【株式会社Crowd Moove】経理・労務の専門BPOで中小企業の人手不足を解決——「時間を買う」新しいビジネスモデル

小学校ではサッカー、中学・高校ではテニスに明け暮れた信濃さんは、大学でも真剣に打ち込めるものを求め、1年生からインターンに参加しました。
インターン生ながらも会社に入り込んで社員のように働き、複数社で営業代行業や採用人事に従事し、前職では新規事業立ち上げで会社の成長に大きく貢献。
若くして豊富な業務経験を積んだ信濃さんは、大卒1年目の2023年11月に「株式会社Crowd Moove」を創業し、中小企業向けの従量課金制・専門BPOサービス「Crowd Mooveアシスタント」をリリースしました。
そんな信濃さんに、起業するまでの道のりや、経営者として大切にしているマインドなどを詳しくお伺いしました。
信濃拓実一さんのご経歴
- 2019年4月〜2023年3月:立教大学池袋キャンパス社会学部メディア社会学科に在籍。在学中、複数社のインターンシップで営業代行や営業企画、採用人事、新規事業立ち上げに伴う市場調査など多岐にわたる業務を一通り経験。
- 2023年11月:「株式会社Crowd Moove」を創業し、代表取締役社長に就任。中小企業向けの従量課金制・専門BPOサービス「Crowd Mooveアシスタント」をリリース。
「Crowd Moove」のサービスで大衆を動かしたい

ー現在、経営されている会社名と主な事業内容を教えてください。
株式会社Crowd Moove(クラウドムーブ)という会社を経営しています。
「Crowd」には大衆という意味があり、それを動かすという意味を込めて、「Move」を組み合わせた社名にしました。大学4年生の時に立ち上げた会社で、なにもない・ゼロからでも社会を動かせるような会社にしたいという想いを込めています。
現在は、必要な時に必要な分だけ業務代行を依頼できる、オンライン型のBPOサービス「Crowd Mooveアシスタント」を運営しています。
その中でも経理に特化した「経理の匠」と、総務に特化した「総務の匠」を直近でリリースしています。主な役務内容としては、業務の代行を中心とし、必要に応じて業務フローの改善、効率化提案、AI・ツール活用サポートを行います。
経営で重要な営業力を養うためにインターンを始めた
ー小学校〜高校まで、会社経営に憧れを抱いたことはありますか?
小学校から高校まではスポーツ漬けの日々で、起業なんて考えたことはありませんでした。ただ、テレビドラマを観て「ビジネスマンってカッコいいな!」というイメージをうっすら持っていました!
小学校の頃はプロの選手を目指すサッカー少年で、中高ではサッカー選手を諦め、6年間ひたすらテニスに打ち込んでいました。
中高と部活に100%の情熱を注いできたので、大学でもとりあえずサークルに入ってみたんです。ところが、友達作りがメインのようなサークルだったので楽しいとは思ったものの、もっと真剣に何かに打ち込みたいと思ってインターンをしました。
起業を意識したインターンではありませんでしたが、社会を何も知らない学生がビジネスに触れるきっかけになりました。
ー大学在学中のインターンでは、どのような業務経験を積まれたのでしょうか?
大学1年生の頃、コロナ禍でやることがなくなったことをきっかけに、企業の長期インターン(リモートワーク)に応募し、大手人材系の会社で営業インターンを始めました。
自分なりに色々と調べたり情報収集した上で、営業職を選んだ理由は3つあります。第一に、コミュニケーション能力の向上です。営業は相手のニーズを的確に把握し、それに対する最適な提案を行う必要があるため、実践的なコミュニケーションスキルが身につきます。
第二に、数値目標の達成プロセスを通じたロジカルシンキングの習得です。営業は常に売上目標という明確な数値と向き合うため、現状分析、課題の特定、解決策の立案、実行、検証というPDCAサイクルを回す力が自然と鍛えられます。
そして第三に、経営者との接点を通じた経営視点の習得です。法人営業では経営者や意思決定者と直接対話する機会が多く、企業が抱える本質的な課題や、トップがどのような思考で事業戦略を描いているのかを間近で学ぶことができると考えたからです。
業務は法人の新規開拓営業(テレアポ)がスタートで、商談アポイントを獲得するために毎日企業に電話をかけて営業をしていました。
成果が上がり、その後は商談を担当するフィールドセールスに、最終的にはインターン生の採用・マネジメントを行う営業マネージャーも経験しました。
ーどのようなきっかけで起業しようと思われたのでしょうか?
