時間をビジネスに当てることに、不安を感じる方もいるでしょう。週末起業にはどんなメリットがあるのか、下記を参考にしてください。

本業以外で収入が得られる

本業以外で収入が得られるようになると、収入源が増えるので経済的なリスク分散ができます。

増えた収入を自己啓発やスキルアップなどに活用できるでしょう。

少ないリスクで起業に挑戦できる

通常、起業する際には、多くの資金や時間、労力を費やすことが求められます。しかし、週末起業であれば空いた時間を使って事業を行うため、比較的少ない負担で挑戦できるでしょう。

例えば、本業の収入を元手にすれば起業のために借金をするなど、経済的なリスクを負わずに済みます。また、本業の勤務時間や普段のスケジュールを邪魔せず進めることができるというメリットもあります。

ビジネスキャリア・スキルアップに繋がる

週末起業では、本業とは異なる新しいビジネスの世界に足を踏み入れたり、自身で一から事業を行うので新たなビジネススキルを磨いたりすることが可能です。

例えば、商品やサービスの企画・開発、マーケティング・販売戦略の考案、資金調達の方法、人材管理など、多岐にわたるスキルを身につけることができるでしょう。

また、週末起業を通じて、新しいビジネスネットワークを構築することも可能です。これらのスキルやネットワークは、万が一本業を失うことになったとしても経済的な支えとなるでしょう。

さらに、週末起業で培ったスキルや経験を、本業に生かしてキャリアアップすることも可能です。

将来的に独立を目指せる

週末起業で得たビジネススキルや経験は、将来的に独立起業する際にも役立ちます。例えば、週末起業で得たネットワークや顧客リストを、将来のビジネス展開に活用できるでしょう。

また、週末起業を通じて自分自身のビジネスアイデアやプランを練り上げることができるため、起業準備のために十分な時間をかけることができます。

これらの経験や準備は決して短期間でできるものではありません。効率よく週末を活用して将来に備えましょう。

週末起業のデメリット

週末起業のデメリット

週末起業には考慮しなければならないデメリットがいくつかあります。トラブルをかかえることなく、スムーズに起業するためにも下記を参考にしてください。

会社によっては就業規則で禁止されている

就業規則の中で副業や起業を禁止している会社は少なくありません。

例えば、会社が競合する他の会社で働くことや従業員が本業に支障をきたさないように長時間の労働を禁止していることがあるでしょう。就業規則を無視すると契約違反や業務妨害とみなされ、何らかのペナルティを受けたり、解雇されたりするリスクがあります。

会社との契約や業務に支障をきたさないように、事前に十分な調査や相談を行い、合法的かつ適切な方法で週末起業を行うことが重要です。

確定申告が必要

本業の所得税は会社が年末調整で精算してくれますが、週末起業の収益については自分で申告をしなければなりません。収益が一定の金額以上の場合、確定申告は必須です。

ただし、所得が20万円に満たない場合は例外を除いて申告対象外です。国税庁のホームページなどで詳細な情報を収集し、適切に対応しましょう。

ワークライフバランスを保つのが難しい場合がある

本業と並行してビジネスを行うと、どうしても時間的な負荷が大きくなります。これまでプライベートを楽しんでいた週末や休日に、副業の業務や申請をすることになるため、人によってはストレスや疲労感がたまりやすくなるでしょう。

また、ビジネスが成功しない場合には、本業にも影響が及ぶかもしれません。リスクを常に意識し、本業と副業、プライベートの時間をそれぞれ適切に定めて守るようにすると良いでしょう。

退職時に失業保険をもらえない

失業保険は、失業したことによって生じる「収入の喪失」に対して支給されるものです。しかし、週末起業で収入を得ている場合、収入が完全に喪失しているわけではありません。そのため、本業を退職しても失業手当を受給することができない場合があります。

また、失業保険の受取の条件には、「離職後直ちに求職活動を開始していること」「新しい職場で働く意思があること」などがあります。

ですから、失業を機に週末起業で行っていたビジネスを本業にシフトしようと考えている場合はなおさら受給資格に当てはまらないでしょう。

週末起業におすすめのアイデア

週末起業におすすめのアイデア

いざ週末起業をしたいと思っても、どんなビジネスを始めたら良いか迷うかもしれません。ここでは週末起業におすすめのアイデアを4つ紹介します。

ネットショップ運営

ネットショップ運営は、ECサイトなどオンライン上でショップを運営して商品を販売するビジネスです。具体的な業務内容は、商品の仕入れ、在庫管理、商品ページの作成、注文の受け付けと発送、お客様対応などです。

メリットとしては、自宅にいながら世界中の人々に商品を販売できることや、時間や場所に縛られずに自由な働き方ができることが挙げられます。ただし、お客様対応において発生する問題に対処する必要があるため、慣れるまでは多くの時間を費やすことになるでしょう。

また競合が多いため、マーケティングやSEO対策などのスキルがあると優位です。自分のおすすめしたい・好きな商品のある方は、ぜひチャレンジしてみてください。

コンサルタント

コンサルタントとは、自分の専門分野の知識や経験を生かして、他の企業や個人に対してアドバイスを行うビジネスです。例えば、クライアントの問題点を分析したり、解決策を提案したりします。また、ビジネス戦略の立案、実行支援などもします。

収益性は比較的高く、自分のスキルや知識をさらに磨くことにもつながるでしょう。相談に乗る時間帯を休日や夜間にスケジューリングすれば、本業と並行して行うことは十分可能です。

