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会社設立・法人化

会社名の決め方のルールとポイント5つ|成功企業のネーミング例も解説

会社名の決め方のルールとポイント5つ|成功企業のネーミング例も解説
会社設立にあたって、会社名は非常に重要です。唯一無二の親しみやすい会社名を考えるには、会社名を決める際のルールやポイントを押さえる必要があります。

そこでこの記事では、会社名を決める際の法的規則やコツを、有名企業の実例も交えながら解説します。会社名に関するよくある質問も紹介しますので、起業を考えているけれど会社名がなかなか決まらない方はぜひ参考にしてください。
【この記事のまとめ】
  • 会社名は法律で定められた文字や記号のみ使用可能で、漢字、ひらがな、カタカナ、英文字、アラビア数字が認められています。記号の使用にも制限があるため注意が必要です。
  • 会社名には法人格を明記する必要があり、先頭または末尾に配置できます。同一住所での同名使用は禁止で、類似社名を避けることも重要です。
  • 会社名は覚えやすく意味のあるものが望ましく、ドメイン取得や外国語の発音にも注意が必要です。類似社名の確認も不可欠です。
INDEX
  1. 会社名をつける際のルール
  2. 使用できる文字や記号が決まっている
  3. 会社名の前後に会社の種類を入れる
  4. 同一の住所に同じ会社名はつけられない
  5. 類似社名は避ける
  6. 会社名の決め方のポイント5つ
  7. 覚えやすい、分かりやすい会社名にする
  8. ドメインが取得できる会社名にする
  9. 意味のある会社名にする
  10. 外国語での発音・意味を確認する
  11. 類似の会社名、商品・サービスがないか確認する
  12. 会社名のアイディアを出すためのネーミング方法
  13. 業種や理念を反映させる
  14. キーワードを組み合わせる
  15. 頭文字を連結させる
  16. 造語・アレンジ
  17. 企業のネーミング例
  18. 会社名が決まらないときの対応策
  19. プロに依頼する
  20. クラウドソーシングで公募する
  21. 会社名を決める際に活用したいおすすめサービス
  22. ネーミング案を「生成」するサービス
  23. 縁起・画数を「診断」するサービス
  24. 商標・ドメインなどを「チェック」するサービス
  25. 会社名は変更できる?
  26. 会社名を変更するメリット
  27. 会社名を変更するデメリット
  28. 会社名に関するよくある質問
  29. 会社名に使えない言葉はある?
  30. 縁起のよい会社名をつけるには?
  31. 同じ会社名が他県にある場合でも使える?
  32. 商標登録されている名前を会社名にしても大丈夫?
  33. 社名と屋号(ショップ名・サービス名)は違ってもいい?
  34. ビジネスのネットセキュリティに「GMOセキュリティ24」
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会社名をつける際のルール

会社名をつける際のルール

商号として登記する会社名を考える際、少なくとも次のようなルールを守らなければなりません。

  • 使用できる文字や記号が決まっている
  • 会社名の前後に会社の種類を入れる
  • 同一の住所に同じ会社名はつけられない
  • 類似社名は避ける

ここでは、ルールの内容や守らなければならない理由を詳しく見ていきます。

使用できる文字や記号が決まっている

会社名に使用できる文字や記号は、法律上決まっており、使用できる表記は以下の5種類です。

  • 漢字
  • ひらがな
  • カタカナ
  • 英文字(大文字・小文字)
  • アラビア数字(0、1、2、3・・・・・・)

例えば「株式会社123」「アイウ株式会社」は条件をクリアしていますが、「株式会社ⅠⅡⅢ」のようにローマ数字を使った会社名は登記できません。また、使用できる記号には、以下の6種類があります。

  • 「&」(アンド)
  • 「’」(アポストロフィー)
  • 「,」(コンマ)
  • 「-」(ハイフン)
  • 「.」(ピリオド)
  • 「・」(中点)

