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起業に資格は必要?おすすめの資格8選や資格取得のメリット・デメリットを解説

起業に資格は必要?おすすめの資格8選や資格取得のメリット・デメリットを解説

起業を試みている人の中には、何か特別な資格がないと厳しいのではないかと不安に思っている人もいるでしょう。資格を取得していると、知識やスキルがあることを証明はできますが、実際に起業する際に必要かどうかは気になるところです。


そこで本記事では、起業する際に資格が必要かどうかについて解説し、起業に役立つ資格や取得するメリットなどもお伝えします。これから起業を考えていて資格取得を試みている人は、ぜひ最後までご覧ください。

起業するのに資格はいらない?

起業するのに資格はいらない?

結論からお伝えすると、起業する際に資格は必ずしも必要ではありません。

中には、無資格でも始められるビジネスも多数あり、そういったビジネスを行うのであれば、なおさら資格を取る必要性も感じることはないでしょう。

しかし、自分が取り組む業種や職種によっては、資格を取得しておくことで有利に働くものも存在します。

資格を取得しておくと、対応できる業務の幅が広がり、多岐にわたって活躍ができるようになります。

資格は必ずしも取らなければいけないものではありませんが、仕事上資格が必要になるビジネスを行う場合は、取っておくとよいでしょう。

起業に役立つおすすめの資格5選

起業に役立つおすすめの資格5選

起業する場合、必ず資格を取得する必要はありませんが、中には取得することで経営する際に役立つ資格はあります。

本項では、起業して会社を経営する際に役立つような以下5つの資格を解説します。

  • ファイナンシャルプランナー
  • 日商簿記
  • 中小企業診断士
  • 行政書士
  • ビジネス実務法務検定

ファイナンシャルプランナー

起業する際に、ファイナンシャルプランナー(FP)の資格は役立ちます。

ファイナンシャルプランナーは、資産計画や金融・投資などのさまざまなお金に関する悩みや相談を受け、アドバイスを行う仕事です。財務管理や資金計画の知識を深めるのに効果的で、起業家が健全な財務戦略を立てるうえで重要な役割を果たします。

資金の管理やリスクの評価に関する深い知識が身につくようになり、取得することでビジネスの安定性と成長を支えることができるでしょう。

経営者としてだけでなく、ファイナンシャルプランナーとして開業したい人にもおすすめの資格です。

日商簿記

日商簿記の資格も、起業に役立つ資格です。日商簿記とは、経営活動を行っていく上で、事業の経理周りの業務に関する知識を証明する資格となります。

ビジネスの経理面を理解し、適切に管理するための資格であり、会計の基本原則や記帳、決算書について理解できます。

適切なコスト管理ができれば、無駄にお金を使うこともなくなり、事業計画も立てやすくなります。ビジネスの健全性を維持することができるでしょう。

中小企業診断士

中小企業診断士は、その名の通り中小企業の経営状態を把握し、分析に基づいて課題や改善策などをアドバイスできるような資格です。

経営戦略の策定や市場分析、組織運営など、起業に必要なスキルを網羅しています。この資格を取得することで、市場動向の分析や効果的な経営計画を立てるための能力が向上します。

ビジネス運営で遭遇するさまざまな課題に対して解決策を考える力が身につき、自分が起業して事業を継続させていくために役立つ資格となるでしょう。

経営の各側面に対する洞察力を深め、効果的な経営戦略を策定するための基盤を築けるため、おすすめです。

行政書士

行政書士は、行政への手続きや書類作成の専門知識を提供します。

行政書士の資格を取得することで、官公庁に提出する書類の作成の代行ができるようになります。

適切な行政への手続きと書類作成により、法的なトラブルや違反リスクを軽減できるようになるため、起業後に委託せず自ら行政手続きの書類作成が可能です。

行政手続の知識を身につけておきたい人にはおすすめできる資格といえるでしょう。

ビジネス実務法務検定

ビジネス実務法務検定は、労働法や会社法、民法などビジネスを行っていくうえで欠かせない法律に詳しいことを証明する資格です。

この資格を取得すると、事業の法的リスクを理解できるようになります。適切な労務管理を行えるようになるため、法的なトラブルや労働紛争を防ぐことが可能です。

また、労務問題を適切に管理できるようになれば、組織の安定性と効率性が向上します。ビジネス実務法務検定の資格は、起業家が人事および労務面での課題を適切に管理するための強固な基盤を築くのに役立つといえるでしょう。

