【株式会社COFFISO】矛盾だらけの教育に革命を!未来を担う若者にチャンスを!
高校生向けキャリア教育、就職支援サービスで関西No.1のシェアを誇る、株式会社COFFISO(コフィッソ)の経営者、白﨑誠志朗さん。
海外留学で日本の教育の矛盾を知り、教育分野での起業を志すようになった白﨑さんは、OA機器販売会社に勤めながら起業に向けた準備を始めました。
OA機器の販売営業と人材支援領域の新規事業立ち上げで経験を積んだ後、2016年7月「COFFISO」を創業。
現在、「株式会社COFFISO」にて高校生向け就職支援サービス「高チャレ」などを運営する白﨑さんに、経営者になるまでの経緯や経営者として大切にしているマインドなどをお伺いしました。
- 白﨑誠志朗さんのご経歴
- 未来を担う若い力をサポートして、日本を活性化させたい
- ー現在、経営されている会社名と主な事業内容を教えてください。
- 独立を快く受け入れてもらえる自由な環境で成長できた
- ー学生の頃、将来の独立を見据えて就職活動をされたのでしょうか?
- ー前職の会社では独立に関するどのようなことを学びましたか?
- ー人材支援領域の事業に携わるようになったきっかけとは何でしょうか?
- 矛盾だらけの日本の教育をこの手で変えたかった
- ー最終的に教育分野で起業しようと思った理由をお聞かせください。
- ーなぜ大学生ではなく、高校生向けの教育を選ばれたのでしょうか?
- ー実際に教育現場に足を運んでビジネスモデルを固めていったのでしょうか?
- ー人材会社としての競合優位性はどのような点にあるのでしょうか?
- 事業資金ほぼゼロ円でも、なんとかスタートを切ることができた
- ー起業を決意したあと、どのような課題を乗り越える必要がありましたか?
- ー事業計画書の作成などを支援するサービスは利用しましたか?
- ー起業前に経営ノウハウや成功事例などを学ぶ機会はありましたか?
- 高卒採用支援で関西No.1になるまで、多くの意見の衝突があった
- ー御社のサービス「高チャレ」の特徴についてお聞かせください。
- ーシェア率8割のサービスに成長するまで、どのような努力をされたのでしょうか?
- ービジネスのアイデアを否定され続けていたときに、打開できた大きな要因とは何でしょうか?
- ー今後、新たに展開しようと考えているビジネスがあれば簡単にお聞かせください。
- プロセスの評価を重視しないからこそ、自由な組織を築けた
- ー経営者として大切にしているマインドを教えてください。
- ー組織と社員の成長を促すために心がけていることはありますか?
- ー株式会社COFFISOと白﨑様ご自身の将来ビジョンをお聞かせください。
- 人として圧倒的に成長できるのが、経営者というもの
- ー起業して良かったこと、経営者になって良かったこととは何でしょうか?
- ー起業を目指している人に対して、最後にメッセージをお願いします。
- 起業や独立に興味を持ったら、まずは「起業の窓口」に登録してみよう!
白﨑誠志朗さんのご経歴
- 関西外国語大学在学中、カナダへ語学留学。
- 2015年:OA機器の販売営業を手がけるベンチャー企業に入社。内定後から約2年間、人材支援領域の新規事業立ち上げを経験。
- 2016年6月:ベンチャー企業を退社し、個人事業主として開業資金集めを開始。
- 2016年7月:OA機器の販売営業を手がける「COFFISO」を創業。
- 2017年4月:高校生のキャリア教育や就職支援を行う「株式会社COFFISO」を設立。
- 現在:株式会社COFFISO代表取締役として、高校生向け就職支援サービス「高チャレ」を運営。
未来を担う若い力をサポートして、日本を活性化させたい
ー現在、経営されている会社名と主な事業内容を教えてください。
私は現在、株式会社COFFISO(コフィッソ)という会社を経営しています。
弊社では「若者が活躍できる世の中を創造する」という企業理念を掲げ、高校生に向けたキャリア教育や、企業様に高校生の新卒採用支援サービスなどを提供しています。
主要な事業としているのが、関西の高校新卒採用マーケットでNo.1のシェアを誇る「高チャレ」です。
高チャレでは、高等学校の内部に深く入り込んだ高校生向けのキャリア教育や、企業様が高校生と直接接点を持てる合同業界研究会の実施、企業情報が掲載された就職の勉強ができる情報冊子の提供などを行っています。
将来の20年、30年後を支える今の10代、20代の若手人材を応援して、そして日本を活性化させることを大きなミッションとしています。
独立を快く受け入れてもらえる自由な環境で成長できた
ー学生の頃、将来の独立を見据えて就職活動をされたのでしょうか?