まず、大手人材会社での営業成績が自信の土台になりました。営業をかなり頑張った結果、学生インターンでありながら、成果インセンティブによって社員よりも倍以上、良い報酬をいただけるようになりました。これで「自分の力で結果を出せば、それに見合った対価を得られる」という起業家的な働き方を実感できたんです。
次に決定的だったのが、経営者との出会いです。商談で来られる経営者の方々を間近で見る機会が多くて、「すごくカッコよくて、輝いている方が多いな」という印象を持ったんです。彼らが持つ独特のオーラや、責任を背負って事業を推進する姿勢に、強い憧れを感じるようになりました。
最後の決め手は、直属の上司からの一言でした。マネージャー職の方とプライベートで遊んでいたとき「たくみは起業したほうがいいんじゃないかな?」と言われたんです。それまで漠然と感じていた起業への想いが、この客観的な評価によって「これは本当に現実的な選択肢なんだ」と確信に変わりました。
そこから本格的に起業を視野に入れて進路を考えるようになりました。
営業、採用、新規事業立ち上げの経験を積み、21歳で起業を決意した

ーインターン生から起業するまでの経緯をお聞かせください。
尊敬する上司から起業を勧められましたが、その時点ではまだ経験不足を感じていました。そこで起業前にもう少し幅広いスキルを身につけたいと考え、いくつかの会社で採用人事や営業企画を経験することにしたんです。
最終的に参加したのが、営業会社の新規事業立ち上げプロジェクトでした。ここでの経験が、起業への確信を決定づけることになります。
まず、ほぼ売上ゼロの状態からスタートし、事業の全実務を任されました。市場調査から営業戦略の立案、実際の営業活動、チーム構築まで、文字通り「ゼロイチ」の事業創造を経験したんです。社長から直接フィードバックをもらいながら進められたので、経営者の視点でPDCAを回すことができました。
その結果、事業は急成長を遂げ、会社全体の売上拡大と組織規模の拡張に大きく貢献することができました。振り返ってみると、これはほぼ起業の疑似体験でしたね。違いは、失敗した時のリスクを会社が負ってくれることと、社長や役員の方々が間違いを指摘してくれるという、かなり恵まれた環境だったことです。
この成功体験が決定的でした。「自分がメインで立ち上げた事業が実際に成果を出せた」という事実により、「これなら起業してもやれるかも」という実感が湧いたんです。
ただ、正直に言うと根拠があるかないかわからないギリギリの自信でした。でも当時21歳でしたから「最悪失敗してもどうにかなるだろう!」という若さゆえの見切り発車で、思い切って起業に踏み切ったんです。
こうして2023年11月、BPOサービスを事業とする「株式会社Crowd Moove」を立ち上げることになりました。
ー競合ひしめくBPO業界への参入を決めた理由とは何でしょうか?
BPO事業のきっかけは、採用支援のクライアント様からの何気ない相談でした。「スカウトしたいけど、人手が足りないんだよね」と言われたんです。
実は私自身もそういった細かい作業が得意ではなかったので、当時自分につけていたアシスタントをクライアント様にお貸しする形で対応しました。
この小さな実験が予想以上の成果を生みました。最初は一つの業務だけの予定だったのが、結果的に全ての部署でアシスタントを使ってくださったんです。この時に「BPOニーズってこんなに潜在的にあるんだ!」と実感しました。
市場分析をしてみると、確かにBPO業界は競合が多い激戦区です。しかし、それは逆に市場規模の大きさを証明していると考えました。需要があるからこそ多くの企業が参入している。だからしっかりと良いサービスを持っているのであれば、参入を躊躇する必要はないと判断したんです。
この経験から「Crowd Mooveアシスタント」の核となるアイデアが生まれました。従来のBPOサービスは月額固定や大きなプロジェクト単位での契約が多いのですが、「実際に使った分だけ時給が発生する」というアルバイト形式のコスト感で使えるサービスが求められていると感じたんです。
従量課金制なら初期投資が不要で、企業側も気軽に試せます。また、継続的な関係を築きやすいというメリットもあります。
差別化のポイントは、私自身の経験にあります。これまで色んな会社で業務委託を経験してきたので、クライアント企業の中に入り込んで課題を発見し、解決するノウハウが身についているんです。
単純に作業を代行するだけでなく、他社のBPOサービスよりもお節介なくらいアドバイスや提案を行う。この「課題解決型のサポート」が、私たちの大きな優位性だと考えています。
経営ノウハウを学びたいなら、経営者と直接話すことが手っ取り早い
ー起業の準備において苦労した点や、活用したサービスをお聞かせください。
完全に自己資本で進めたので、事業計画書は作成しなかったですし、資金調達にも手間をかけることなく起業しました。
銀行口座に関しては、オンライン決済ができるように「GMOあおぞらネット銀行」を開設しました。当時、資本金が10万円くらいしかなかったので、融資枠を利用しながらキャッシュフローを安定させていましたね。
会計ソフトfreeeやベンチャーサポートなどのサービスも必要に応じて利用しました。
ー起業前に経営ノウハウや成功事例などを学ぶ機会はありましたか?