これらの記号は会社名の先頭や末尾にはつけられず、文字を区切るときのみ使用可能です。「!」「?」などの記号や、「♡」や「☆」などのマークは使用禁止されています。

会社名の前後に会社の種類を入れる

会社名には、会社の形態を表す「法人格」を入れる必要があります。代表的な法人格としては、株式会社・合同会社・合資会社などが挙げられます。

法人格を入れる位置は、会社名の先頭か末尾のどちらか好きな方を選択することが可能です。株式会社の場合、先頭に入れることを「前株」、末尾に入れることを「後株」と呼びます。

なお、「Co., Ltd(株式会社)」や「LLC(合同会社)」といった英語表記は定款には記載できますが、登記はできませんので注意が必要です。

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同一の住所に同じ会社名はつけられない

近年、元個人事業主がシェアハウスやバーチャルオフィスで起業し、1つの住所に複数の会社が存在するケースが増えています。このケースにおいては、商業登記法で定められた「同一の住所にある会社と同じ名前をつけられない」という点に注意が必要です。

加えて、「株式会社花弁(はなびら)」と「株式会社花弁(かべん)」のように読み方を変えても表記が同じだと同一商号とみなされ、登記は不可能です。

同一住所で会社自体の名前が同じでも、法人格の位置を入れ替えてかぶらなければ法律上は登記できます。しかし、次に紹介するトラブルの元になるため、他の会社と似た名前をつけることも避けた方が安心です。

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類似社名は避ける

すでにある会社と同じ名前・似た名前をつけると、法的なトラブルに発展するリスクがあります。会社法や不正競争防止法では、不正な目的で他の会社であると誤認され得る商号を使用することが禁じられています。悪意なく使っていた場合でも損害賠償や使用差止めを求められることがあるため、細心の注意を払わなければなりません。

特に、全国もしくはある地域での認知度が高い会社と名前がかぶると、その会社から営業の侵害とみなされ訴えられる可能性があります。こういったトラブルを引き起こさないように、会社名の候補を出す際は類似の商号を事前に調べ、他社とのかぶりを避けましょう。既存の商号は、法務省が運営する「登記情報提供サービス」や法務局で確認できます。

会社名の決め方のポイント5つ

会社名の決め方のポイント5つ

続いて、印象的でスマートな会社名がつけられるポイントを5つ紹介します。

  • 覚えやすい、分かりやすい会社名にする
  • ドメインが取得できる会社名にする
  • 意味のある会社名にする
  • 外国語での発音・意味を確認する
  • 類似の会社名、商品・サービスがないか確認する

覚えやすい、分かりやすい会社名にする

印象に残る会社名を決める際にまず大切なのは、覚えやすく分かりやすい名前にすることです。基本的に、多数の人に覚えられすいシンプルで短い名前の方が大勢に親しみられやすいでしょう。逆に、難読漢字やすべてひらがなの長い社名は読みづらく覚えにくいため、余程の理由がない限りは避けた方がよいです。

インパクトや個性を重要視するあまり、長すぎたり読みにくかったりする会社名にならないよう注意してください。

ドメインが取得できる会社名にする

現代のインターネット社会で顧客を獲得するには、ホームページの作成が必須といっても過言ではありません。そのホームページを活用するために必要なのが、ネット上の住所といわれる「ドメイン」の取得です。

基本的に会社がドメインを取得する際は、会社名やブランド名を入れます。ドメインと社名が全く関連していないと、検索者は本当にその会社のページかどうか分からない可能性があるでしょう。

しかし、ドメイン名の登録は先着順で優先されるため、もし使いたい文字列が他の会社に既に使われていたら考え直さなければなりません。使用可能なドメインは、ドメイン提供サービスのサイトなどで簡単に調べられますので、必ずチェックしましょう。

意味のある会社名にする

会社名には明確な由来があった方がさまざまな場面で有利です。例えば会社名に商品・サービス名や理念に関する言葉が入っていると、事業の内容や目的とセットで覚えてもらいやすくなります。社名の由来をしっかりと考え、創業時のインタビューやホームページなどで伝えられれば、より印象に残ります。