起業する際におすすめの資格3選

起業する際におすすめの資格3選

次に、業種別でおすすめの資格3つを紹介します。

  • 不動産業界|宅地建物取引士
  • 美容業界|日本エステティック協会の認定資格
  • IT業界|基本情報技術者

これらの資格は、その業界に特化した資格であるため、上記に該当する人はぜひ参考にしてください。

不動産業界|宅地建物取引士

不動産業で起業する際には、宅地建物取引士の資格が役立ちます。不動産業ではこの資格がないと行えない業務が多々あります。

不動産に関する知識を身につけられることはもちろん、民法や宅建業法などの法律面に強くなれるため、不動産業として起業したい人にとって欠かせない資格といえるでしょう。

美容業界|日本エステティック協会の認定資格

日本エステティック協会の認定資格は、エステ関連の現場で施術する際に必要となる資格です。

エステサロンを開業する起業家がこの資格を持っている場合、スキンケアやボディケア、フェイシャルトリートメントなどの各種エステティックサービスに関する深い知識と実践技術があることを証明します。そのため、顧客からの信頼感を上げることができるでしょう。

顧客に信頼されるエステサロンを構築するためには必須な資格であるため、美容業として起業する人にはおすすめです。

IT業界|基本情報技術者

IT業界で起業する際には、基本情報技術者の資格がおすすめです。

基本情報技術者とは、ITの基本的な知識を証明する資格です。ITを活用した戦略の立案やシステムの企画・要件定義などを行い、ユーザーにとって満足度の高いシステム構築を行えるようになります。

IT業として起業したい人は、取得しておくとよいでしょう。

起業に向けて資格を取得するメリット

起業に向けて資格を取得するメリット

起業する際に資格を取得するメリットは、主に以下のとおりです。

  • 専門的な知識を身につけられる
  • 特定の業種で起業ができるようになる
  • 顧客側に信頼感を与えられる

メリットを理解しておくことで、起業する際に資格を取得する決心がつきやすくなるでしょう。それぞれ詳しく解説します。

専門的な知識を身につけられる

起業に向けて資格を取得する主なメリットのひとつは、専門的な知識を身につけることができることです。

特定の資格を持つことは、その分野の専門知識があることを示し、顧客やビジネスパートナーからの信頼を得やすくなります。例えば、ITコンサルティング会社を立ち上げる起業家が、情報処理技術者の資格を持っている場合、システムに関する知識を持っていると証明できます。

専門的な知識を身につけることができれば、さまざまな視点から顧客のサポートを行えるようになるため、顧客満足度を上げることもできるでしょう。

特定の業種で起業ができるようになる

特定の業種で起業ができるようになるのも、起業する際に資格を取得する大きなメリットです。

資格を不要とする職種もありますが、中には特定の資格を持っていないとできない仕事や資格をとっておくことで有利に働く仕事もあります。例えば、不動産業として起業するのであればメンバーの誰かが宅地建物取引士を取得しておく必要がありますし、医療診療所を開設するのであればメンバーの誰かが医師の資格が必要です。

このように、特定の資格を持つことで、その分野で起業することができます。

顧客側に信頼感を与えられる

起業に際して資格を取得する大きなメリットは、顧客に対して信頼感を与えられることです。

資格は、起業家がその分野における専門知識と能力を有していることの証明となります。例えば、ファイナンシャルプランナーとして開業する場合、FP2級の資格を持っている人と資格すら持っていない人だと、前者に信頼がいくのは当然です。