学生時代、本をよく読んでいました。あとは、強い経営者の考え方を取り入れたくて、サイバーエージェント代表の藤田晋さんの著書を読ませていただきました。
ノウハウはもちろんですが、何より情熱的な本がやっぱり好きで、そういうのを読むとしばらくの間めちゃくちゃモチベーションが高まるんです!
ただ、経営者の方と実際に会ってお話しすることが一番効率が良いなという印象はありますね。
起業に関する相談をすることはありませんでしたが、インターン生の時も会社の社長やクライアント様の経営者の方とお話ししているだけで刺激を受けますし、沢山勉強させていただきました。
ユニークなアイデアを生み出す余裕をつくる「Crowd Mooveアシスタント」

ー株式会社Crowd Mooveが掲げるビジョンとミッションをお聞かせください。
Crowd Mooveは「ユニークで創造的な世の中を創る」というビジョンを掲げています。なんとなく閉塞感があるこの世の中で、ユニークなアイデアを生み出す余裕のある社会を創っていきたいという想いがあります。
また、「人と組織の経済効果を最大化する」というミッションを掲げています。私はこれまでいくつかの会社で働いてきましたが、人手が足りない、仕事が多すぎる会社がありました。そういった会社には、組織を変えたり新しい事業を考えたりする余裕がないんです。
そんな会社に対して、「ビールでも飲みながらみんなでユニークなアイデアを出し合えるような空気感」を創れることに貢献できたら良いなと考えています。
ー「Crowd Mooveアシスタント」の特徴についてお聞かせください。
Crowd Mooveアシスタントは、初期費用がない従量課金制のBPOサービスです。
メインターゲットは社員数100名以下の中小企業で、実際には多忙な一人社長の方からご依頼をいただくことが多いです。あとは、社員数70〜100名規模で上場を目指されているN-2期くらいの企業様からもよくご相談を受けています。
Crowd Mooveアシスタントを利用する理由としては、「外注に丸投げしてバックオフィス業務を安定させたい」「社員が抜けた穴を埋めたい」といった課題が挙げられます。上場を目指している企業様からは、「毎月スケジュール通りに、バックオフィス対応が完了している」という安定感・安心感があるところを評価していただいています。
ー「Crowd Mooveアシスタント」の強みはどこにあるのでしょうか?
私たちの強みは、無駄なコストをかけずに、すぐに負担の大きい業務を丸投げできる点です。
多くの中小企業では人手不足が深刻化しています。その結果、経営陣や優秀な社員が、経理処理や採用のスカウト作業といった「重要だけれど付加価値の低い業務」に時間を奪われてしまっているんです。
これは明らかに人的リソースの非効率な配分ですよね。
私たちはこの構造的な問題を解決します。手間のかかる業務を全て代行することで、クライアント様の貴重な人材を本来やるべき仕事に集中させるんです。
つまり、経営陣には戦略立案やビジョン策定に、優秀な社員には新規事業開発や顧客価値の創造に専念してもらえる環境を作り出します。
Crowd Mooveアシスタントは、高度な専門性を要する業務ではなく、「誰でもできるけれど時間がかかる業務」に特化しています。
この明確な棲み分けにより、専門業者よりも圧倒的に低コストで、かつスピーディーに実行部隊を提供できるんです。
結果として、クライアント様は最小限のコストで最大限の時間を創出できる。その時間を使って会社の競争力を高める活動に集中していただく。
これが私たちの価値の核心です。
AIでサービスの改善を図り、新たな価値を生み出していきたい
ーサービスの認知拡大において、特に力を入れたアプローチとは何でしょうか?
