【株式会社MAGMA】情熱を呼び覚ます体験型リゾートで、人と社会にワクワクを!
学生時代、高級和食店でアルバイトを経験した福永さんは、大将の”情熱で働く姿勢”に心を打たれ、仕事に対する価値観が変わりました。
その後、体験型リゾートのベンチャー企業に飛び込み、現場スタッフから支配人、そして執行役員へと駆け上がる中で、数々の成長や挫折を経験。
そうした経験を通じて、「人と人の関係性を強くする体験こそ、これからの時代に必要な価値」と考え、独自のビジネスモデルを構築——2024年3月に「株式会社MAGMA」を創業しました。
現在、熱中を生み出す没頭型テーマパーク&ホテル「MAGMA RESORT」を通じて、情熱に溢れた社会づくりを目指す福永さんに、起業までの道のりや経営者として大切にしているマインドなどをお伺いしました。
福永祐大さんのご経歴
- 2021年4月、熊本大学工学部を卒業後、体験型リゾート事業を手がける会社に入社。現場職、マネージャー、支配人とステップアップし、入社3年目で執行役員に就任。2024年2月に退社。
- 2024年3月、「株式会社MAGMA」を設立し、代表取締役社長に就任。没頭型テーマパーク&ホテル運営/キッズキャンプ運営/法人向け研修/学生コミュニティ運営などの事業を展開
”マグマ”のように、情熱を社会へ伝播させる「株式会社MAGMA」

ー現在、経営されている会社名と主な事業内容を教えてください。
株式会社MAGMA(マグマ)という会社を経営しています。
主な事業は、体験型リゾートホテルブランド「MAGMA RESORT」の運営です。
サブ事業としては、リゾート事業を盛り上げるためのキッズキャンプ「MAGMA CAMP」や、法人向けのコンサルティング研修「MAGMA DEVELOP」を展開しています。また、採用支援の一環として、学生向けコミュニティ「MAGMA LABO」の立ち上げも進めているところです。
ー社名にはどのような想いが込められているのでしょうか?
社名「MAGMA」には、2つの意味を込めています。
1つ目は、僕の出身地である鹿児島の象徴・桜島に由来します。幼い頃から雄大な桜島の噴火を見て育ったので、「マグマ」という言葉に強い印象を受けてきました。
2つ目は、弊社のビジョン「情熱を伝播させる」という想いを表しています。人の心の奥底から湧き上がる”情熱”を、地中から力強く湧き出るマグマに重ねました。
内側から溢れ出る熱量が人から人へと伝わり、社会全体をワクワクさせていく――そんな想いを込めて「MAGMA」と名付けました!
和食店の大将から学んだ、仕事に対する向き合い方と生き様
ー学生時代、会社経営に初めて憧れを抱いたエピソードをお聞かせください。
大学時代の4年間、熊本の高級和食店でアルバイトをしていたんですが、そこで自分の人生観が大きく変わりました。
その和食店は、一人あたり4万円もする高級店で、有名人も来店する場所でした。 当時、時給が少しでも良いところで働きたいと思って面接を受けたんですが、大将から「お金のために働くなら、ここには来るな」と言われたことが印象に残っています。
最初はその言葉の意味がわからず、戸惑いました。でも、お客様や大将と関わりながら半年ほど働くうちに、その真意を理解できるようになりました。「大人になってもワクワクしながら夢中で働く姿」——情熱をもって働く大将の生き様がそこにはあって、自分もいつかそんな人間になりたいと強く感じたんです。それが経営者に憧れを抱いた最初のきっかけですね。
ー経営者を目指す中で、大学卒業後はどのような進路を選ばれたのでしょうか?
大学を卒業した当初は、「絶対に起業しよう」と思っていて、就職するつもりはまったくありませんでした。でも、起業したい気持ちはあっても「具体的に何の事業をやるか」がまったく決まらなかったんです。
お酒が好きだったので、「日本酒を自分で作ってみようかな」と思い立ち、あの「獺祭」の社長さんに会いに行ったこともありました。とにかく行動しないと気がすまない性格なので、思いついたらすぐ動くタイプでしたね。
それでもなかなか進む道が見つからなくて、最終的に「世界一周に行けば、何かきっかけが見つかるかも」と考えるようになりました。
でも、いざ出発を控えた2020年春に、新型コロナウイルスが流行してしまって、旅は中止せざるを得ませんでした。正直、かなり落ち込みましたが、もう気持ちを切り替えるしかありませんでしたね。
「アウトドア×ベンチャー」をテーマとして見つけた、もう一つの冒険

ー世界一周の計画を断念し、その後、どのような選択をされたのでしょうか?
