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【株式会社スイセイ】彗星の如く移ろう時代に、営業の本質を射抜く「事例のプロ」

【株式会社スイセイ】彗星の如く移ろう時代に、営業の本質を射抜く「事例のプロ」
企業の本当の価値を正しく伝える事例コンテンツ制作や、母集団形成から選考移行率、内定承諾率の向上までを支援する採用コンテンツ制作を手がける「株式会社スイセイ」の代表取締役、松村幸弥さん。

新卒で「株式会社ボルテージ」に入社した松村さんは、ソーシャルゲームのディレクターとして、企画とスピードが命の現場で約5年間にわたり活躍しました。

2016年には「働く価値観をアップデートしたい」という想いから、副業マッチングサービスを展開する「株式会社シューマツワーカー」を設立。2023年には同社を「クラウドワークス」にM&Aで売却し、翌2024年8月に代表取締役CEOを退任しました。

そして同年9月、再び”自分らしい挑戦”を求めて「株式会社スイセイ」を創業。「事例のプロ」や「採用広報のプロ」といったBtoB企業向けソリューションを立ち上げ、営業活動の強力な支援を実現しています。

変化の激しいBtoBマーケティングの最前線で戦う松村さんに、起業するまでの道のりや、経営者として大切にしているマインドなどをお伺いしました。
INDEX
  1. 松村幸弥さんのご経歴
  2. 事例コンテンツのプロとして、企業の営業を強化する「株式会社スイセイ」
  3. ー現在、経営されている会社名と主な事業内容を教えてください。
  4. ー「スイセイ」という社名の由来を教えてください。
  5. 「特別な存在になり、何かを成し遂げたい」と思っていた青年時代
  6. ー学生時代、会社経営に憧れを抱いたエピソードがあればお聞かせください。
  7. ソシャゲ全盛期の現場で磨かれた「スピード×アイデア」の思考法
  8. ー「株式会社ボルテージ」に新卒で入社された経緯をお聞かせください。
  9. ー「株式会社ボルテージ」ではどのような成長体験がありましたか?
  10. “働く価値観”をアップデートする「株式会社シューマツワーカー」を設立
  11. ー「株式会社シューマツワーカー」を立ち上げた理由と独立までの経緯をお聞かせください。
  12. 事例制作を支援する「株式会社スイセイ」を創業し、再び自分らしい挑戦へ
  13. ー「株式会社シューマツワーカー」の売却(子会社化)から、「株式会社スイセイ」創業までのエピソードをお聞かせください。
  14. ー「株式会社スイセイ」のビジネスモデルの構築において、どのようなアイデアや戦略があったのでしょうか?
  15. 起業するなら、数字に対する一定の解像度が必要
  16. ー起業準備をスムーズに進めるポイントやアドバイスはありますか?
  17. ー起業前に経営ノウハウや成功事例などを学ぶ機会はありましたか?
  18. 変化し続けるBtoBマーケティングの最前線に立ち、存在感を発揮したい
  19. ー株式会社スイセイが掲げるミッションについてお聞かせください。
  20. 人の感性や判断を大切にしつつ、AIで効率化を図る「事例のプロ」
  21. ー御社のサービス「事例のプロ」の特徴についてお聞かせください。
  22. ー「事例のプロ」が他社と差別化されている点はどこにあるのでしょうか?
  23. BtoB事例制作のBPOで土台を築き、コンテンツ×データで挑む次のステージへ
  24. ーサービスの認知拡大において、特に力を入れたアプローチとは何でしょうか?
  25. ー今後、新たに展開しようと考えているビジネスがあれば簡単にお聞かせください。
  26. 一人ひとりと向き合いながらも、判断は”ドラスティック”に
  27. ー経営者として大切にしているマインドを教えてください。
  28. ー組織と社員の成長を促すために心がけていることはありますか?
  29. 大学時代の旅のように、新しい刺激を求め続けたい
  30. ー株式会社スイセイと松村様ご自身の将来ビジョンをお聞かせください。
  31. 経営者という肩書が、たくさんの出会いや体験をもたらしてくれる
  32. ー起業してよかったと思えたことをお聞かせください。
  33. 成功する経営者には、人を惹きつける迫力や華がある
  34. ー経営者を目指すうえで大切な要素とは何でしょうか?
  35. 起業は”可逆性”の高い選択肢。ポップに意思決定できる時代がやってきた
  36. ー起業を目指している読者にメッセージをお願いします。
  37. 起業や独立に興味を持ったら、まずは「起業の窓口」に登録してみよう!

