【起業の窓口 独自調査】約40%が起業に関心あり。魅力は“自由”、課題は「資金」と「ノウハウ」

副業解禁やリモートワークの浸透により、起業するという選択肢がより現実的となっている今、起業に関心のある方が増えています。
実際にどれほどの方が起業に関心を持ち、どのような動機や不安を抱えているのでしょうか。
全国の起業未経験の方3,901名を対象としたアンケート結果をもとに、起業への関心度をはじめ、魅力や不安要素、求められるサポートについて詳しく解説します。
【アンケート実施概要】
調査時期:2025年5月16日~5月20日(5日間)
調査対象:起業の窓口 IDニュース購読者
調査方法:メールのURLからの遷移によるアンケート調査
有効回答数:4,477件(このうち、起業未経験者の回答は3,901名)
- 【この記事のまとめ】
- 起業に関心を持つ人は約40%おり、特に高年収層で意欲が高い傾向がある。
- 起業の主な動機は“自由な働き方”と“収入アップ”で、自分の強みを活かしたい人も多い。
- 起業をためらう理由は「資金不足」と「ノウハウの不安」で、支援ニーズが高まっている。
- 【起業の窓口 独自調査】起業に関心のある人は約40%
- 起業に関するアンケート概要
- 年収が上がるほど起業意欲も上がる
- 起業の最大の魅力は「自由な働き方」。年収のアップ、自分の強み発揮も動機に
- 自由な働き方の魅力
- 収入アップや自分の強みを発揮できるという声も多数
- 起業に対する不安は資金、リスク、ノウハウ不足
- 起業に踏み切れない最大の理由は資金とリスク
- ノウハウ不足や市場競争の激しさも不安要因
- 起業を目指す人が求めるサポートは「資金調達」と「知識」
- 資金調達の支援が最も期待されている
- ノウハウの学習や専門家によるサポートへのニーズも大きい
- 起業の不安をまるごと解決する「起業の窓口byGMO」とは
- 「起業の窓口byGMO」概要
- 「GMOインターネットグループ株式会社」概要
【起業の窓口 独自調査】起業に関心のある人は約40%
近年、働き方が多様化され、起業への関心も高まっています。自由な働き方が広まったことにより、個人がビジネスを立ち上げる機会が増えている状況です。
起業に関するアンケート概要
起業に関するアンケートでは、全国の起業未経験の方3,901名を対象にした調査結果から、「起業に興味がある」と回答した方が571名、「どちらともいえない」と回答した方が991名という結果になりました。

これらの結果を合わせると、全体の約40%にあたる1,562名が起業に何らかの関心を持っていることになります。
つまり、多くの方が起業に無関心というわけではなく、関心度は異なりますが、潜在的な関心を持つ層が一定数存在することがわかります。
年収が上がるほど起業意欲も上がる
驚くことに年収と起業意欲は関係性があり、年収が高くなるほど起業に対する関心が高くなる傾向が見られました。
年収ごとの全体人数のうち、関心がある方の割合は以下の通りです。
年収 | 全体(人) | 関心がある(人)※ | 割合 |
---|---|---|---|
1,000万円以上 | 183 | 100 | 55% |
800万~999万円 | 163 | 80 | 49% |
600万~799万円 | 361 | 182 | 50% |
400万~599万円 | 630 | 278 | 44% |
200万~399万円 | 1,144 | 432 | 38% |
200万円未満 | 1,420 | 490 | 35% |
対象人数合計 | 3,901 | 1,562 |
※関心がある方はどちらとも言えないを含む
例えば、年収1,000万円以上の層では55%の方が起業に関心を持っており、600万~799万円の層でも50%の方が関心を持っています。
一方で、年収200万~399万円の層や200万円未満の層は、起業に興味を持つ方の割合が40%にも満たない結果となっており、年収の差によって関心度の差が生まれています。
自分の経済的基盤が、起業の金銭的リスクの軽減や起業のしやすさに関係しており、それが起業へのハードルの高さに影響しているかもしれません。
起業の最大の魅力は「自由な働き方」。年収のアップ、自分の強み発揮も動機に

