【株式会社EasyTechnology】レガシーな債権回収業界に独自ソリューションで新風を巻き起こす!
成果報酬系の営業やWeb受託業務、フィンテックスタートアップ事業などで豊富な経験を積んできた三宅さんは、EC運営を中心としたWeb受託会社と金融系アフィリエイトメディア事業会社の経営を経て、3度目の起業で株式会社EasyTechnologyを設立しました。
レガシーな債権回収業界に飛び込んだ背景や、起業のハードルを乗り越えるために大切にしていたマインドセットなどを三宅さんに詳しくお伺いしました。
- 一度きりの人生で大きなチャレンジをするために、3度目の起業を決意。
- ー学生時代から起業に至るまでの経歴を教えてください。
- ー現在経営している株式会社EasyTechnologyは、どのようなタイミングで創業したのでしょうか?
- ー事業計画書や開業届の作成、資金調達で苦労したことを教えてください。
- 債権回収業界の課題を独自のテクノロジーとAI技術で解決していきたい。
- ー債権回収の領域で起業することに決めた背景を教えてください。
- ー株式会社EasyTechnologyは、債権回収業界にどのように貢献していける企業を目指しているのでしょうか?
- ーEasy cancel、Easyconsulting、Easyのサービス概要を教えてください。
- ー債権回収を最適化するサービスの開発で苦労した点はありますか?
- 業界で生き抜くために、独自のサービスで競争上の優位性を築いていく。
- ー債権回収業界での市場シェア獲得に向けて、どのようなスタイルで戦っていこうと考えましたか?
- ー株式会社EasyTechnologyの将来ビジョンをお聞かせください。
- 綺麗事を並べず、自ら考え、自ら行動して成果を掴み取っていく。
- ー従業員との向き合い方や、教育で心がけていることを教えてください。
- 起業を難しく考えるよりも、まずは経営者として打席に立つことが大切。
- ー経営者として仕事にやりがいを感じる場面を教えてください。
- ー若くして起業を目指すうえで大切なマインドセットはありますか?
- ー起業を目指している読者に対して、メッセージをお願いします。
- プロフィール
- 起業や独立に興味を持ったら、まずは「起業の窓口」に登録してみよう!
一度きりの人生で大きなチャレンジをするために、3度目の起業を決意。
ー学生時代から起業に至るまでの経歴を教えてください。
私はこれまで起業を3度経験してきました。現在経営している株式会社EasyTechnologyは、2022年10月に創業した3社目の会社です。
高校卒業後、成果報酬系の営業を約3年半、Web受託業務を約1年間経験したあと、EC系をメインとしたWeb受託会社を設立しました。初めての起業となりましたが、結果的に経営は上手くいきませんでした。
2度目の起業では、アフェリエイトメディア事業会社を設立して消費者金融・キャッシング系の比較サイトを作り、成功を収めることができました。
ー現在経営している株式会社EasyTechnologyは、どのようなタイミングで創業したのでしょうか?
2度目に起業したアフェリエイトメディア事業会社を事業譲渡したあと、3度目の起業までは金融系のスタートアップ事業などに携わっていました。
約6年ほど経営から離れていましたが、「どうせいつか死ぬなら、何か大きなチャレンジがしたい」という強い想いがあり、3度目の起業を決意しました。
3度目の起業はラストチャンスだと考えています。これから40、50と歳を重ねていくうちにハードワークができなくなる可能性がありますから。現在の会社では、明確な目標を立てて活動しているところです。
ー事業計画書や開業届の作成、資金調達で苦労したことを教えてください。
事業計画書は自分で調べてゼロから作成しました。開業届に必要な各種書類の作成と手続きに関しては、代行会社にお願いしましたね。過去の起業経験での予備知識があったので特に手間取るようなことはなかったです。
資金調達もかなりスムーズに進みました。
起業後のリード獲得には相当な資金が必要ですし、開業資金は自己資金ではなく融資で集めました。国の補助金・給付金などの利用は、今後検討していくところです。
債権回収業界の課題を独自のテクノロジーとAI技術で解決していきたい。
ー債権回収の領域で起業することに決めた背景を教えてください。
前職では、金融機関向けのコンサルティングサービスに携わっており、販路活動を担当していました。そのとき、信販会社やクレジットカード会社の役員の方のお話を伺う機会が多くあり、業界で直面している課題などを直接お聞きすることができました。
債権回収業界は、市場規模の割にはプレイヤーの数が少ない業界です。市場ニーズを事前に把握できたこともあって、この領域で起業しようと決意しました。
ー株式会社EasyTechnologyは、債権回収業界にどのように貢献していける企業を目指しているのでしょうか?
株式会社EasyTechnologyは、テックが足りていない債権回収の領域を「テクノロジーの力で変えていく」というミッションを掲げています。
債権回収・催促・管理プロセスには、複雑な要件が膨大に存在しており、アナログで属人化している領域が多岐にわたります。非効率的な業務フローがとにかく多いです。
私たちは、そのような課題をテクノロジーの力で解決するべく、Easy cancel(キャンセル料督促請求管理クラウドシステム)、デジタル債権回収管理SaaS『Easy』というSaaSサービスを展開しているところです。
また、本質の課題解決のためには、サービスを提供して終わるのではなく弊社サービスをどのように活用して社内体制の構築していくかなどの上流の体制設計、そして時には事業支援を行うなど、深く企業に入り込んでいくコンサルティング事業Easyconsulting(金融DXコンサル)も展開しています。
ーEasy cancel、Easyconsulting、Easyのサービス概要を教えてください。
「Easy cancel」は、キャンセルポリシーを規定する宿泊施設や飲食店、美容院などのサービス業を対象として、SMS督促からハガキ督促、内容証明、支払い督促に至るまでのフローを自動化する「キャンセル料督促請求管理クラウドシステム」です。
「Easyconsulting」は、弊社で培ったデジタル債権回収管理SaaSの知見とノウハウを活かした「金融DXコンサルティングサービス」です。既存の金融サービスを対象として、決済・カスタマーサービス・書類プロセス・データ解析などの業務のデジタル化を支援しています。
「Easy」は、債権回収管理督促におけるワークフローを独自テクノロジーとAI技術で最適化する「デジタル債権回収管理SaaS」です。アナログで非効率的な債権管理や請求催促、回収を自動化することで、業務効率化とヒューマンエラーの削減を支援しています。
ー債権回収を最適化するサービスの開発で苦労した点はありますか?