松村幸弥さんのご経歴

  • 2012年4月:横浜国立大学を卒業後、新卒で「株式会社ボルテージ」に入社。ソーシャルゲームのディレクターを5年弱担当し、2017年1月に退社。
  • 2016年9月:「株式会社シューマツワーカー」を創業し、代表取締役CEOに就任。累計約6億円のエクイティファイナンスを実施。
  • 2023年4月5日:「株式会社シューマツワーカー」をM&Aで「クラウドワークス」に売却、子会社化。2024年8月末に代表取締役CEOを退任。
  • 2024年9月20日:「株式会社スイセイ」を創業し、代表取締役に就任。事例コンテンツの企画・取材・執筆を一気通貫で行う「事例のプロ」や、企業の採用コンテンツの拡充を支援する「採用広報のプロ」などの事業を展開。

事例コンテンツのプロとして、企業の営業を強化する「株式会社スイセイ」

事例コンテンツのプロとして、企業の営業を強化する「株式会社スイセイ」

ー現在、経営されている会社名と主な事業内容を教えてください。

2024年9月に設立した「株式会社スイセイ」という会社を経営しています。

主な事業は、企業様の導入事例記事を企画・取材・執筆まで一気通貫で支援する「事例のプロ」というサービスです。クライアント企業様の実績や顧客の声を、営業に使える強力なコンテンツとして形にしていくのが特徴です。

また、採用コンテンツの拡充を通じて、母集団形成、選考移行率、内定承諾率などの向上をサポートする「採用広報のプロ」も展開しています。

ー「スイセイ」という社名の由来を教えてください。

共同創業者であるCOOの「星」が、「社名に“星”という文字を入れたい」と希望したのがきっかけです。

将来的に複数のサービスを展開することを見据えて、抽象度の高い社名にしたいと考えていた中で、「彗星(すいせい)」という言葉が、ふたりともイメージにしっくりきました。「彗星のごとく駆け抜けたい」という想いも込めて、「株式会社スイセイ」という社名に決めました。

「特別な存在になり、何かを成し遂げたい」と思っていた青年時代

ー学生時代、会社経営に憧れを抱いたエピソードがあればお聞かせください。

正直、学生の頃に「会社経営がしたい」と思ったことはなかったです。でも、昔から「特別な存在になりたい」「何かを成し遂げたい」っていう漠然とした欲望はありましたね。お金持ちになったり、有名人になったり、世界中を旅したり。そんなことがいつかできればいいなって思っていたんです。

それは母親の影響があったと思います。僕と弟に「あなたたちは他の子と違って特別なのよ」って、ずっと言って育ててくれました。

もう一つ、人生観に影響を与えた体験を挙げるとすれば、大学時代に行った海外旅行ですね。男4人で1週間ぐらい旅をしたんですけど、毎日が刺激的で「ああ、生きてるなあ!」って感じたんです。

社会人生活の最初の頃は、毎日オフィスにこもって、同じ景色の中で、同じメンバーと朝から終電まで働くという生活をしていました。それはそれで楽しくやってたんですけど、振り返ると記憶も曖昧ですし、あっという間に時間が過ぎていったなと…。

どうせ生きていくなら、あのときの旅をしているような、刺激に満ちた人生を送りたいなって、強く思うようになったんです。

ソシャゲ全盛期の現場で磨かれた「スピード×アイデア」の思考法

ソシャゲ全盛期の現場で磨かれた「スピード×アイデア」の思考法

ー「株式会社ボルテージ」に新卒で入社された経緯をお聞かせください。

2012年に新卒で就職活動をしていたんですが、僕は横浜国大の出身で、まわりは大企業に行ったり、税理士になったりと堅実な進路を選ぶ人が多かったんですね。そんな中で、自分はちょっと違う道に行きたいなと思っていて、「これからはITだ!」と考え、東京のIT企業を志望しました。