大学時代、カナダへ語学留学していました。その頃から社長になるための一番の近道はどこかを常に考えていました。
独立前提で就職活動をしていて、面接では「いずれ独立するので勉強したいです」と正直に伝えていました。8社ほど面接を受けた会社の中で、1社だけ「3年以内に独立できるように成長させてあげるよ」という姿勢で迎えてくださりました。
独立志向の求職者を受け入れている会社だったので、最初から起業するための地盤が整っていました。良い意味で、放し飼いのような自由な状態で独立を目指せる環境にありましたね。
ー前職の会社では独立に関するどのようなことを学びましたか?
前職の社長から学んだことは、独立するなら資金調達が大事であるということです。
独立するにもお金が尽きたらおしまいですから、営業でどれだけの資金を集められるのかという部分で教育していただきました。
ー人材支援領域の事業に携わるようになったきっかけとは何でしょうか?
実は、内定が出た時点で「新規事業の立ち上げに関わりたいならやってみなよ」とその社長が提案してくださったんです。
OA機器の販売会社でしたが、留学当時から教育に関わりたいという気持ちがあったので、新卒で入社してからOA機器の販売と並行しつつ、人材支援領域の新規事業を1人で立ち上げて大学生のキャリア教育支援などに携わりました。
矛盾だらけの日本の教育をこの手で変えたかった
ー最終的に教育分野で起業しようと思った理由をお聞かせください。
日本の教育は、本当に矛盾だらけなんです。だからこそ、教育分野に参入して日本の若者の教育を変えたいと思いました。
大学時代に海外留学を経験して日本人は、ありきたりなことしか教えてもらってないと感じました。
たとえば、日本では「1+1=2」という決まった答えだけを教える教育が定着していますよね。それが海外の場合、何か答えを出すときにディスカッションをしながら色んなパターンの答えを見つけていくんです。
留学から帰ってきたとき、「日本の教育は社会に役立っているのか?」とより疑問視するようになりました。
そこで、日本の教育の良いところを残しつつ、海外の良さを取り入れてアレンジした教育を提供していきたいと考えました。
ーなぜ大学生ではなく、高校生向けの教育を選ばれたのでしょうか?
前職では大学生のキャリア教育を支援させてもらっていましたが、思ったほど困っている大学生って少なかったです。
教育というものを突き詰めた結果、その根本は保護者の教育にあるという結論が出ました。それをするにあたって、きちんと段階を踏まないといけないので、徐々に若い子に焦点を当てていくことにしました。
そんなときに、弊社の女性のメンバーから「高卒で社会に出て成功している人ってめちゃくちゃ多いですよね」という話があがりました。でも、今の世の中って高卒は変な見方をされたりギャップがあったりで成長できないケースもあるんです。
「だからこそ、そういう高卒の子たちを育成して社会に進出させてあげたほうが、もっと日本の教育の底上げになるんじゃないですか?」という案が挙がり、それは面白そうだなと思い、本格的に動き始めたという背景があります。
ー実際に教育現場に足を運んでビジネスモデルを固めていったのでしょうか?
まずは今までと同じような営業のやり方で、テレアポから高等学校を訪問する機会をつくりました。
そこで教員方とお話ししたところ、高等学校側でキャリア教育をしているつもりでも、実際には問題点が 多いという現実がわかりました。そもそも、教員方は一般企業に勤めているわけではないですし、高校生に教えられる限界がありました。
私の場合、一般企業に勤めていましたし、さらに大学生のキャリア支援に携わった経験があります。ですから、この生の声から発信して、「高校生に何かひとつでもキャリア選択のきっかけを与えられたら」という想いで始めたビジネスです。
現在は高チャレ冊子や、高チャレTVという高校生向け就職情報サイトを活用しながら、目の前の問題を解決しています。その結果、実際に教員方も高校生も良い方向に進んでいますね。
ー人材会社としての競合優位性はどのような点にあるのでしょうか?