オウンドメディアのSEO対策には力を入れていまして、その効果がしっかりと現れています。現在も引き続き頑張っているところで、定期的にお問い合わせいただいております。
SNSに関してはFacebookをかなり動かしています。ただ、継続的に更新するのは苦手なので、オフラインで誰かと会ったり、紹介を受けたりするケースのほうが多いです。
先輩の社長が運営しているコミュニティで、経営者向け動画コンテンツを出させてもらっていて、動画経由でお問い合わせをいただくこともあります。
ー今後、新たに展開しようと考えているビジネスがあれば簡単にお聞かせください。
事業を運営して2年経った今、面白い発見がありました。「誰でもできるけれど時間がかかる業務」に特化してスタートしたのですが、実際に最も多い依頼は経理・労務といったバックオフィスの専門業務だったんです。
この需要に応えるため、社内ノウハウの蓄積や10年以上の実務経験を持つバックオフィスのプロフェッショナル採用を積極的に実施してきました。
その結果、一般的な経理代行会社よりもかなり強力な組織・対応実績を持つ会社になりました。
そこで今後は、バックオフィスに特化した専門BPOに舵を切っていこうと考えています。
さらに、AI活用や各種会計ツールを駆使した業務効率化・コスト削減の支援実績も増えてきているので、この領域も強化していきたいですね。
また、これらのノウハウを活かして経理人材の育成スクール事業も準備中です。既にトライアルも決まっていて、まずは法人向けの社員教育として提供する予定です。
ただし、従来のアシスタント的な使い方もできるようにしつつ、専門領域にも対応できるようになっただけです。
つまり「ノンコア業務を低コスト×オペレーションに強い会社が対応する」→「急速な事業成長や売上アップに直結する時間を作り出す」という根本的な構造は変わらず、対応できる業務の幅が広がったというイメージですね。
好不調の波があっても、最後には勝つという気持ちが大切

ー経営者として大切にしているマインドを教えてください。
決して調子に乗らないことです。
めちゃくちゃ売上が伸びたと思って油断していると、そこからガクンと落ちることがあります。まさに弊社がそうで、半年前くらいに売上が一気に95%減少したんです。
第一期目は学生に毛が生えたみたいな状態で起業したので、「就職したほうがいいのかな」って何十回も考えましたね。しかも、その翌月に足を骨折したり、創業メンバーが辞めると言い出したり、とにかく泣きっ面に蜂状態でした。
売上が落ちた原因は色々あると思いますが、「経営者なしでも絶対に回る体制」が整っていないときにサボってしまうと、そういう結果を招きやすいと思います。
メンタル面も大事だと思います。変に病んでしまう人は、個人的にはあまり向いていないのではないかなと思います。
私の場合は売上が一気に落ちて、しばらく毎月数百万の赤字が続きましたが、基本的には「この状況面白すぎるだろ!笑」というスタンスで、焦りながらも1つのハードシングスとして前向きに乗り越えようという心持ちでいました。
もちろん経営者として同じ失敗を繰り返さないよう、顧客基盤や組織体制、営業やマーケティングなど、事業戦略を大幅に変更し経営安定化に努めています。
おかげさまで、売上も回復し、安定成長を続けています。
ー組織と社員の成長を促すために心がけていることはありますか?