今思えば、とっくにITの時代は始まってたんですけど(笑)、当時の自分はパソコンもほとんど使えなくて、Ctrl+Cと右クリックでコピー&ペーストするくらいのレベルだったんですよ。それでもIT業界に行きたいと思ってしまったんですね。

あとは少しミーハーな話なんですけど、服装や髪型が自由で、髭も剃らなくていいような職場に惹かれた部分もありました。当時の大企業って、スーツを着て、髪を黒く戻して、ピアスを外して…みたいな雰囲気があったじゃないですか。そういう「みんな一緒」みたいな空気がどうしても苦手で。バンドマンっぽい感覚というか、「自由でいたい」って気持ちが強かったんですよね。

そんな中、いろいろ就職活動をする中で、「株式会社ボルテージ」とご縁があり、内定をいただいて入社することになりました。

ー「株式会社ボルテージ」ではどのような成長体験がありましたか?

2012年4月にボルテージに入社し、そこから5年弱ほどソーシャルゲームのディレクターなどを担当しました。

当時はソーシャルゲーム全盛期で、新卒ながらにかなり多くの仕事を任せてもらっていました。自分がその日に考えた企画が、翌日の売上に数百万円単位で直結するようなスピード感のある環境で、めちゃくちゃ刺激的でしたね!

企画職として、ひたすら考えて、ひねり出して。誰も思いつかないような“面白いもの”を狙っていく――。そういうクリエイティブな勝負の現場が、すごく自分には合っていたと思いますし、楽しかったですね。

この経験が、のちにスタートアップやベンチャーといった自分自身で事業をつくる道に、どこかで繋がっていたんじゃないかと思っています。

今の働き方とは違って、当時は終電まで仕事をする日もありましたけど、むしろ集中できる時間として前向きに捉えていました。結果的に、毎日がむしゃらに働く体力とスタンスが自然と身についたのは、今の経営にもすごく活きていると感じています。

“働く価値観”をアップデートする「株式会社シューマツワーカー」を設立

“働く価値観”をアップデートする「株式会社シューマツワーカー」を設立

ー「株式会社シューマツワーカー」を立ち上げた理由と独立までの経緯をお聞かせください。

社会人3〜4年目くらいの頃に、「このままでいいのかな?」とふと思った瞬間があったんです。仕事は楽しかったですし、一生懸命働いていたんですが、「もっと本気で情熱を注げることが他にあるかもしれない」と思ったんです。

そんな時に、たまたま出会った同世代のスタートアップ起業家との出会いが転機になりました。起業や自己研鑽に関心のある若手が集まる読書会で知り合った彼が、世界にインパクトを与えようと本気で挑戦している姿に、強い憧れと嫉妬を感じました。

「自分もこういうチャレンジがしたい」と思い、その後、彼に頼んで話を聞かせてもらったり、スタートアップ支援を行っている会社を紹介してもらったりして、起業への道が少しずつ開けていったんです。

その流れで、「TECHFUND(テックファンド)」という会社が運営するアクセラレーションプログラムに会社員のまま2ヶ月間参加しました。そこで、スタートアップの基本から学んで、起業への準備を本格的に始めました。

そして、約1年かけて立ち上げた会社が「株式会社シューマツワーカー」です。最初はいろんな事業案を考えていましたが、最終的に辿り着いたのが“働き方”というテーマでした。

大学時代に旅をしていた頃は「自由に生きてる」感覚があったのに、社会人になるとそれが一気に失われて、「また1週間旅行行きたいな」と思っても、それを周囲と共有することさえ難しい――そんな状況に違和感があったんです。

「働くって、本当にこのままでいいのか?」「この先何十年も、このまま息苦しく働き続けるのか?」そんな思いから、“働く”という価値観そのものをアップデートしたいと思うようになりました。