地域密着型の会社なら地域名を入れてもよいでしょう。地元民から親しまれやすく、地域に寄り添っているアピールができ、Web検索からの集客も狙えるかもしれません。

外国語での発音・意味を確認する

海外で事業展開する予定がある場合は、外国語での発音や意味を確認してから会社名を決めることも重要です。理由としては、何気ない日本語が、ある外国では下品な単語や侮辱的な意味として伝わってしまうことがあるためです。例えば乳酸菌飲料の「カルピス」は、英語圏の人にとって「Cow Piss(=牛の尿)」の発音に聞こえることから、欧米では「カルピコ」の名で販売されています。

グローバル戦略を成功させる上で、海外にマイナスイメージを植え付けないよう配慮することは不可欠です。会社名を決める前に、メインで事業を展開する地域のネイティブスピーカーに確認してもらうことをおすすめします。

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類似の会社名、商品・サービスがないか確認する

ルールの紹介でも触れましたが、自身の会社と類似の会社名が既に存在しないかどうかは、必ず確認しましょう。加えて、社名が商品やサービスの名称ともかぶらないよう注意してください。

商標登録されている商品・サービスと類似する会社名にしてしまうと、商標権の侵害で訴えられる恐れがあります。実際に、ソニー(株)が商標権を持つ「ウォークマン」を含む名称を用いた会社が、商号を抹消された事例がありました。

既存の商標を確認するには、特許庁が利用を推奨する「特許情報プラットフォーム」が役立ちます。法律上の問題だけでなく、Web検索した際に同一業種で似た会社名のサイトが出てくると、非常に紛らわしく効率的に集客できないという不都合もあります。SEO対策を徹底する意味でも、よくある社名や有名企業と似た社名は避けましょう。

会社名のアイディアを出すためのネーミング方法

会社名のアイディアを出すためのネーミング方法

会社名のアイディアを広げるには、感覚だけに頼らず、いくつかのネーミング手法を意識的に使い分けることが大切です。

業種や理念をそのまま反映させる方法に加えて、関連キーワードの組み合わせや頭文字の連結、造語やアレンジといったテクニックを押さえると、意味が伝わりやすく独自性も高い候補を効率良く生み出せます。

ここでは、実務で使いやすく、将来の事業展開も見据えた代表的なネーミング方法を具体的に紹介します。

業種や理念を反映させる

会社名は、事業の内容や企業理念が一目で伝わるように設計すると、顧客にとって分かりやすく覚えやすい名前になります。

例えば、IT関連なら「テック」「デジタル」、環境関連なら「グリーン」「エコ」などの言葉を入れると、何をしている会社か直感的にイメージしやすくなります。

特に意識したいポイントは、次のような点です。

  • 業種がすぐ伝わるキーワードを含める(「テック」「コンサル」「デザイン」など)
  • 企業理念やビジョンを短いフレーズに要約して社名に落とし込む
  • 将来の事業拡大を見据え、特定サービス名に縛られない表現にする

「どんな価値を提供したいのか」「社会のどんな課題を解決したいのか」といったビジョンを言語化し、そのキーワードを社名候補に落とし込むと、ブランドの世界観と一貫したネーミングになりやすいです。

長期的に事業を多角化する可能性がある場合は、特定のサービス名をそのまま社名にするのではなく、理念や方向性を軸にした名前にすると、将来の事業展開に柔軟に対応できます。

キーワードを組み合わせる

関連キーワードを組み合わせて会社名を作る方法は、オリジナリティを出しやすく、意味も伝わりやすいため、実務的で使いやすいネーミング手法です。

まず、事業内容・サービス名・提供価値・ターゲット・地域名・創業者名などを洗い出し、紙やツールにリストアップします。

洗い出した後は、次のステップで候補を広げます。

  1. 日本語と英語、カタカナやローマ字に変換して語感を比較する
  2. 「未来×創造」「地域名×ソリューション」など、2語以上を掛け合わせてみる
  3. 一部を削ったり短くしたりして、覚えやすい長さに整える