振り返ると、世界一周に憧れていた理由のひとつは、アウトドアや人とのつながり、そして“体験”が好きだったからでした。人と関わる仕事、接客やサービスを通じて笑顔を生むような環境に、自分の価値を感じていたんですよね!
同時に、どうせ働くなら「ベンチャー企業のようにスピード感のある現場」で成長したいという思いもありました。そこで、「アウトドア」「ベンチャー」というテーマで会社を探し、体験型キャンプ事業を展開する会社に出会いました。
その会社は、コロナ禍で多くの企業が採用に悩む中、20名以上の新卒採用をしていて、「何かが違う……!」と直感的に感じました。
当時、その会社は廃校を活用したキャンプ場をつくっていて、入社前に見学させていただきました。その場所はびっくりするほど何もなくて、テントから備品まですべて自分たちで持ち込み、ゼロから施設をつくりあげるプロジェクトが進んでいました。代表や副代表の目の輝きや語る言葉には、夢と情熱が感じられ、「この人たちと一緒に夢を叶えたい」と思ったんです。それが入社を決めた理由ですね。
ーその会社で経験した業務と成長体験をお聞かせください。
最初の仕事は、まるで引っ越し業者のようなものでした。家具やベッドを運び、組み立てたり、ぬかるんだ地面に砂を入れて整地したり。とにかく体力仕事の毎日で、「これ、アルバイト入れた方がいいんじゃないですか?」と思うほど大変でした(笑)。
入社から2ヶ月でチームリーダーを任され、半年後にはマネージャー、そして支配人、最終的には執行役員まで経験。現場運営だけでなく、マーケティング・人事・財務など、経営の全領域を一通り任せてもらいました。
中でも大きな転機は、マネージャー時代の挫折ですね。当時、「お客様のためなら残業なんて当たり前」という自分の価値観をメンバーに押し付けてしまい、人がどんどん離れていってしまったんです。振り返ってみると、宇宙人みたいな人間だったので、「あの人にはついていけない」と思われていたと思います。
そこから「人にはそれぞれの価値観がある」と気づいて、相手に合わせてコミュニケーションを取ることや、目標設定の仕方を変えることの大切さを学びました。
あの現場での挫折がなければ、今の自分はなかったと思いますね。
人にしか生み出せない価値がある——「株式会社MAGMA」の誕生秘話
ー「株式会社MAGMA」の設立に至るまでのエピソードをお聞かせください。
起業の思いは、大学時代からずっと心の中にありました。
それが現実味を帯びたのは、前職で役員を務め、財務を含めて経営全体を見られるようになった頃です。数字の流れや組織の動きを自分の目で把握できたことで、「これなら自分にもできるかもしれない」と確かな手応えを感じました!
そしてもう一つのきっかけは、人との出会いです。学生時代のアルバイト経験を通じて、自分は「人との出会いで人生が変わる」ということを身をもって実感してきました。誰かの情熱や想いに触れることで、自分も何かをやってみようと思える。そういう“人が人を動かす力”を信じていたんです。
前職の代表も心から尊敬していましたが、会社の軸はどちらかというと体験に重きを置いていました。自分としては、「人」を主役にした経営をしていきたいと強く感じるようになって、「それを形にするのは自分しかいない」と使命感のようなものが芽生えたんです。
そして、2024年の元日。今の出資者の方がたまたまお客様として宿泊に来てくださり、その場で起業の相談をしたんです。すると、「やりなよ、応援するよ!」と言ってもらえて。その一言で腹をくくりました!
翌月には「株式会社MAGMA」を設立して、自分の想いを本格的に形にする挑戦が始まりました。
ービジネスモデルの構築において、どのようなアイデアや戦略があったのでしょうか?