その第一歩として、”副業”という働き方をもっと日本に広めようと考え、シューマツワーカーを創業しました。

事例制作を支援する「株式会社スイセイ」を創業し、再び自分らしい挑戦へ

事例制作を支援する「株式会社スイセイ」を創業し、再び自分らしい挑戦へ

ー「株式会社シューマツワーカー」の売却(子会社化)から、「株式会社スイセイ」創業までのエピソードをお聞かせください。

同社では、副業を希望する個人と企業をマッチングするサービスとして、2017年に「シューマツワーカー」をリリースしました。当時はまだ「副業」という働き方が一般的とは言えない時代だったんですが、いずれ必ず当たり前になると信じていましたし、「その変化の最前線にいたい」という想いが強くあったんです。

そういった思いから、ベンチャーキャピタルから資金を調達し、マーケットをつくるようなスタートアップ経営を続けていました。

その後、資金調達や上場準備を進めていく中で、「クラウドワークス」さんからお声がけいただき、グループ入りして子会社として事業をスケールさせ、ミッションをより大きく実現していく方向でご一緒することになりました。

そして2024年夏、シューマツワーカーの代表を退任することになり、次に何をやろうかと考えていました。そこで、「もう一度、自分らしい挑戦がしたい」という想いが湧いてきたので、同じ志を持つ共同創業者のCOOの星と「株式会社スイセイ」を立ち上げました。

ー「株式会社スイセイ」のビジネスモデルの構築において、どのようなアイデアや戦略があったのでしょうか?

創業前から「導入事例の制作代行」という方向性は、ある程度見えていました。シューマツワーカー時代に事例制作を管轄していたこともあって、その手応えがあったんです。

特に副業という新しい働き方を広めていく中で、PRやコンテンツマーケティングの力、つまり「言葉や文章で人の感情を動かす力」の重要性を実感しました。ボルテージ時代にノベルゲームの企画に関わっていた経験もあって、文章コンテンツをつくることに対しての抵抗もなく、むしろ「人を惹きつけるパワーがある」と感じていました。

さらに、創業時はちょうどAI技術が急速に進化してきたタイミングでもありました。文字起こしやライティングなど、今まで時間がかかっていた作業がAIで効率化できるようになってきた一方で、インタビューの現場対応や構成力などには人間ならではの強みも依然として残っています。そこで、「AIの力を活かしつつ、人間にしかできない部分を補完する」形で、事例制作をBPO(業務代行)型の事業として展開しようと考えました。

シューマツワーカー時代は、「副業」という大きなテーマでマーケット全体を切り開いていく“ホリゾンタル戦略”を取っていました。一方でスイセイでは、「事例制作」という領域に特化してスタートし、そこを起点にソリューションの幅や対応する顧客層を少しずつ広げていく」という戦略を意識しています。

BtoBの世界って、毎年のように“旬”のトレンドが変わるんです。だからこそ、導入事例にとどまらず、より包括的にBtoBマーケティングやセールス領域をカバーできる事業体制へと進化させていくことを視野に入れています。

起業するなら、数字に対する一定の解像度が必要

ー起業準備をスムーズに進めるポイントやアドバイスはありますか?

いわゆるExcelで横に数字を並べていくような事業計画なら、数学がちょっとできればある程度は作れると思います。たとえ数字が苦手でも、経営者としてはKPIや数字の解像度をある程度持っておくことが大事です。苦手だったとしても、誰かと壁打ちしながらでも一生懸命に作る価値はあると思います。

資金調達に関しては、最初の1年くらいは自己資本で回していました。助成金や補助金は使わなかったんですが、日本政策金融公庫の創業融資制度や、東京都の信用保証付き融資メニューなどは活用しました。これは1回目も2回目も共通ですね。

一方で、会社設立時の手続きや会計ソフトの導入などは、「freee(フリー)」を使ってスムーズに進めることができました。

助成金・補助金については、これからもっと積極的に活用していこうと考えているところです。

ー起業前に経営ノウハウや成功事例などを学ぶ機会はありましたか?