高校生の就職活動では、一人一社制度や教員が高校生の就職状況を管理するなどのルールがあったので、企業様の採用支援よりも高校生のキャリア教育に重きを置いていました。
大学生とは違って、LINE登録やネット広告などの外部から高校生のアカウントを募集することができないんですよ。
弊社は授業の一環として高等学校に入り込んでいるので、他の競合他社が入り込めない状況を作ることができました。それが人材会社としての競合優位性になっていると思います。
事業資金ほぼゼロ円でも、なんとかスタートを切ることができた
ー起業を決意したあと、どのような課題を乗り越える必要がありましたか?
起業するうえで重要な営業力とマネジメント能力に関しては、前職で事業部長を任されていたこともあって、特に勉強はしませんでした。
乗り越えなければならなかった課題を挙げるとしたら、キャッシュフローの部分です。今思い返すと、会社を立ち上げる段階で十分なお金を貯めておけばよかったなと思いますね。
実際に会社を立ち上げる際、6月に有給を1ヶ月取って、7月に本町の一等地で家賃が約20万円以上するきれいなオフィスを借りることにしました。まずはマンションから借りて…みたいな泥臭いストーリーってあまり好きではなかったからです。
その結果、給料が入ってもすぐに家賃や前職から連れてきた従業員2名の給料などで無くなっていたので、事業資金ほぼゼロ円でスタートした形です。
ー事業計画書の作成などを支援するサービスは利用しましたか?
事業計画書の作成に関しては、前職で毎週のようにマネージャー会議や事業所会議に参加していたので、ある程度の知識を持っていました。
必要書類の作成は父親の会社の税理士さんにお願いして、資金調達は創業融資で行ったので、起業支援サービスは特に利用しませんでした。
ー起業前に経営ノウハウや成功事例などを学ぶ機会はありましたか?
誰もがやっていないビジネスをやりたかったので、誰かから何かを学んで実行するという考えにはならなかったです。
「新卒なら本を読め」なんて良く言われますが、私は読んでなかったですね。結局、本を読んでも読まなくても、行動に移して結果を出した人が勝ちだと思いますから。
高卒採用支援で関西No.1になるまで、多くの意見の衝突があった
ー御社のサービス「高チャレ」の特徴についてお聞かせください。
高チャレのターゲットは就職の選択肢を広げたい高校生とその教員、そして若い人材の採用に困っている企業様です。
弊社は、関西における高校生の新卒採用マーケットで約8割のシェアを持っているので、関西の高校生は弊社を通さなければ採用できないと言っても過言ではないです。それほどまで高等学校に入り込んだビジネスです。
高校生や教員方のリアルな声を取り入れながら築いた独自のビジネスなので、競合他社が真似するのは困難だと思います。教員方とのコミュニケーションの度合いも質も他社とは比べものにならないですし、学校法人や教育委員会、ハローワークなどと一緒に築き上げた完璧なビジネスモデルです。
ーシェア率8割のサービスに成長するまで、どのような努力をされたのでしょうか?
サービスの認知拡大とシェア獲得に向けて、1年目は教員方とのディスカッションにとにかく力を入れていました。
教員方には「今までのやり方を変えたくない」という考えがあって、「高チャレを利用しても労力が増えるだけ」と思っている方も中にはいました。とにかく否定され続けた1年でしたね。教員方や教育委員会と意見が衝突したことも珍しくありませんでした。
2年目になると、教員方から「こういう部分を変えていきたい」という意見が少しずつ増えてきました。そのような教員方に実際に高チャレを使っていただいた結果、口コミがどんどん広がっていきました。それと、経験値を積んできたメンバーの腕力で勝ち取った部分も大きいですね。
営業に関する数字も2年目から順当についてきました。弊社に求職者を獲得してしっかり教育するという部分に関して最初は手こずりましたが、3年目くらいには想定の7割以上採用することができました。
ービジネスのアイデアを否定され続けていたときに、打開できた大きな要因とは何でしょうか?