その分野の専門知識と技術を持っていることを証明できれば、顧客や投資家からの信頼を獲得しやすくなります。資格を持つことにより、他の競合と比べてビジネスを際立たせ、顧客から選ばれやすくなるのも魅力のひとつです。

起業に向けて資格を取得するデメリット

起業に向けて資格を取得するデメリット

一方、起業に向けて資格を取得するデメリットは、主に以下2つです。

  • 資格の取得には時間を要する
  • 資格取得が目的になりがち

それぞれ詳しく解説します。

資格の取得には時間を要する

起業に向けて資格を取得する主なデメリットのひとつは、資格取得に多くの時間が必要なことです。

資格を取得するためには、資格の試験に合格しなければならず、そのためには勉強時間を多く取る必要があります。資格取得に注力することで、ビジネスプランの策定や市場調査など他の重要な起業活動が遅れる可能性が高まります。

資格取得の利点を検討する際には、取得に要する時間を考慮に入れ、起業の準備を行うことを意識しましょう。

資格取得が目的になりがち

資格取得を試みると、資格取得自体が目的になってしまう恐れがあります。資格取得に集中しすぎると、本来の目的であるビジネスの構築を忘れてしまい、起業して何も役に立たなくなってしまうという状態に陥る可能性も考えられます。

また、資格取得に重点を置きすぎると、実際のビジネス運営に必要な実践的な経験を積む機会が減少してしまうでしょう。

あくまで資格取得は、自分のビジネスに役立たせるための手段として考え、起業して事業拡大することが本来の目的であることを忘れずにしてください。

資格がなくても開業できる主な仕事

資格がなくても開業できる主な仕事

最後に、無資格でも開業できる仕事について3つ紹介します。

  • プログラマー
  • Webライター
  • Webデザイナー

プログラマー

プログラマーは、特定の資格がなくても開業できる職業のひとつです。

そもそもプログラマーとは、設計書(仕様書)をもとにプログラミングコードを記述する仕事です。ある程度システムについての知識やスキルがないとできませんが、参考書や動画学習などで十分学べるため、特別資格が必要なわけではありません。

ネット環境とパソコンさえあれば始められるため、資格がなくても開業できる職種といえるでしょう。

Webライター

資格がなくても開業したい人は、Webライターもおすすめです。

Webライターとは、Webページなど、Web上のコンテンツの文章を書く仕事のことをいいます。文章を書く能力や情報を伝えるスキルが重要で、これらは資格よりも実績や経験によって身につくことが多い傾向があります。

Webライターとして成功するためには、優れた文章能力と情報収集スキルが求められ、これらは独学や実践を通じて磨くことが可能です。

また、在宅でできる仕事でもあるため、気軽に起業したい人には向いているでしょう。

Webデザイナー

Webデザイナーもライターやプログラマーと同様、特に資格がなくても起業できます。

Webデザイナーとは、Webサイトのデザインを行う仕事です。デザインとコーディングの知識が必要となりますが、基本的に動画学習やスクールに通ってスキルを身につけることができます。

仕事を獲得する際は、自身のデザイン作品のポートフォリオを通じて、技術力とセンスを示す必要があるため、特に資格がなくても困る事はないでしょう。

まとめ

起業する際、必ずしも資格を取得しなければならないといったことはありません。資格がなくても起業できるビジネスは複数ありますし、資格がないからといって仕事ができないといった制限もなく、そういった職種であれば起業しやすいです。ただし、特定の業界で起業するのであれば役立つ資格は存在します。自分がどの職種で起業するか踏まえた上で、資格取得の検討をしましょう。

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記事監修
中野裕哲
中野 裕哲 HIROAKI NAKANO
起業コンサルタント(R)、経営コンサルタント、税理士、特定社会保険労務士、行政書士、サーティファイドファイナンシャルプランナー・CFP(R)、1 級FP 技能士。 V-Spiritsグループ創業者。東京池袋を本拠に全国の起業家・経営者さんを応援!「あの起業本」の著者。著書16冊、累計20万部超。経済産業 省後援「DREAMGATE」で11年連続相談件数日本一。
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