スタートアップの事業づくりに関しては、アクセラレーションプログラムを通じて「リーンキャンバス」や「リーン思考」といった実践的なフレームワークを学びました。

具体的には、「まずはミニマムで事業を立ち上げて、ユーザーの反応を見ながら改善していく」といったアジャイル的な開発手法や、ユーザーインタビューのやり方など、スタートアップ的な事業の組み立て方を一通り学べたのは大きかったです。

あとは、VCからの資金調達に関する基礎知識なども、その場で初めて知ったことばかりでしたね。

本も少し読みましたが、最初の頃は正直まったく理解できなくて(笑)。 ただ、ある程度経験を得てから読み返すと、「ああ、そういうことか」と腑に落ちることがありますね。

変化し続けるBtoBマーケティングの最前線に立ち、存在感を発揮したい

変化し続けるBtoBマーケティングの最前線に立ち、存在感を発揮したい

ー株式会社スイセイが掲げるミッションについてお聞かせください。

正直なところ、まだ明確に言語化しきれているわけではないんですが、少しずつ形になってきている部分もあります。

BtoBセールス・マーケティングの領域って、本当に毎年のように新しい概念やアプローチが登場していて、直近では「インテントセールス」や「セールスイネーブルメント」、少し前だと「アカウントベースドマーケティング」など、さまざまなトレンドが出てきています。

そうした中で、常に最前線に立って、BtoBセールス・マーケティングのプロフェッショナル集団として存在感を発揮していきたいという思いはありますね!

今は「導入事例の制作」という領域に取り組んでいますが、将来的にはそれにとどまらず、BtoB領域全体に対して深く貢献していけるような会社にしていきたいです。

人の感性や判断を大切にしつつ、AIで効率化を図る「事例のプロ」

ー御社のサービス「事例のプロ」の特徴についてお聞かせください。

BtoB領域において、お客様の導入事例やインタビュー事例を活用されている企業様って多いと思います。

通常のサービスLPや資料だけでは伝えきれない部分が残りがちですが、ケーススタディとして具体的な事例を示すことで、「まさにこういう課題を解決したかった」「この会社が活用できてるなら、自社にも合いそうだ」と共感され、最後の一押しになります。

そういう意味でも、SaaS企業をはじめ、事例制作に力を入れている企業様はすごく増えていると感じています。

一方で、事例制作って実はかなり大変なんですよ。インタビューの準備から、文字起こし、ライティング、撮影、確認作業まで、社内でやろうとすると相当な工数になります。営業担当やPR担当が片手間でやってしまうと、どうしても読み応えのない記事になってしまうこともあるんですよね。

だからこそ僕たちは、その一連のプロセスをすべて引き受けるBPO型のアウトソーシングサービスとして、「事例のプロ」を提供しています。

ー「事例のプロ」が他社と差別化されている点はどこにあるのでしょうか?

「事例のプロ」の大きな強みは、制作コストを大きく抑えられている点です。

これは、制作フローの中にAIを効果的に取り入れていて、文字起こしや構成、初稿ライティングなど、定型的な作業はできるだけ自動化・標準化しているからです。とはいえ、インタビューや記事の仕上げなど、「人の感性や判断が必要な部分」にはしっかりと人を介在させています。

特にインタビュアーに関しては、ビジネスリテラシーの高い方に担当してもらうようにしていて、質の高いコンテンツになるよう意識していますね。日程調整や原稿確認といった、制作周辺の煩雑な業務もすべて弊社側で対応しています。

「コストを抑えながら、クオリティも担保したい」「制作の手間を減らしたい」といった企業様にとって、しっかりお役に立てるサービスになっていると自負しています。

事例制作って、企業側の想いや意図も含めて丁寧に仕上げることが大事なんです。AIで作業やコストを効率化しつつ、人がやるべき部分をきちんと分けて構築できるのが、事例のプロなんです。

BtoB事例制作のBPOで土台を築き、コンテンツ×データで挑む次のステージへ

BtoB事例制作のBPOで土台を築き、コンテンツ×データで挑む次のステージへ

ーサービスの認知拡大において、特に力を入れたアプローチとは何でしょうか?