「意味が補い合う組み合わせ」「語感が良い組み合わせ」をいくつも試していくと、覚えやすさと独自性のバランスを取りやすくなります。

候補が出たら、同業他社の社名や商標登録の有無を確認し、検索したときに他の意味や企業と混同されないかもチェックします。

単語の足し算だけではなく、一部を削ったり短くしたりして語尾を揃えると、より洗練された印象の会社名に仕上がるでしょう。

頭文字を連結させる

複数の単語の頭文字を組み合わせる「頭文字ネーミング」は、長い表現を短く整理しつつ、由来のストーリーも持たせやすい手法です。

例えば、企業理念やスローガンを構成する英単語の頭文字を取り、覚えやすい並びに調整すると、シンプルで印象的な社名になりやすくなります。

頭文字を使う際は、次の点を意識すると精度が上がります。

  • 「地域×価値×事業領域」など、自社を表す3〜4語を先に決める
  • 各単語の頭文字を並べ替え、発音のしやすさや語感を確認する
  • 既存の略語や別業界の有名ブランドと紛らわしくないかをチェックする

実際に、複数単語の頭文字をつなげて作られた名称は、専門的な仕組みでありながら一般にも覚えられるケースが多いです。

会社名も同様に、自社を象徴する単語群から頭文字を取り出し、発音しやすい並びを採用すると、短くても意味とストーリーを備えた名前になります。

由来のフレーズをコーポレートサイトやパンフレットに載せれば、採用や営業の場面で理念を端的に伝えられるため、ブランディングの観点からも効果的です。

造語・アレンジ

造語やアレンジによるネーミングは、他社と重複しにくく、商標やドメインの確保もしやすいため、差別化を図りたい場合に有効です。

まず、既存の単語をそのまま使うのではなく、2語を足して一部を削ったり、綴りや語尾を変えたりして、新しい響きを作ります。

造語を検討する際は、次の観点でアイディアを広げます。

  • 「マイ+ペット」のように、親しみやすい単語同士を掛け合わせる
  • 理念を象徴する英単語にラテン語やフランス語などの要素を加える
  • カタカナ表記や読み仮名を決め、初見でも読みやすい形に整える

会社名として造語を採用する場合は、カタカナ表記にするか、読みを明記しておくと、初めて見る人にも読み方が伝わりやすくなります。

また、独自性のある世界観を演出できても、発音しづらい語やネガティブな意味を持つ単語が紛れ込むと、ブランドイメージを損なうおそれがあるため注意しましょう。

最後に、検索結果や商標情報をチェックし、同じ造語が他社ブランドとして広く使われていないかを確かめることで、長く安心して使える会社名になりやすくなります。

企業のネーミング例

企業のネーミング例

洗練された会社名を考え出すには、有名企業の名づけ方をサンプルにするのが一番です。誰もが知る大手企業を例に、ネーミングの由来やポイントを解説します。

  • カルビー株式会社
    体にとって欠かせない栄養素であるカルシウムの「カル」と、ビタミンB1の「ビー」を組み合わせた造語です。人々の健康に役立つ商品づくりを目指す気持ちから名づけられました。
  • アスクル株式会社
    注文した商品が「明日来る」、つまり翌日配達ができるというアピールポイントが会社名になっています。
  • 株式会社マツモトキヨシ
    創業者である松本清の名前を誰でも読めるカタカナにすることで、親しみやすいネーミングにしています。

会社名が決まらないときの対応策

会社名が決まらないときの対応策

ルールやポイントを踏まえて会社名を考えても、「どうしてもよい名前が思いつかない」「複数の候補を1つに絞れない」といった方もいるでしょう。

ここでは、専門スキルを持つプロに依頼する方法と、クラウドソーシングで広く公募する方法の2つを取り上げ、それぞれの特徴や活用のポイントを紹介します。

プロに依頼する

自分たちだけで会社名を考えても納得感のある案にたどり着かない場合は、ネーミングのプロに依頼すると、短期間で質の高い候補を得やすくなります。

プロは、事業内容や理念、ターゲット像などを丁寧にヒアリングし、ブランディングや商標の観点も踏まえて名前を設計するため、コンセプトと一貫した会社名を提案可能です。

例えば、次のような専門家やサービスに相談できます。

  • ネーミング専門会社やブランディング会社に依頼する
  • ネーミングライターやコピーライターに個別に依頼する
  • ココナラやランサーズなどのプラットフォームで実績あるクリエイターに相談する