起業未経験の方が起業する動機として、どのような点が魅力なのでしょうか。一番多かった回答は「自由な働き方」でした。
ここでは、起業に対してどのような魅力を感じているのか詳しく解説します。
自由な働き方の魅力
起業の魅力として最も多く挙げられたのは「自由な働き方」で、1,098人(全体の約70%)が選び、他の項目を大きく上回る結果となりました。
起業に対する魅力だと感じる点の選択数については以下の通りです。
選択肢(複数選択可) | 選択件数 | 対象者の割合(※) |
---|---|---|
自由な働き方 | 1,098 | 70% |
収入アップの可能性 | 883 | 57% |
自分の強みや専門性の最大活用 | 591 | 38% |
柔軟な経営・事業戦略 | 378 | 24% |
社会貢献の達成感 | 326 | 21% |
対象人数(※※)合計 | 1,562 |
※対象者の割合は、対象者1,562人のうち当該項目を選んだ人の割合
※※対象人数(1,562人)には「どちらとも言えない」と回答した方も含む
この結果からは、時間や場所にとらわれない働き方に憧れる方が多いことが読み取れます。
近年では働き方改革やリモートワークが推進されている会社も増えていますが、そうではない会社では既存の働き方に対する疑問や不満を持つ方も多くいるでしょう。
収入アップや自分の強みを発揮できるという声も多数
自由な働き方に次いで多かったのが、「収入アップの可能性(57%)」や「自分の強みや専門性の最大活用(38%)」でした。
これは、会社では一定以上の収入アップができないと感じている方や、自分のスキルを行かせる環境を求めている方が多いといえます。
起業は、会社組織から独立し、自分らしい働き方で収入アップを目指す手段として注目されていることがわかります。
起業に対する不安は資金、リスク、ノウハウ不足

起業に関心がある方が一定数いる一方で、実際に起業に踏み出せない方も多く見られます。ここでは、起業に踏み出せない方が抱える不安や課題について詳しく解説します。
起業に踏み切れない最大の理由は資金とリスク
起業に踏み切れない理由として、「資金調達の難しさ(63%)」と「リスクへの不安(62%)」が高い割合を占めており、起業の意欲を下げる主な要因となっています。
起業するうえで課題と感じられている点の選択数については以下の通りです。
選択肢(複数選択可) | 選択件数 | 対象者の割合(※) |
---|---|---|
資金調達の難しさ | 985 | 63% |
リスクへの不安 | 975 | 62% |
経営経験・ノウハウの不足 | 906 | 58% |
市場競争の激しさ | 564 | 36% |
家族や周囲の理解不足 | 303 | 19% |
該当なし | 134 | 9% |
対象人数(※※)合計 | 1,562 |
※対象者の割合は、対象者1,562人のうち当該項目を選んだ人の割合
※※対象人数(1,562人)には「どちらとも言えない」と回答した方も含む
起業には初期投資が必要であり、成功が約束されているわけではないため、リスクを避けたいという心理が働くのは当然のことです。
ノウハウ不足や市場競争の激しさも不安要因
「経営経験やノウハウの不足(58%)」や「市場競争の激しさ(36%)」などの要因も多くの方が懸念しています。
特に初めての起業では、具体的な進め方がわからないため不安を感じる方も多いでしょう。起業に踏み出すには、一定の準備や環境を整えることが重要となっています。
起業を目指す人が求めるサポートは「資金調達」と「知識」

