【Timedoor】アウトサイダーが創る新時代のIT教育!発展途上国の子どもに光を!
インドネシアのバリ島を拠点とし、Web制作やスマホアプリ開発、オフショア開発、子ども向けIT教育サービスなどを展開するTimedoor(タイムドア)の経営者、徳永裕さん。
2008年、営業会社の株式会社プロトコーポレーションに入社した徳永さんは、会社で目立つために仕事に猛烈な情熱を注ぎ、IT部門ながら新卒1年目で新人賞を獲得しました。
2014年、初めての海外旅行先となったフィリピンの社会に衝撃を受け、IT・テクノロジーの力で発展途上国の社会や教育に貢献するために、Timedoorを創業。
現在、子ども向けプログラミングスクールtimedoor academyの運営をメインとし、グローバルに活躍をされている徳永さんに、起業に至るまでの背景や経営者として大切にしているマインドをお伺いしました。
- 徳永裕さんのご経歴
- ITとテクノロジーの力で、発展途上国の子どもに未来を与えたい
- ー現在、経営されている会社名と主な事業内容を教えてください。
- 目立ちたいという一心で、仕事の成果にこだわった
- ー学生時代、会社経営に興味はあったのでしょうか?
- ープロトコーポレーションでの成長体験についてお聞かせください。
- 恵まれない人と国のために、何か貢献したいと思った
- ー海外進出を意識するようになったきっかけを教えてください。
- ー最終的にインドネシアをビジネス拠点に選んだ理由は何でしょうか?
- ーIT教育をメインの事業にした背景をお聞かせください。
- ー同じようなビジネスモデルの競合は存在したのでしょうか?
- ー起業するにあたって、事業計画書や資金調達はスムーズに進みましたか?
- アウトサイダーだからこそできる、新しい教育の形を模索した
- ーTimedoorが掲げるビジョンやミッションについてお聞かせください。
- ーtimedoor academyは、どのようなターゲットに向けた、どのようなサービスを目指しているのでしょうか?
- ーtimedoor academyの独自性、競合優位性はどのような要素にありますか?
- ーサービスの認知拡大において、特に力を入れたアプローチとは何でしょうか?
- ー今後、事業をどのように発展させていきたいと考えていますか?
- 挑戦し続ければ、誰にも想像できない変化だって起こせる
- ー経営者として大切にしているマインドを教えてください。
- ー組織と社員の成長を促すために心がけていることはありますか?
- ーご自身とTimedoorの将来ビジョンをお聞かせください。
- バカでもいいから、ブレずにやり続けるハートが大切
- ー起業して良かった、経営者になって良かったと思えたことをお聞かせください。
- ー経営者を目指す上で大切な要素とは何でしょうか?
- 世界に視野を広げて、大谷翔平のようなスターを目指してほしい
- ー起業を目指している人に対して、最後にメッセージをお願いします。
- 起業を決意したら「起業の窓口 byGMO」を活用しよう
徳永裕さんのご経歴
- 2004年頃:拓殖大学時代にプログラミングを習得。
- 2008年:株式会社プロトコーポレーションへ入社。ITソリューション部門でWebメディアの運営・開発・マーケティングなどを担当。
- 2014年:インドネシアのバリ島に移住。インドネシアや日本でシステム開発、オフショア開発を行う「Timedoor」を創業。
- 現在:子ども向けプログラミングスクール「timedoor academy」を運営。5ヵ国40拠点、5,000人以上の生徒にIT教育を提供。
ITとテクノロジーの力で、発展途上国の子どもに未来を与えたい
ー現在、経営されている会社名と主な事業内容を教えてください。
現在経営しているのは、Timedoor(タイムドア)という会社です。社名には「未来の扉を開ける」という想いが込められています。
弊社では、テクノロジー、教育、人材をキーワードとして、主に3つの事業を展開しています。
1つ目は、約10年前に始めたシステム開発事業です。日本とインドネシアのジャカルタ・バリを拠点として、Web制作やスマホアプリ開発、オフショア開発などを行なっています。
2つ目は、子ども向けのIT教育事業です。こちらは主に、5歳から18、19歳くらいまでの若い方に対して、プログラミングをはじめとしたさまざまなテクノロジーを教える教育事業を行なっています。
3つ目は、職業訓練学校のような形式で、日本で働きたいインドネシアや他の国の方に対して、日本語の習得支援や日本文化の理解促進、職業トレーニングなどを提供しています。たとえば、飲食店やホテルで働きたい方に、実際の業務を少しだけトレーニングさせ、最終的に日本の企業様に紹介するという形です。
目立ちたいという一心で、仕事の成果にこだわった
ー学生時代、会社経営に興味はあったのでしょうか?