債権回収領域の新たなSaaSサービスを開発するにあたって、最も苦労したのは要件定義です。そもそも債権回収会社の情報はあまり表に出ないことが多いです。
インターネットで調べても情報を十分に得られないことが多々あるので、前職で繋がったクレジットカード会社の役員の方に直接お聞きしながら必要な情報を得ていきました。
高いサービスレベルを求めるには、自身で情報をインプットしていくのはもちろんのこと、同時にターゲットにしている領域の専門家の方のお話を伺うことも重要です。
業界で生き抜くために、独自のサービスで競争上の優位性を築いていく。
ー債権回収業界での市場シェア獲得に向けて、どのようなスタイルで戦っていこうと考えましたか?
プレイヤーが少ない債権回収業界で生き残るために私が大切だと思っているのは、「独自のサービスで競争上の優位性を築いていくこと」です。
自社と他社のソリューションを掛け合わせて生まれる相乗効果も大切にしつつ、常にマーケットのユーザーニーズをキャッチアップし、独自のサービスを展開していくことが重要だと考えています。
ー株式会社EasyTechnologyの将来ビジョンをお聞かせください。
株式会社EasyTechnologyは現在2期目で、明確な売上目標を掲げて活動しています。
あくまで計画上ですが、今後は金融業界で事業の領域を拡大しながら、3期目以降はグローバル展開も視野に入れています。
綺麗事を並べず、自ら考え、自ら行動して成果を掴み取っていく。
ー従業員との向き合い方や、教育で心がけていることを教えてください。
自分の意思で採用した従業員は、正社員であろうとインターン生であろうと、信頼することが最も大切だと考えています。従業員には「自ら考え、自ら行動する姿勢」を求めています。私とすべて同じことをするのは難しいと思っていますし、背中で見せていきたいですね。
BtoBでは、良いサービスを開発しても顧客に使ってもらえないと利益が生まれませんし、売れるための営業にはかなり力を入れています。
弊社の営業チームでは、フットワークを活かした対面営業をガンガンこなせる人材を求めています。LTV(ライフタイムバリュー)にとらわれすぎず、まずは行動して数字を出せる人材が利益拡大に必要です。
起業を難しく考えるよりも、まずは経営者として打席に立つことが大切。
ー経営者として仕事にやりがいを感じる場面を教えてください。
株式会社EasyTechnologyの経営者として大きなやりがいを感じているのは、社会意義がある金融サービスの創造を通じて、世の中に貢献していることです。
現在展開している事業は、自分たちが頑張った分だけ成果に繋がる可能性があり、逆に頑張らなければ何も生まれません。
ー若くして起業を目指すうえで大切なマインドセットはありますか?
これから経営者を目指す人は、自身に足りない知識や経験があることを難しく考えすぎない方がいいと思いますね。というのも、自身が理想とする経営者のハードルを高く設定しすぎると、やらなければならないことが多岐にわたって行動が制限されるからです。
起業家をサポートする様々な経営セミナーで知識を身につけることもできますが、私としては「実際に経営者として打席に立って、体で学んでいくこと」が大切だと考えています。
これまで3度の起業を経験してきましたが、若いうちの失敗ほど取り返せるチャンスがあると感じました。年齢を重ねるほど起業で失敗したときのリスクが大きくなりますし、経営者として大きな成功を収めたいなら、若いうちから起業にチャレンジすることが大切です。
ー起業を目指している読者に対して、メッセージをお願いします。
プライベートの飲み会の席などで「経営者になりたいです」という相談をよく受けますが、慎重に考えている人ほどなかなか起業に踏み出せないパターンが多いです。経営者になるまでの道のりにおいて、大きな心配事って意外と少ないと思っています。経営者になる前に得られる知識よりも、経営者になってから得られる経験の方が成長を大きく促しますし、足りない知識は後からいくらでもキャッチアップできます。起業してから専門家を雇って知識やノウハウを補うこともできますしね。
起業したい領域で専門知識を持っている人が周りにいるのであれば、今のうちにどんどん声をかけてコミュニケーションをとると良いです。「断られるのが怖い」という人もいますが、勇気を出して声をかけておくことで起業後に助かる場面は多々あると思います。
今は『起業の窓口』のように専門家が起業を一から十までサポートしてくれるサービスだってありますし、起業を難しく考えすぎず、思い切って一歩を踏み出してほしいですね。
プロフィール
成果報酬系の営業やWeb受託業務、フィンテックスタートアップ事業などで豊富な経験を積み、EC運営を中心としたWeb受託会社と金融系アフィリエイトメディア事業会社の経営を経て、3度目の起業で株式会社EasyTechnologyを設立。
社名 | 株式会EasyTechnology |
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所在地 | 東京都新宿区新宿2丁目13−10武蔵野ビル 5階 |
創業 | 2022年 |
事業内容 | Fintechソリューション関連事業、データ解析事業、金融インフラ関連事業 |
URL | https://easy-tech.co.jp/ |
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