起業するうえで意識していたのは、自分が積み重ねてきた経験の延長線上に勝機を見出すことでした。
全く新しい分野に挑戦するよりも、これまでの知見を活かして価値を磨き込んでいく方が成功確率は高いと考えていたんです。
前職では、体験型サービスを手がけていましたが、お客様からは「温泉があったらいいのに」「もっと施設の快適さがほしい」といった声を多くいただいていました。その声をヒントに、「本格的な没頭体験を提供できるリゾート」をつくろうと考えたのが、「MAGMA RESORT」構想の原点です。
もう一つ、根底にあったのは“人の力を信じる”という想いです。AIや自動化がどれだけ進んでも、感動やホスピタリティの本質は「人にしか生み出せない価値」だと思っています。
だからこそ、人にフォーカスして、家族との絆や仲間とのつながりを深められるような体験づくりを追求しました。特に、教育や子どもの成長といった領域は、家族の絆を育てるうえでも非常に重要です。「人と人の関係性を強くする体験」こそ、これからの時代に残る価値だと考え、それをビジネスモデルの軸に据えました。
アルバイト時代から、「お客様の期待に応える体験」を常に考えてきた

ー起業前に経営ノウハウや成功事例を学ぶ機会はありましたか?
経営の基礎を学んだのは、学生時代にアルバイトしていた和食店ですね。その店はカウンター6席しかなく、単価を上げることがとにかく重要で。最初は一人2万円のコースからスタートしたんですが、4年間で4倍となる8万円に上げることに成功しました!
お客様一人ひとりに合わせた提案を重ねる中で、「どうやって付加価値をつけ、満足度を上げていくか」という経営的な視点を自然と身につけていきました。お酒のペアリングを任されていたこともあって、「お客様の期待に応えられる体験とは何か」を常に考えるようになったんです。
アルバイトリーダーとして採用面談を任されたこともありました。その中で、大将のビジョンを自分の言葉で伝える重要性や想いを浸透させる力、人を選ぶ力を身につけることができたと思います。
大学時代は読書にも没頭していて、当時は1日1冊ペースで本を読んでいました。稲盛和夫さんや孫正義さんなど、経営者の哲学書を中心に読みながら、「経営とは生き方そのものだ」と感じるようになりました。
前職ではベンチャー企業の現場で、経営を肌で学ぶことができたと思います。代表や副代表と日常的に会話できる距離感で、経営判断のスピード感や現場での意思決定の仕方をリアルに学べたのも大きかったです!
ー事業計画書の作成や資金調達などの起業準備で、苦労した点を詳しく教えてください。
思っていたよりスムーズに進みました。というのも、前職で事業計画の立て方や資金の流れを把握していたので、一連の流れがすでにイメージできていたんです。
文章を書くのが苦手だったんですが、そこは生成AIを活用しながら解決し、数字面は自分で細かく精査しました。
資金調達についても、銀行とのやり取りに慣れていたので特に大きなトラブルはなく、 起業支援サービスなども利用せず、ほぼすべて自分で手続きを進めました。
一方で、補助金関係については商工会の方にサポートをお願いしました。自分で作成した事業内容をもとに、申請の書類部分を一緒に整えてもらった形です。
人の情熱が伝わる感動体験を生み出し、社会を変えていきたい
ー株式会社MAGMAが掲げるビジョン、「情熱を伝播させる」に込められた想いをお聞かせください。
「人の情熱が人を動かし、社会を変えていく」という強い想いを込めています。仕事のために生きるのではなく、自分がワクワクすることを仕事にする——そんな生き方が当たり前になる社会をつくりたいんです。
情熱という言葉には、“温かさ”という意味も含まれています。おもてなしやホスピタリティのように、人の心が動く瞬間には、必ず人の温度があるんです。だからこそMAGMAは、人の情熱や想いが伝わるような感動体験をつくることを目指しています。その象徴が、同社の主力事業である「MAGMA RESORT」です。
今後はMAGMA RESORTを通じて、スタッフ自身が夢を語り、お客様が心から感動できる場所を増やしていきたいと思っています。AIや自動化が進むこれからの時代においても、 「人にしか生み出せない価値」を社会に届けていくことが、MAGMAの使命なんです。
お客様の気分に合わせて、多彩な体験をデザインする「MAGMA RESORT」
ー「MAGMA RESORT」の特徴についてお聞かせください。
「MAGMA RESORT」の最大の特徴は、“少人数制”と“体験のカスタマイズ性”です。
客室数は最大でも15室。現在は6室からスタートしています。少人数に絞ることで、お客様一人ひとりに丁寧に向き合い、深い満足度を生む体験を提供できるようにしています。
もう一つの大きな特徴が、アクティビティを中心にした没頭体験の組み立てです。 1日で10個以上、年間では400種類以上のアクティビティを楽しめるよう設計していて、その日の気分や滞在目的に合わせて、内容を一組ずつオーダーメイドで提案しています。
たとえば、家族連れならピザ作りやアート体験を提案したり、学生グループならチーム戦のアクティビティやキャンプファイヤーを企画したり。同じ場所でも、毎回まったく違う体験が生まれるのが「MAGMA RESORT」の魅力です。
この発想の根底には、和食店で働いていた経験があります。お客様の目の前で「天ぷらにしますか?お刺身にしますか?」と聞くように、その瞬間の気分に合わせた最高の体験を届けたいんです!