学生の頃はいわゆるやんちゃ坊主だったので、「勉強して経営者になるぞ!」という気持ちは全くなかったです。いつでも輪の中心にいたい目立ちたがりの性格でしたね。その他大勢になるのがあんまり好きじゃなかったんです。
小学生ならスポーツや勉強で目立てますが、中学・高校に上がっていくにつれて、それが難しくなっていきました。当時、どうやって目立とうか考えた結果、金髪にしたり制服をアレンジしたり、不良っぽい方向に走ってしまったんです。それが大学まで続きました。
大学では全然勉強をしていなかったですし、飲みすぎて学校に行かなかった日もあったくらいです。夜中の3時くらいまでバイトをしていたので、そもそも勉強をする時間があまりありませんでした。
大学卒業後、プロトコーポレーションという会社に入社して、そこから考えが変わっていきました。社会に出ると、今までのような目立ち方はできないですから、「頑張りまくって成果を出して目立つしかない!」という気持ちが芽生えたんです。
ープロトコーポレーションでの成長体験についてお聞かせください。
新卒が何十人も入るようなそこそこ大きな会社だったので、そこで新人賞を取ってやろうと考えました。IT部門に配属された私はそこでしゃかりきに働き、見事、新卒1年目で新人賞を取ることができました。
プロトコーポレーションは営業会社なので、IT部門で新人賞を取るのは結構難しかったんですよ。それを成し遂げたことで、「仕事ってこんなに面白いんだ」と思うようになりました。その後、ビジネスと真面目に向き合うようになり、徐々に会社経営に興味を持ち始めたという背景があります。
ただ、若くしてリーダーになったので、厳しく叱られることはしょっちゅうありましたね。でも、それによって鍛えられましたし、今思うと有り難いことですよね。
新卒の頃から結構大きな仕事を振っていただけましたし、出世も比較的早かった方でした。
プロトコーポレーションは、もともと中古車情報誌のグーネットという紙メディアから始まった会社で、当時、紙メディアからインターネットで探す時代の転換期にありました。オールドメディアが新しいネット時代のメディアに変わっていく姿を見られたのも、良い経験になりましたね。
恵まれない人と国のために、何か貢献したいと思った
ー海外進出を意識するようになったきっかけを教えてください。
単純に海外に行ってみたくて、大型連休に合わせてフィリピン旅行に行ったんです。初めての海外旅行は刺激的で勉強になることも沢山ありました。そのときに一番感じたのは、やっぱり日本に生まれて恵まれていたことですね。
フィリピンのマニラには治安の悪い場所もあります。そこにはストリートチルドレンが沢山いて、スラム街のゴミ山で金目のものを探して、それを売って生活するような人も見てきました。
改めて海外でそういう光景を見たときに、日本で生まれて育ってきた自分は経済的にも恵まれていたんだなって思ったんです。
それから、「今、自分が日本でやっていることって何なんだろう?」と考えるようになりました。一生懸命働いてはいますけど、売上や数字に常に追われていますし、メディアに関しては「ユーザー数を上げろ!トラフィックを増やせ!」と言われる毎日です。
そんな自分の人生に疑問を抱くようになっていきました。IT・テクノロジーは、新しいもので世の中を便利にする力があるのに、それを金儲けの道具だけにするのはどうなんだろうって。
それなら、少しでも恵まれない人や国を助けることに利用できないかと思い、海外に視野を広げてビジネスをやろうと決めました。
ー最終的にインドネシアをビジネス拠点に選んだ理由は何でしょうか?
プロトコーポレーションを辞めてインドネシアのバリ島に移住し、そこで創業したのが日本向け・インドネシア向けにシステム開発を行う「Timedoor」です。
フィリピンやシンガポールでもよかったんですけど、実際に街を見ていくなかでインドネシアが最も人口が多く、色んな物が買われていました。人口が多い分、社会問題も沢山あります。たとえば、交通渋滞や大気汚染、貧富の格差、教育の問題などですね。
国自体に課題が沢山あるのは、その分ポテンシャルもあるということです。何かを成し遂げられたときに社会に与える影響が大きいですし、そのためにインドネシアでビジネスを展開しようと決めたんです。
ーIT教育をメインの事業にした背景をお聞かせください。
創業当時、自分にできる唯一のことがシステム開発だったので、それをメインの事業としました。教育事業を始めたのは、創業から5年目くらい経った頃ですね。
新型コロナが流行る少し前くらいから、日本政府は「GIGAスクール構想」という取り組みを開始しました。それは、全国の児童・生徒1人に1台のパソコンやタブレットを与えて、プログラミングやテクノロジーを使った学習をさせるというものです。
自分が大学生の頃に初めて勉強したことが、今では小学生から勉強できる環境になっているんですよ。じゃあ、インドネシアではどうなんだろうと調べてみた結果、まだまだそういう教育は存在していませんでした。
そこでまた社会の格差を感じましたし、「誰もやっていないことなら、自分たちがやってやろう!」と思ったことが、インドネシアでIT教育事業を始めるようになったきっかけですね。
ー同じようなビジネスモデルの競合は存在したのでしょうか?