プロに依頼すると費用はかかりますが、候補名の根拠やコンセプトをセットで提示してもらえるため、社内での合意形成もしやすくなります。

自社だけでは思いつかない切り口や、将来の事業展開まで見据えたネーミング案が欲しい場合は、早い段階でプロをパートナーとして巻き込む選択が有効です。

クラウドソーシングで公募する

幅広いアイディアを集めたい場合は、クラウドソーシングを使って会社名を公募する方法が有効です。

コンペ形式で募集すると、多数のクリエイターや一般ユーザーから案が集まり、自社では思いつかない視点や言葉の組み合わせに出会いやすくなります。

具体的には、次のようなサイトを活用するケースが多いです。

  • クラウドワークスで「会社名募集」「ネーミング募集」としてコンペを開催する
  • ​ランサーズでネーミングコンペを立ち上げ、複数案を提案してもらう

募集時には、事業内容やターゲット、込めたい想い、避けたい表現などを丁寧に記載しておくと、要望に合う案が集まりやすくなります。

最終的には、集まった案を社内で絞り込み、商標やドメインのチェックと併せて検討すると、創業メンバーの納得感も得ながら、候補の幅を広げたうえで会社名を決定できます。

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会社名を決める際に活用したいおすすめサービス

会社名を決める際に活用したいおすすめサービス

会社名を検討するときは、感覚だけに頼らず、専用のサービスを組み合わせて活用すると精度が高まります。

ネーミング案を自動生成するツールで候補を増やし、縁起や画数の診断で心理的な納得感を高めたうえで、商標やドメインのチェックで法的リスクを確認すると、一貫性と実務性を兼ね備えた名前を選びやすくなります。

ここでは、実際に使いやすい代表的なサービスを、用途別に分けて具体的に紹介します。

ネーミング案を「生成」するサービス

会社名の方向性が定まっても、具体的な名前案がなかなか出てこない場合は、ネーミング案を自動生成するサービスを活用すると効率的です。

キーワードを入力するだけで、業種やブランドイメージに合う候補を一度に大量に提案してくれるため、ブレインストーミングの出発点として役立ちます。

例えば、「コンサルティング」「カフェ」などの事業内容や、「未来」「デザイン」などの抽象的なイメージを入力すると、AIが語感や長さを調整した名前案を自動で生成してくれます。

サービス例 主な特徴
Namelix AIがキーワードからブランド向きの短い社名とロゴ候補をまとめて生成する
Shopify ビジネス名ジェネレーター キーワードを1つ入れるだけで、数十〜数百の候補とドメイン使用可否を確認できる

一から自力で考える場合と比べて、想定外の切り口や語感に出会いやすく、自社で候補を取捨選択してブラッシュアップする前提で使うと、短時間で質の高いネーミング案を蓄積できます。

縁起・画数を「診断」するサービス

会社名は響きや意味だけでなく、縁起や画数を重視して決めたい経営者も多く、社名専用の占い・画数診断サービスを使うと判断材料を増やせます。

候補の社名を入力すると、自動で画数を計算し、総画や配置から事業運・発展運などの傾向を解説するサービスがあり、心理的なお守りとして活用できます。

サービス例 主な特徴
社名占い.net 会社名を入力するだけで画数を自動計算し、無料で運勢をチェックできる
開運会社印鑑 社名の画数を無料で診断し、会社の運気の傾向や吉数への調整方針を確認できる

縁起や画数だけで会社名を決めると、覚えづらい名前になったり、ブランディングとずれるリスクがあるため、事業内容との親和性や読みやすさとのバランスを取る視点が欠かせません。

そのため、事業内容との一貫性や覚えやすさ、ブランドイメージとの整合性も踏まえたうえで、あくまで「最後の一押し」の判断材料として取り入れる意識で活用すると、納得感の高い社名を選びやすくなります。

商標・ドメインなどを「チェック」するサービス

良い会社名が決まっても、同じ名前が既に商標登録されていたり、主要なドメインが埋まっていたりすると、使用できなかったりトラブルの原因になったりします。

そのため、商標データベースやネーミングチェックサービスを使い、類似商標や使用状況を事前に確認することが重要です。

サービス例 主な特徴
nomyne byGMO(ノミネ) 候補の名前から、商標・ドメイン・SNSアカウントなどの使用状況をまとめて確認できる一括チェック型サービス
Mark-i 専門性の高い商標情報データベースを活用し、類似商標の有無や登録状況を詳細に確認できるサービス

これらのサービスを使い、商標とドメインを早い段階で確認しておくと、「気に入った社名なのに使えない」という事態を避けやすくなります。

また、最終候補をいくつか用意しておき、それぞれのリスクや取得しやすさを比較しながら決定すると、ブランド戦略と法的安全性の両面で納得感のある社名を選びやすくなります。

会社名は変更できる?