“体験をカスタマイズするリゾート”という点が、他にはない特徴だと思っています。
ーサービスの認知拡大において、特に力を入れたアプローチとは何でしょうか?
最も重視しているのは、口コミの力ですね!自分たちのサービスは高単価でありながら、目に見えて「これが凄い!」という派手な要素はないので、実際に来てもらわないと本当の良さが伝わらないんですよ。だからこそ、体験してくださったお客様にどれだけ感動してもらえるかを一番大切にしています。
SNSや広告運用もやっていますが、それよりも「体験した人のリアルな声」を積み重ねていくことが、信頼を掴むための重要なステップだと思っています。特に、InstagramやGoogleの口コミは影響力がかなり強いです。
初期フェーズでは、インフルエンサーやクリエイターの方々にも実際に滞在してもらい、 そのリアルな感想を発信してもらう取り組みも行いました。
こうした取り組みによって世間にリアルな声が広がり、お客様が次のお客様を連れてきてくれる“感動の循環”が生まれています。
あとはYouTubeチャンネルも運営していて、そこでは施設紹介よりも、スタッフのバックグラウンドやどんな想いで働いているのかなど、”人”にフォーカスした発信を続けています。
ローカルからグローバルへ——MAGMAの情熱を世界に広めたい

ー今後、新たに展開しようと考えているビジネスがあれば簡単にお聞かせください。
今後は、新しい業種に手を広げるというより、現在展開しているブランドを全国、そして世界に広げていきたいですね!
特に力を入れているのが「MAGMA RESORT」で、現在は山梨県南部にオープンした1拠点目を皮切りに、今後は関東エリアなどで1年に1〜2拠点のペースで新しい施設を作っていく計画が進んでいます。それぞれの地域に根づく文化や自然、伝統を活かしながら、 その土地ならではの“熱中できる体験”を届けていく構想です。
将来的には、日本全国のローカルな土地をつなぐネットワークを築いて、 “地方創生”にも本格的に取り組んでいきたいと考えています。
一日をど真剣に生き、どんなときでもポジティブでありたい
ー経営者として大切にしているマインドや、座右の銘を教えてください。
「一日をど真剣に生きる」という言葉をずっと大切にしてきました。この言葉は、尊敬する経営者・稲盛和夫さんの教えから学びました。どんな仕事でも、真剣に取り組めば必ず楽しくなる——本当にそうだなって思うことが多々あります。
たとえば、清掃や荷物運びの仕事をしていた頃、効率の良い方法を仲間と見つけたり、綺麗にするまでの時間をみんなで競ったり、そういった工夫をしていたら作業自体が楽しくなっていったんです。
実は、稲盛さんは僕の高校の大先輩でもあり、学生時代に講演をしてくださったこともあるんです。社会人になってから稲盛さんの本を読み返したとき、その言葉の重みを実感しました。
もう一つ、大切にしているのが「仕事の成果=熱意×考え方×能力」という稲盛さんの言葉です。能力と熱意は「0〜100」の間で伸ばせるけれど、考え方だけは「−100〜+100」とされ、良くも悪くも結果に大きく影響する。どれだけ能力と熱意があっても、考え方がマイナスなら成果もマイナスになる——この考え方には強く共感しています。
熱意を持つこと、能力を磨くことはもちろん、どんな状況でもポジティブに考え、前を向いていこうと思っています!