当時、IT教育というものが世の中に普及していなかったですし、本気で力を入れている競合はかなり少ない状況でした。
日本はインドネシアの人口の約半分ですけど、1万2,000くらいのプログラミング教室があり、小学生でも必死に勉強しています。それに比べて、インドネシアのプログラミング教室は現在2,300程度しかありません。
弊社がIT教育事業を始めた約5年前は、ITを勉強することの大切さがまだまだ認識されていませんでした。競合が生まれるような状況ではなかったですし、完全にブルーオーシャンの市場に参入したということになります。
最初は仕事が休みの日に、ボランティアでプログラミングを教えていました。それがインドネシアの子どもたちに好評で、友達を沢山呼んできてくれるようになり、どんどん認知が広がっていったんです。
子どもたちに喜んでもらえましたし、結構クリエイティブなものを作ってくれたりしたので、もっと頑張って広げて世の中に貢献していきたいと思いました。
ー起業するにあたって、事業計画書や資金調達はスムーズに進みましたか?
プロトコーポレーション時代にExcelなどを触っていましたし、それを応用する形で事業計画書や必要書類を作成できました。
資金調達に関しては、プロトコーポレーション時代に知り合った取引先の方が、エンジェルインベスターとして協力してくださりました。会社を辞めるとき、その方に挨拶をしに行って、そこで海外で挑戦することをお伝えしました。お金を借りるためにお話ししたわけではないんですが、「資金を出すから一緒に頑張りましょう」と応援してくださったんです。
そういう機会に巡り合ったのも、前職で人脈を築けていたからこそですね。
アウトサイダーだからこそできる、新しい教育の形を模索した
ーTimedoorが掲げるビジョンやミッションについてお聞かせください。
Timedoorでは、timedoor academyという教育事業を行なっており、基本的に発展途上国にフォーカスしたビジネスを展開しています。
「発展途上国の持たざる者たち全てが、IT教育にアクセスができる社会を創る」というビジョンを掲げ、そこを目指して一歩ずつ前へ進んでいるところです。
先進国の場合、良い教育に当たり前にアクセスできる社会になっていますが、発展途上国ではそういう教育を受けられない子どもたちが沢山います。そこに対して我々は、生徒に教えるための拠点を作る、教育トレーニングを実施する、教員を育てるなどの活動をしています。
誰もが生きながらに損するような社会をなくしていきたいんです。
恵まれずに生まれ育った子どもでも、頑張って勉強すれば人生を好転させることができる。それを教育やテクノロジーの力で実現するのが、私たちの役目だと思っています。
最初はインドネシア一カ国のみで始めたIT教育ですが、現在はフィリピンやマレーシア、バングラデシュ、エジプトなどの国でも少しずつ展開させています。
今後はインドネシアだけに限らず、色んな発展途上国の社会に貢献していけるように頑張りたいですね。
ーtimedoor academyは、どのようなターゲットに向けた、どのようなサービスを目指しているのでしょうか?
基本的には発展途上国の5歳から18歳まで、つまり小学校中学校ぐらいの子どもをメインターゲットにしています。
発展途上国の子どもたちには、日本のように受験勉強を一生懸命頑張るカルチャーがないんです。そのような子どもたちにアプローチするにあたって、まずは「教育自体を楽しくする」というところに重きを置きました。
それに向けてtimedoor academyでは、ゲームを遊ぶような感覚で勉強ができるサービスの提供を目指しているところです。
ーtimedoor academyの独自性、競合優位性はどのような要素にありますか?