起業に対する不安が多いなか、具体的にどのようなサポートが求められているのでしょうか。ここでは、起業に関心のある方が期待し、求めるサポートについて詳しく解説します。
資金調達の支援が最も期待されている
最も多くの方が求めていたのは、「資金調達支援(54%)」でした。前述の通り、起業の最大の壁となるのは資金面であるため、起業したい方にとっては資金面のサポートが重要となります。
起業に関心のある方が求めているサポートの選択数については以下の通りです。
選択肢(複数選択可) | 選択件数 | 対象者の割合(※) |
---|---|---|
資金調達支援 | 836 | 54% |
起業セミナーやワークショップ | 679 | 43% |
専門家(士業)によるコンサルティング | 609 | 39% |
Webサイト制作支援 | 449 | 29% |
ビジネスマッチング等の営業支援 | 409 | 26% |
オフィス環境(バーチャルオフィスを含む)の提供 | 345 | 22% |
広告等のマーケティング支援 | 334 | 21% |
会計ソフト等のバックオフィスツールの提供 | 285 | 18% |
対象人数(※※)合計 | 1,562 |
※対象者の割合は、対象者1,562人のうち当該項目を選んだ人の割合
※※対象人数(1,562人)には「どちらとも言えない」と回答した方も含む
資金調達支援は、金融機関や投資家とのマッチング、融資や助成金の情報提供などのサービスがあり、資金面のハードルを下げるのに役立ちます。
資金面の不安を解消できる支援があれば、一歩を踏み出す人が増える可能性は十分にあるといえるでしょう。
ノウハウの学習や専門家によるサポートへのニーズも大きい
「起業セミナーやワークショップ(43%)」や「専門家によるコンサルティング(39%)」も多くの方が求めています。
ここからは、起業に必要な知識を学び、専門家からも直接アドバイスを受けながら起業したいというニーズが読み取れます。
知識の獲得から実務支援までを包括的にカバーする仕組みが整えば、起業へのハードルはより一層下がるでしょう。
起業の不安をまるごと解決する「起業の窓口byGMO」とは
起業に関心を持つ人は全体の約40%にのぼり、「自由な働き方」や「年収のアップ」、「自分の力を活かしたい」といった前向きな動機が見られました。
一方で、資金やノウハウの不足、リスクへの不安など、実際に起業するには高いハードルがあります。
多くの方が起業したいと思っていても、不安が大きいと感じており、起業のハードルを越えるには適切なサポートを受けるのが望ましいです。
そこで、起業に関する不安や課題を解決するのが『起業の窓口byGMO』です。
起業の窓口byGMOでは、以下のようなサービスを提供しています。
- 起業に必要な知識を学べる「起業の窓口マガジン」
- 無料で参加できるセミナー・ワークショップを毎月開催
- 資金調達をサポートする専任スタッフによるマッチング
- 法人設立や会計、Webサイト制作、広告などの実務支援
「起業したいけど、不安や課題が拭いきれない」とお悩みの方は、ぜひお気軽にご相談ください。
迷っている今こそ、未来を変える一歩を踏み出してみましょう。
「起業の窓口byGMO」概要
『起業の窓口 byGMO』は、GMOインターネットグループが提供する起業支援サービスです。
起業に関する情報を提供する「起業の窓口マガジン」や、無料のセミナー・ワークショップ、法人設立や資金調達、Webサイト制作、マーケティング、会計などに関するサポートを通じて、起業を検討する個人や法人を支援しています。
金融機関や投資家とのマッチング支援も行っており、起業前後のさまざまな課題に対応しています。
「GMOインターネットグループ株式会社」概要
『GMOインターネットグループ株式会社』は、インターネットインフラ、広告・メディア、インターネット金融、暗号資産、AI・Web3関連など、複数の分野で事業を展開するIT企業グループです。
1991年に創業し、2022年9月にはグループ経営体制を強化するため、現行の社名に変更しました。
東証プライム市場に上場しており、ドメイン取得やレンタルサーバー、電子決済、証券取引など幅広いインターネット関連サービスを提供しています。
- ※本記事は、起業の窓口編集部が専門家の監修または独自調査(アンケート)に基づいて制作したものです。
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- ※アンケート調査に関する記述は、特定の調査対象者からの回答結果および編集部の見解を含んでおり、内容の正確性・完全性を保証するものではありません。
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