とにかく正直なコミュニケーションです。
その象徴的な出来事が、売上が95%落ちた時の対応でした。普通なら隠したくなるような状況ですが、メンバー全員にその厳しい現状をきちんと伝え、直近2、3ヶ月で給与が減ってしまうことも正直に説明しました。経営者としては決して褒められた状況ではありませんが、「隠さない」という姿勢が、今となってはメンバーとの強い信頼関係の土台になっていると感じています。
また、社長とメンバーという上下関係にとらわれず、常にフラットに接することも心がけています。誰でも率直に意見を言える環境を作ることで、何でも言い合える組織文化が生まれました。私もよくいじられてます。笑
この透明性の高いコミュニケーションにすることで、まず無駄なコミュニケーションコストが発生しません。情報の隠蔽や忖度がないので、課題や改善点がすぐに表面化します。
あとは、離職率の低下ですね。メンバーが組織の状況を正確に把握し、納得して働けるので、不信や不安による離職が起きにくいです。
逆に、不満があった場合はすぐに伝えてくれます。
個人的には「社員が本音を言ってくれない」というマネジメントのケースって、よく考えるとマネジメント側の方が社員に本音で話しきれていない、特に弱みをいい感じに見せることが出来ていないのではないかな?と思っていたりします。
離職率が低下することで人が育ち、組織が安定し、クライアント様に対して一貫して高品質なサービスを提供できる体制が維持できています。
正直なコミュニケーションは、単なる理念ではなく、事業成果に直結する重要な経営戦略だと考えています。
会社という箱が自分の居場所になり、自由も得られる
ー経営者になって良かったことや、やりがいについてお聞かせください。
経営者になって一番良かったのは、自分の居場所を作れることですね。起業したことで、この社会に「Crowd Moove」という会社ができて、そこを中心にクライアント様や社員、スタッフとの関係が生まれています。
やりがいを感じる瞬間は結構たくさんあります。
たとえば自分で考えた事業やサービス内容がクライアントにめちゃくちゃ喜ばれたとき、ひと波乗り換えたあとに大切なクライアントやスタッフと一緒に美味しいご飯を食べに行けることですね。
そして何より、経営者になると全てを自分で決められるんです。どんなサービスを作るか、どういう人を採用するか、どの方向に事業を進めるか——これら全部が選べるのは、本当にやりがいと責任が大きい仕事で楽しいです。
あと、会社を経営していると毎日色んな壁や想定外のトラブル、知らないことが起こるので、自然と問題を解決する「なんとかする」力がついてきます。
メンタル面でも確実に成長できているなと感じますね。毎日が新しい挑戦の連続で、それが面白いです。
覚悟と熱意があれば、失敗も乗り越えていける

ー起業を目指している読者に対して、メッセージをお願いします。
起業を目指している方とよくお話しする機会があるんですが、「相談するくらいなら、今から起業しちゃえば?」といつも思っています。
まず、会社経営は実際に体験しないとわからないことが多すぎるんです。
やる前は意外とできそうな気がするものですが、実際にやると大変で、手が回らないことが多すぎたり、私のように創業メンバーがいなくなったり、売上が95%落ちたり、色んな事件が起こります。
「経営に携わる」と「自分で経営をする」にはとんでもなく大きな違いがあると思います。だからこそ、見たり聞いたりするのではなく、経験することが大事ですね。成功しても失敗しても、どちらも貴重な経験資産として蓄積されます。
次に、どんなに優秀な人でも起業は別物だということです。マッキンゼーのような超一流企業で活躍していた人でも、起業して非常に苦労することは珍しくありません。プレイヤーとして優秀なことと、起業家として成功することは全く違うスキルセットなので、その感覚の違いは早めに知っておいた方がいいと思います。
あとは、タイミングの問題です。家族ができたり、年齢を重ねて体力が落ちてきたりすると、失敗した時に迷惑をかける人が増えてしまいます。リスクを取れるうちに挑戦した方が、結果的に自分にとっても周りにとっても良いんじゃないでしょうか。
個人的には、人によって好き・嫌い・合う・合わないが大きく分かれる仕事だと感じています!
起業や独立に興味を持ったら、まずは「起業の窓口」に登録してみよう!

起業には個人事業主としての開業と会社設立の2種類があり、事業形態に合わせて選ぶことが大切です。また、起業のアイデアをまとめたり、事業計画書を作成したりといった起業の流れを把握し、十分な準備を整えるようにしてください。
一度起業すると、資金や従業員の管理、納税など多くの責任を負わなければなりません。過去の成功事例も参考にしながら、自分なりのビジネスを展開できるよう起業アイデアを練ってみましょう。
起業や開業、独立に興味を持ったら、まずは「起業の窓口」に登録してみよう!
「起業の窓口」では、起業に必要なノウハウや成功者のインタビューなど、さまざまなコンテンツを完全無料で提供しています。
会員特典として、起業・経営支援のプロ「V-Spirits」が監修するオリジナル冊子『会社設立完全ガイド』を無料プレゼント。さらに、V-Spritsによる1時間の無料起業相談や、GMOインターネットグループが展開するビジネスの立ち上げや拡大に役立つ各種サービスをおトクな特典付きでご紹介します。
あなたの夢の実現を全力でサポートします!
- ※本記事の内容は取材時点の情報に基づいて作成されたものであり、今後変更される可能性があります。
- ※本記事は一般的な情報提供を目的としております。個人の状況に応じた具体的な助言が必要な場合は、専門家にご相談ください。
- ※本記事に掲載された情報によって生じた損害や損失に対し、弊社は一切の責任を負いません。