会社名は変更できる?

会社名は一度決めたらなかなか変更できないイメージがあるかもしれませんが、実は正式な手続きを踏めばいつでも改名できます。社名変更する際は、定款変更と登記内容変更の手続きが必要です。株式会社なら、株主総会での決議も行わなければなりません。

時代や事業内容の変化に応じて会社名を変更するのも、マーケティング戦略として有効です。しかし、社名の変更にはメリットもあれば、デメリットもあります。

会社名を変更するメリット

あるサービスや商品が大ヒットした場合に会社名をブランド名と統一することで、以前よりも会社の知名度が上がることがあります。「松下電器産業」から「パナソニック」への社名変更がその一例です。

また、事業を展開する中で、提供する商品やサービスが大きく変わることもあるでしょう。もし文房具を扱う「株式会社けしごむ」が後に飲食事業に乗り出した際に、会社名がそのままの場合だと、ちぐはぐな印象を与えてしまいます。これは極端な例ですが、事業転換時に社名を変更して新事業と合致させることは、認知度向上や成長促進のために重要です。

なかなか会社名やサービスが世間に浸透しないときは、柔軟に変更することも検討してみてください。なお、代表取締役や創業者などが不祥事を起こした際に「その人とは縁を切った」と意思表示をする場合や、ある不祥事がきっかけで会社名がマイナスなイメージで世間に浸透している場合も、社名を変更することがあります。

会社名を変更するデメリット

会社名の変更はこれまでの認知をリセットすることでもあるため、むしろ知名度が低くなるリスクも伴います。変更後の会社名も、ルールやポイントに則して慎重に決めなければなりません。

社名変更には、手続きに手間と費用がかかるデメリットもあります。特にコストの問題が著しく、登記申請時に3万円の登録免許税がかかるほか、名刺や広告などの社名表記を新しいものに差し替えるために莫大な費用が必要です。パナソニックへの社名変更時には、約300億円かかったと報告されています。

会社名に関するよくある質問

会社名に関するよくある質問

ここからは、会社名に関するよくある質問と回答を紹介します。

会社名に使えない言葉はある?

登記する会社名には、次のような言葉は使用できません。

  • 特殊な業種(銀行、保険、信託など)
  • 行政官庁の名称(厚生労働省、農林水産省など)
  • 部門名・支店名(支社、事業部など)

実際に従事していない特定の業種や、行政官庁と誤認される可能性のある言葉の使用は禁止されています。部門名や支店名など、会社組織の一部を表す言葉も、紛らわしいためつけてはいけません。

縁起のよい会社名をつけるには?

縁起のよい会社名にするには、ポジティブな意味の漢字や縁起物を取り入れることをおすすめします。縁起がよいとされる漢字やモチーフの例を一覧にしましたので、ぜひ参考にしてみてください。

漢字 縁起物
  • 寿
  • ツル
  • カメ
  • キンギョ
  • テントウムシ
  • スカラベ
  • クジャク
  • クローバー

中でも幸・福・寿などの吉兆を表す漢字や、光・星・輝などの明るい将来を示唆する漢字が好まれています。会社に込める想いや理念を意味する漢字を探して、縁起のよい会社名を考えてみてください。

会社名に入れる縁起物としては、長寿を象徴するツルやカメが人気です。テントウムシやスカラベ(フンコロガシ)などのように地域独自の縁起物もあるため、事業展開する地域に合わせて名づけてもよいでしょう。

同じ会社名が他県にある場合でも使える?