私も含めて、弊社のメンバーは教育をバックグラウンドとした人間ではないので、いわゆるアウトサイダーです。アウトサイダーだからこそ、今までの常識にとらわれずに何か新しいことを提供できる点が優位性になっていると思います。
今、弊社が開発した独自のシステムがあり、子どもたちがそこにアクセスをして、動画や練習問題、試験、ちょっとしたゲーム要素などで学習できる環境になっています。今後は、AIが何かを教えたりレビューしたりする新たな要素を取り入れ、テクノロジードリブンで教育をアップデートする方向に進んでいきたいです。
地方や発展途上国で教育を広げていこうとするITの教員みたいな人って、実はほとんどいなくて。そのようなケースで、全ての技術やナレッジの半分くらいをシステムが教えて、残り半分を先生がサポートするような形式を考えています。
要は、先生がメンターやファシリテーターのような役割になる教育の形ですね。
ーサービスの認知拡大において、特に力を入れたアプローチとは何でしょうか?
認知を広めるために、あらゆる手段を活用しなければなりませんでした。
都心部の場合、特に効果があるのがソーシャルメディアの広告です。ただ、それだけになるとやっぱりお金がかかってしまいますし、そもそも地方ではネット広告が意味をなさないケースもあります。
そこで、自分たちで一軒一軒周ってビラを配ったり、学校を訪問してワークショップやったり、あとは友達づくりに力を入れたり。泥臭いこともやりながら、認知を獲得していきました。
ー今後、事業をどのように発展させていきたいと考えていますか?
現在、オフラインの教育センターが約40店舗あるので、100店舗くらいまで拠点を広げたいと考えています。
ただ100店舗作っても、我々の教育になかなかアクセスできない方々が沢山います。そこはワンステップ踏み込み、弊社でトレーニングを経た教員人材のコミュニティを活用して、各地域でIT教育システムを提供できるスキームをつくっていきたいです。
具体的には、Timedoor Academyサーティファイティーチャーみたいな形で認定教師の国家資格のような仕組みをつくり、IT教育人材を育成していくアイデアがあります。
その認定を得た人材が、教員としてしっかりお金をもらい、社会で地位を高くして生きていけるような社会をつくりたいですね。
小学生、中学生、高校生を中心とした教育を提供していますが、そこで身につけたスキルを活かして仕事に繋げることも大事にしたいです。仕事の手前の大学とも連携していきたいですし、自分たちの大学をつくるというプロジェクトも一歩ずつ勧めたいと考えています。
最終的には、デジタルネイティブなグローバルIT人材を育成し、アメリカやイギリスなどの世界に羽ばたかせていくことをお手伝いできる会社を目指したいです。
挑戦し続ければ、誰にも想像できない変化だって起こせる
ー経営者として大切にしているマインドを教えてください。
自分の成し遂げたいことや、夢をしっかりと持つことです。そのゴールがあるからこそ、ブレずにこの10年間頑張ってこれました。
「心の底から本当にそれを成し遂げたいんだ!」という想いに深みがないと、口先で夢を語るだけの人になってしまうので、自分にプレッシャーをかけることも大切にしています。
自分がビジネスを全力で頑張れるのは、「誰かのためになれる」という理由があるからです。自分のためだけなら心が折れていたと思いますし、子どもたちのため、社会のためになれるからこそ、ここまで歩んでこれました。
弊社には100名以上の社員もいますから、社員の生活や成長を考えるとやっぱり簡単には諦められないですよね。
それと、インドネシアの方たちの心の穏やかさ、優しさ、明るさが日本で忘れていた心を取り戻させてくれるんです。インドネシアの方たちとの出会いや繋がりには、本当に感謝しています。
ー組織と社員の成長を促すために心がけていることはありますか?