とはいえ、常に新しい知識やトレンドを追いかけなければならないというプレッシャーは避けて通れないでしょう。自分の専門分野に自信がある方や、自分のスキルを生かしたい方におすすめの起業アイデアです。

エステティシャンや美容師

エステティシャンや美容師の仕事は、施術はもちろんのこと、顧客の美容や健康に関する相談に応じることが含まれます。自分の技術やセンスを生かして、お客様の美容や健康をサポートできることや、顧客とのコミュニケーションを通じて、やりがいを感じられるというメリットがあるでしょう。

一方、施術やカウンセリングのために長時間立ちっぱなしで働くことが多いことや、競合が多いというデメリットがあります。美容や健康に興味がある方は、ぜひ検討してみてください。

ブログ・YouTubeチャンネルの運営

ブログ・YouTubeチャンネルの運営は、趣味や得意分野に関連する情報を発信し、広告収入やスポンサード記事などで収入を得るビジネスです。具体的には、記事の執筆や動画の制作、SNSの運用などが業務内容に含まれるでしょう。

競合が多くてアクセス数を集めるのが難しいことや、広告収入が安定しないという問題点に直面する可能性があります。とはいえ、自分の興味や得意分野を生かしながら自由な時間に仕事を行えるという点はメリットと言えます。

コンテンツを創造する力と投稿を根気強く継続する力のある方におすすめのビジネスです。

週末起業を成功させるためのポイント

週末起業を成功させるためのポイント

週末起業を成功させるにはいくつかのポイントがあります。下記を参考にして、起業リスクを避けましょう。

情報収集を行う

これから行おうとしているビジネスについて、市場調査などの情報収集を行うことは非常に大切なポイントです。例えば、顧客のニーズや競合相手について知ることは、自分のビジネスが成功する見込みを判断する材料にもなります。

Webサイトやブログ、SNSを活用して情報を収集しましょう。専門書や雑誌を読んだり、セミナーや講座に参加したりも有効です。

スモールスタートにする

スモールスタートにすれば、いろいろな面で負担を減らすことができます。まず、資金の面で余裕を持ってスタートできるので、事業の成長に伴い将来的に必要となる資金を貯めることができるでしょう。

また、業務負担が少なくなるため、ビジネスの試行錯誤を行う時間も確保できます。理想のビジネスモデルがあるかもしれませんが、まずは自分のスキルの範囲内でできることから始めると良いでしょう。

計画をきちんと立てる

先を見越して計画をきちんと立てることで、適切なタイミングで効果的な戦略を練ることができ、たとえトラブルが起きても焦らずに済むでしょう。ビジネスにはリスクがつきものなので、上手くいかなかった場合も想定して計画を立てておくことが重要です。

計画通りに進んでいれば、成果が大きくても小さくても、冷静に自分のビジネスを評価できます。まずは目標やスケジュール、優先タスクなどを書き出してみてください。

週末起業の始め方

週末起業の始め方

実際に、どのようにして週末起業を始めたら良いのでしょうか?

具体的な流れは下記のとおりです。

  1. 企業のアイデアをまとめる
  2. 事業計画書を作成する
  3. ヒト・モノ・カネの準備をする
  4. 起業手続き、事業をスタートさせる

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1.起業のアイデアをまとめる

まずは自分がやりたいことや得意なこと、趣味や興味を生かしたビジネスなど、自分に合ったアイデアを考えることから始めましょう。そして、市場調査や競合調査を行い、ニーズがあるかどうかを確認してください。

2.事業計画書を作成する

起業計画を整理するためにも、事業計画書の作成は重要です。事業計画書には、やりたいと思っているビジネスの概要やビジョン、ターゲット市場やマーケティング戦略、資金調達の方法や財務計画などを書くと良いでしょう。

3.ヒト・モノ・カネの準備をする

続いて、事業を開始するにあたって必要となる人材、物品、資金を手配します。

  • 人材の準備
    必要に応じて、ビジネスパートナーやコンサルタントを探すことができます。クラウドソーシングサイトやフリーランスプラットフォーム、SNSなどを通じて、必要な人材を確保しましょう。
  • 物の準備
    起業に必要な物品や機器などを準備しましょう。オフィスやショップを借りる場合は、賃貸契約を結ぶ必要がありますし、必要な機器や道具なども用意する必要があります。
  • 資金の準備
    自己資金の使用はもちろんのこと、場合によっては借入やクラウドファンディングなどの資金調達方法があります。ただし、無理な借入や投資は避け、事業計画を立てた上で必要な資金を調達するようにしましょう。

4.起業手続き、事業をスタートさせる

個人事業主としての届出、または法人の設立登記をします。また、ビジネス用の銀行口座開設やバーチャルオフィス、ドメイン取得、レンタルサーバー、電子契約、EC(ネットショップ)開設なども必要に応じて行いましょう。

まとめ

週末起業は低リスクで収入源を増やせるだけでなく、本業とは別で自身が関心のあるビジネスを経験できたり、本業に活かせるようなスキルを身につけたりすることができます。本記事で紹介したメリットやデメリット、アイデアなどを参考にして、ぜひ週末起業を検討してみてください。

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記事監修
中野裕哲
中野 裕哲 HIROAKI NAKANO
起業コンサルタント(R)、経営コンサルタント、税理士、特定社会保険労務士、行政書士、サーティファイドファイナンシャルプランナー・CFP(R)、1 級FP 技能士。 V-Spiritsグループ創業者。東京池袋を本拠に全国の起業家・経営者さんを応援!「あの起業本」の著者。著書16冊、累計20万部超。経済産業 省後援「DREAMGATE」で11年連続相談件数日本一。
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