同じ会社名が他県に存在していても、本店住所が異なれば登記自体は認められる場合があり、必ずしも違法になるとは限りません。

会社名(商号)については、「同一の所在場所における同一商号の登記」が禁止されているため、同じ住所でなければ形式上の登記は可能なケースが多いです。

一方で、地理的に離れていても、同業種で社名が同じだと、取引先や顧客の間で混同が起きるおそれがあるため、登記ができるかどうかに加えて、次の点も必ず確認しましょう。

  • 同じ名前の会社が同業種・近いエリアで活動していないか
  • 既にその名称で商標登録されていないか、ブランドとして周知されていないか

形式的に登記ができても、不正競争防止法や商標法の観点からリスクが生じる場合もあるため、法務局での商号調査と、商標データベースでの検索を併用しながら、混同を招きにくい名前かどうかを慎重に検討する姿勢が大切です。

商標登録されている名前を会社名にしても大丈夫?

他社が商標登録している名前と同じ表記を会社名に使うと、業種や使い方によっては商標権侵害や不正競争防止法上のトラブルにつながるおそれがあります。

商号としての登記自体は可能な場合でも、同じ分野で紛らわしい名称を使用すると、商標権侵害が認められた場合、使用差止請求や損害賠償請求の対象となる可能性があります。

特に、著名な企業名や有名ブランド名、広く知られた商品名などをそのまま会社名に使う行為は、他社の信用にただ乗りしていると見なされやすく、実務上も避けるのが無難です。

実際に名称を検討する際は、まず自分で基本的な調査を行うと安心です。

  • 特許情報プラットホーム(J-PlatPat/特許庁)で登録の有無を確認します
  • 同一・類似の名称が同じ区分で使われていないか確認する

これらの調査で少しでも不安が残る場合は、専門家に相談してリスクを把握すると、後から名前を変更する負担を減らせます。

会社名と商標の扱いは制度上別物でも、実際の使われ方によっては紛争リスクが高まるため、ブランドとして前面に出す予定がある名前ほど慎重に検討する姿勢が大切です。

社名と屋号(ショップ名・サービス名)は違ってもいい?

社名と屋号(ショップ名・サービス名)は必ずしも同じである必要はなく、異なる名前を使い分けても問題ありません。

会社名は登記上の「商号」として会社法の適用を受けます。一方、屋号は登記義務がありません。複数のブランド名や店舗名を柔軟に展開しやすい点が特徴です。

例えば、「株式会社〇〇」という社名のもとで、飲食店の屋号を「△△カフェ」、オンラインサービス名を「□□クラウド」といった形で別々に設定するケースも一般的です。

ただし、実務上は次の点に注意したいです。

  • 顧客にとって、社名と屋号の関係が分かるようにサイトやパンフレットで明示する
  • 他社の商号や登録商標と紛らわしい屋号を避け、混同リスクを下げる

屋号は法的制約が少ない一方で、既存の事業者と紛らわしい名前を使うとクレームやトラブルにつながる可能性があります。

そのため、社名とは別のブランド名を使う場合でも、最低限の商標調査やインターネット検索を行い、重複や混同が起きにくい名称かどうかを確認したうえで採用することが重要です。

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まとめ

ひと目でその会社とわかる親しみやすい社名をつけることは、事業の成功につながります。しかし、会社名を決める際にまず重要なのは、使用可能な文字・単語のルールを守った上で既存の商号・商標とかぶっていないかを忘れず確認することです。

ある程度候補が絞られてきたら、覚えやすさやドメインの取得しやすさも意識しながら考えてみてください。それでも決まらないときは、プロや一般消費者のアイデアを借りるのも1つの手です。会社の理念や事業内容が込められた素敵な名前に決めて、幸先のよい起業を目指しましょう。

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記事監修
中野裕哲
中野 裕哲 HIROAKI NAKANO
起業コンサルタント(R)、経営コンサルタント、税理士、特定社会保険労務士、行政書士、サーティファイドファイナンシャルプランナー・CFP(R)、1 級FP 技能士。 V-Spiritsグループ創業者。東京池袋を本拠に全国の起業家・経営者さんを応援!「あの起業本」の著者。著書16冊、累計20万部超。経済産業 省後援「DREAMGATE」で11年連続相談件数日本一。
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