今振り返ると、教員方に否定されることで生まれるパワーは相当なものでしたね。
教育を有料で提供するとそれを理由に否定されてしまうので、無料で提供することで断られる理由を潰していきました。
実際に否定の意見をどうやって覆せるのかがわかっていたので、導入せざるを得ない理由を提示してディスカッションを繰り返していった形です。
ー今後、新たに展開しようと考えているビジネスがあれば簡単にお聞かせください。
今は高チャレTVを拡充するフェーズなので、色んな要素をどんどん取り入れているところです。細かいことは言えませんが、弊社が教育者の立場になるのではなく、あくまで教員ありきのキャリア教育だと考えています。
教員方は毎日高校生と会っていますが、弊社が単発で講演してキャリア教育をサポートしていくのは難しいです。講演一発で大きな成果が出ても、それを継続的にやらなければならないですし、そうなると教員に対するアプローチを変えていく必要もあります。
そのようなキャリア教育プログラムを提供するためのフックとなるものを考えている段階なので、これから実行レベルで落とし込んでいくところです。
教員方の考え方や特徴をしっかり捉えて、それを上手く利用しながら高校生に教育が行き届くようなアクションを取りたいですね。
プロセスの評価を重視しないからこそ、自由な組織を築けた
ー経営者として大切にしているマインドを教えてください。
私はやりたいことをやるために経営者になるという選択をしました。やりたいことをするために、「どのようなプロセスで何をしなければならないか」を常に逆算しながら行動しています。
経営者として大切にしているマインドを挙げるのであれば、それは「結果主義」ですね。どれだけ良いことを言っても、結果が出ていなければ評価に値しないですし、全メンバーと全顧客に対してすべて結果重視で取り組んでいます。
ひとつのビジネスにおいて、結果ではなくそのプロセスや努力したことを評価するケースってよくありますよね。私の場合、プロセスで評価することはあまりないです。努力したのに結果がでなかったのであれば、その努力の仕方が悪かったと考えます。
実際、結果が出ている人と出ていない人がそれぞれ存在していますし、それを対等に評価するのは違うと思います。
結果が出た人がマル。結果が出ていない人がバツ。つまり、三角はありません。
三角を取り入れているのであれば、それには上司の感情などが含まれています。それは結果を出している人に失礼なことですし、結果が出ていないときにこれをやったら三角になるという印象付けにもなります。
だからこそ、マルかバツかで判断することを大切にしています。
ー組織と社員の成長を促すために心がけていることはありますか?
プロセスを評価しないからこそ、自由が多い組織だと思っています。上司がレールを引くようなことはやめろと言っていますね。
「これをこうしたら結果出るよ」という案を与えることはありますが、そのあとは自分で考えて結果を出してもらうようにしています。
メンバーたちの表現、そして自分自身の表現も縛られないように、これからも自由な企業文化づくりを心がけていきたいです。
組織内のコミュニケーションに関しては、日頃からメンバー全員と積極的に話すようにしています。私から言い過ぎることもありますが、あまり気を遣わない関係性ができていると思います。
実際に上下関係が反映されるのは意思決定のときくらいで、普段から部下にガンガン言われますね。下から意見が出なければ一緒にビジネスをやっている意味がないですから。私に足りないものがあるからこそ、仲間になってもらっているんです。
ー株式会社COFFISOと白﨑様ご自身の将来ビジョンをお聞かせください。
弊社に求めてくれるものがあれば、どこまでも突き進みたいです。短期的なところで言うと、10億・100名という目標を創業時から掲げてきました。
今はメンバーが成長段階にあるので、走りながら考えている部分もあります。全国各地で新しいお客様が生まれてきている段階なので、そのニーズにしっかり応えられるようにしたいです。
人として圧倒的に成長できるのが、経営者というもの
ー起業して良かったこと、経営者になって良かったこととは何でしょうか?
人として圧倒的に成長できたことですね。
会社を立ち上げてビジネスを始めると、次から次へとさまざまな問題が発生します。その問題を生身の人間として受け止め、解決していくのが経営者の醍醐味です。
とにかく色んなハプニングを体験してきましたし、その度に人として大きく成長できたと思います。
ー起業を目指している人に対して、最後にメッセージをお願いします。
もし「これから起業したいです」と相談されたなら、「マジでしんどいけど、ほんまにやる覚悟はある?今しか逃げられへんで?」と追い込みますね。
そこまでビビらされても本気で行動できる人こそ、経営者として成功できる素質があると思います。
私自身、行動力がある人間だと自負していますし、今何か思い浮かんだアイデアがあればすぐにでも行動に移します。この熱量は誰にも負けない自信がありますし、皆さんもパッションを大切にしながら決断してほしいですね。
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一度起業すると、資金や従業員の管理、納税など多くの責任を負わなければなりません。過去の成功事例も参考にしながら、自分なりのビジネスを展開できるよう起業アイデアを練ってみましょう。
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