Timedoorでは、社員同士が良き仲間であり、良き家族のような関係性になれるかどうかを大切にしています。
仕事上の関係に留まらず、一緒にBBQやラフティングをしたり、温泉に行ったりしていますし、仕事仲間という関係を超えるものを会社として築いていきたいです。
家族みたいな関係になると、そんなに簡単に裏切ることはありませんし、何か問題があったときにお互いサポートし合うことができます。ビジネスの観点でいうと、社員の離職防止に繋がるメリットもありますよね。
ーご自身とTimedoorの将来ビジョンをお聞かせください。
もはや自分自身=自分の会社という人生になっているので、将来的に目指すところは同じです。
本当に若い子どもたちがしっかりと良い教育にアクセスでき、最後は仕事をして人生を幸せにしていくこと。私自身もTimedoorも、そこにコミットして活動していきたいです。
特に私の場合は、日本からインドネシアにきているので、海外に飛び出て何か勉強して挑戦するという素晴らしさを知っていますし、それによって自分が成長できたという実体験もあります。インドネシアの方にもそういう経験をしてもらいたいと思っています。
日本の学生にも海外にきてもらい、新しい経験をしてインドネシアで働いたり、日本に戻って働いたり、今までになかった選択肢を与えていきたいです。国際間の人材教育、国際間の仕事の橋渡しのような新たなエコシステムを開発できたらいいですね。
実はインドネシアだけではなく、フィリピンやエジプト、シリアでもそういうプロジェクトを進めています。シリアの子どもたちと日本人が交流できたらちょっと面白そうじゃないですか。もっと色んな国や地域にビジネスや学校をつくれば、そこからまた色んなハブになっていきます。
挑戦し続ければ、誰にも想像できない変化だって起こせる可能性があるん
バカでもいいから、ブレずにやり続けるハートが大切
ー起業して良かった、経営者になって良かったと思えたことをお聞かせください。
一つ挙げるとすれば、自分自身の可能性に気づくことができ、実際にそれをアクションに繋げられていることです。
日本では、高校から大学と進んでいくうちに、尻窄みになるような人生観が若干あると思います。たとえば、小さい頃にサッカー選手や野球選手になりたいと思っていても、どんどんそれを諦めていくっていう。
私は海外に出て、色んな経験を積んできましたが、「自分でもこんなことができる!もっとこういうことができる!」と少しずつ気づくことができました。そして、人生そのものが大きくなっていく感覚があったんです。
有り難いことに周りの方のサポートもあり、「自分一人ではできないような大きなことだって、成し遂げられるかもしれない」と思うようになりました。
経営者になると、普通にサラリーマンをやっていたら見られないような景色も見られます。創業10周年を迎えたとき、自分の人生や自分がやってきたことを、1,000人の方に祝っていただけました。
これからもっと頑張ってより多くの人を幸せにすることができれば、20周年のときに1万人に祝ってもらえるかもしれませんし、それは経営者人生として素晴らしいことだと思いますね。
ー経営者を目指す上で大切な要素とは何でしょうか?
色んな経営者がいるので一概には言えませんが、私の場合はバカなので(笑)、後先考えずとにかくやってみることを大切にしています。
リスクや失敗を恐れたり、自分にはできないんじゃないかと考えてしまったりすると、段々動けなくなります。ですから、あまり小頭が良くなりすぎるのも良くないんですよ。どこで割り切って、「とりあえず一旦やってみよう!」というスタンスが、経営者になれた一つの要因だと思います。
バカでもいいんですが、起業を目指すなら、何に挑戦して何を成し遂げたいのか、明確にしたほういいです。
知識や経験は起業した後でもついてきますし、経営やマネジメント、ファイナンスに関してわからないことがあれば、そのときに学べば問題ないです。
最後に大切になるのは、ブレずにやり続けるハートの部分だと思いますね。
世界に視野を広げて、大谷翔平のようなスターを目指してほしい
ー起業を目指している人に対して、最後にメッセージをお願いします。
Just do it.
何かを目指すならまずはやってみること。日本だけではなく、世界にも目を向けてみてください。
私のような人間でも、いつかは大谷翔平選手のような大きな存在になりたいと思っています。そう思わないと絶対になれないからです。
大谷翔平のようなスターに憧れるだけではなく、「自分も世界で活躍して、周りの人から憧れられるような人間になるんだ!」という熱い想いを持ってください。そして、この世の中を一緒により良いものに変えていきましょう。
起業を決意したら「起業の窓口 byGMO」を活用しよう
起業には個人事業主としての開業と会社設立の2種類があり、事業形態に合わせて選ぶことが大切です。また、企業のアイデアをまとめたり、事業計画書を作成したりといった起業の流れを把握し、十分な準備を整えるようにしてください。
一度起業すると、資金や従業員の管理、納税など多くの責任を負わなければなりません。過去の成功事例も参考にしながら、自分なりのビジネスを展開できるよう起業アイデアを練ってみましょう。
いざ起業を決意したら、「起業の窓口」をご活用ください。
起業の窓口では、GMOインターネットグループが展開するサービスを中心に、開業・登記支援、銀行口座開設、バーチャルオフィス、ドメイン取得、レンタルサーバー、電子契約、EC(ネットショップ)開設など、厳選されたサービスをお得な特典付きでご利用いただけます。
スタートアップ企業の創業、個人事業主の開業、フリーランスとしての独立、会社員の副業はもちろんのこと、既にビジネスを開始されている企業の窓口としてもご活用ください。
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