あえて隠さない経営で生まれる、信頼と主体性

ー組織と社員の成長を促すために心がけていることはありますか?
組織づくりで最も大切にしているのは「公正命題」、つまり“何も隠さないこと”です。
MAGMAでは、事業計画書から僕自身の給与、そして社員全員の給与まで、すべてをオープンにしています。「今、会社がどれだけの収益を上げ、何に投資しているのか」——そのすべてを共有することで、メンバーが“自分ごと”として経営に関われるようにしているんです。
多くの人は「能力を上げれば給与も上がる」と考えがちですが、実際には会社全体が潤わないと還元もできないんですよね。だからこそ、みんなが経営者視点を持てるようにすることが大事だと思っています。
そしてもう一つ大切にしているのが、日々のコミュニケーションです。困っていることがあればすぐに話し合い、悩みや課題をそのままにしない。普段から同じ空間で過ごしているからこそ、気軽に話せる雰囲気づくりを心がけています。
インバウンド、教育、地方創生——情熱の連鎖が世界をつないでいく
ー株式会社MAGMAの将来ビジョンをお聞かせください。
10年後には「MAGMA RESORT」が日本全国に広がっているような状態をつくりたいと考えています。自分でも行ったことのないような場所や、地元のローカルな地域など、普段の会話にも出てこないような土地に人が集まってくるようになったら素晴らしいと思っています。
インバウンドの方々もそうした地域を訪れるようになり、日本全体がもう一度活気づく。 昭和のバブル期のような熱気が戻ってきたら最高ですよね!
そして、いずれはその動きを海外にも広げていきたいです。たとえば、世界中にある「MAGMA RESORT」を、学校教育の一環として活用する仕組みがあれば面白いと思います。子どもたちが世界中のリゾートを訪れ、 そこで現地のスタッフと仲良くなり、一緒に学び、遊ぶ。そんな“体験型の学校”のようなものができたら、自分としてはすごく理想的だなと思っています。
正直、僕自身もそんな子ども時代を過ごしてみたかったですし、 だからこそ、次の世代にそんな体験を届けたいという想いがあります。
ー福永さんご自身の将来ビジョンもお聞かせください。
自分個人の夢としては、大学時代からずっと思い描いていた「世界一周」を実現したいと思っています。今では、その夢を「MAGMA RESORT」を通じて叶えたいという形に変わりました。
世界中にできたリゾートを自分で巡り、現地の仲間たちとバーベキューをしたり、語り合ったり、笑い合ったりする。そんな時間を過ごせたら、自分にとって本当に最高の人生になると思います!
自分の信念を貫き、正直に生きられる喜び

ー経営者になってよかったと思えたことをお聞かせください。
やっぱり一番大きいのは、「自分次第でどうにでもできる立場になったこと」だと思います。
会社員時代は「こうしたい」と思っても、最終的な判断は上司や経営陣に委ねられることが多く、どうしても自分の意思だけでは動かせない場面がありました。でも、今は最終決定をすべて自分で下せる立場にあります。
メンバーから意見をもらっても、「やる」「やらない」を判断するのはすべて自分。だからこそ、自分の道を自分の手で切り開いていける実感があります。
もちろん責任も大きいですが、自分の筋を通して生きられるのは、経営者になって本当によかったと感じる瞬間ですね!
ー経営者を目指すうえで大切な要素とは何でしょうか?
僕自身まだまだ完璧ではありませんが、”真摯さ”や”誠実さ”など、ごく当たり前の「人としての姿勢」だと思っています。
どんな相手に対しても怒らず、丁寧に向き合うこと。スキルや知識よりもまず、人として信頼されることを一番大事にしています。
そしてもう一つ大切なのは、「応援される人」になれるかどうかです。極端に言えば、応援される人になっていれば、どんな状況でも誰かが必ず手を差し伸べてくれる。それは甘えではなく、人との信頼関係を築いていく上での力だと思っています!だからこそ、まずは自分がそういう人間でいられるかどうかを常に意識しています。
あとは少し実務的な話になりますが、「返信の速さ」や「レスポンスの早さ」も経営者として大切な要素だと思います。優れている人ほど、びっくりするくらい返信が早いんです。僕もまだそのレベルには届いていませんが、そこは意識しておいて絶対に損はないと感じています!
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