創業からまだ半年ちょっとしか経っていないので、PR活動はこれから本格的に取り組んでいくところです。

今のところ、前職で繋がっていた企業様や、交流会・会食の場で出会った方々とお仕事をご一緒させてもらっているのが実情です。とはいえ、実はすでに130社以上の企業様と一緒に事例制作を進めてきていまして、その中でオペレーションもかなり磨かれてきた実感があります。

「どうすればクオリティの高い事例を、効率よく、安定して作れるか」という部分については、ようやく手応えが見えてきたところです。

ー今後、新たに展開しようと考えているビジネスがあれば簡単にお聞かせください。

中期的な話になりますが、今制作している事例って、すべてがコンテンツとしてストックされていくわけです。それらを蓄積していけば、いずれはデータドリブンな提案や、分析をベースにしたレコメンドができるようになるんじゃないかと。

今はBPOを地道にやりながら、裏側でそういったアセットを貯めていって、最終的には「コンテンツ×データ」で企業支援ができるような事業体制に進化したいと思っています。

一人ひとりと向き合いながらも、判断は”ドラスティック”に

ー経営者として大切にしているマインドを教えてください。

やっぱり、”誠実”であることじゃないですかね。お客様にも、社員にも、社会に対しても。何に対してもフェアであることは、すごく大切にしています。

調子に乗らないというか、嘘をつかない、変にごまかさない。シンプルですけど、結局そこに尽きる気がしています。

あとは、人生でずっと大切にしているのが、「何をすべきか考えて行動するスタンス」です。日々、いろんな意思決定がある中で、たくさんの「迷い」に直面します。そんなときに、「どっちをやりたいのか」よりも「どっちをやるべきか」を優先して判断するようにしています。

実はこれ、ある小説のキャラクターのセリフに影響されてまして(笑)、自分の中ではずっと大切にしている価値観なんです。

ー組織と社員の成長を促すために心がけていることはありますか?

大きくふたつあって、まずひとつは「一人ひとりにしっかり向き合う」ことですね。僕自身、これまで数十人規模の会社しか経営したことがないので、社員全員の顔と名前が一致するくらいの規模感ですが、その分、一人ひとりに対してしっかり時間をとって向き合うことを意識的にやっています。

もうひとつは、「ドラスティックであること」です。一人ひとりと向き合っていくと、当然情も湧きますし、ついつい甘やかしたくなることもあるんです。でも、組織として事業をドライブさせていくために、判断すべきときは厳しく判断します。

メンバーと仲良くすることが目的じゃないですし、「社員第一」とか「合わせにいく」ことが正しいとも思っていません。

たとえば、役職や裁量が大きくなるほどマネジメントの難しさを感じる場面がありますが、だからといって放置したり、誰かに丸投げしたりはしないようにしています。経営者である自分が出たほうがいいと判断したら、逃げずに腹を割って話す場を設けます。

そのうえでやっぱりフェアに、ドライに、決断すべきときは決断する。それが自分なりに意識しているスタンスですね。

前職のとき、ある社員がチームとうまく噛み合わずに「ちょっと難しいかも」って報告が上がってきたことがあって。そのときも、僕自身が1ヶ月くらい毎日その社員と話して、営業にも全部同席して、本気で活躍してもらえるよう向き合ったんです。最終的には本人とも十分に話し合ったうえで、新しい活躍の場を提案する形になりました。

効率的だったかといえば、たぶんそうじゃないです。でも、自分自身がしっかり解像度を持って向き合ったうえで、最後にドラスティックな判断をするっていうことが、自分としては納得感を持てるんですよね。そういう感覚は、これからも大事にしていきたいと思っています。

大学時代の旅のように、新しい刺激を求め続けたい

大学時代の旅のように、新しい刺激を求め続けたい

ー株式会社スイセイと松村様ご自身の将来ビジョンをお聞かせください。

走り出したばかりの会社なので、10年先のことまで明確に描けているわけではありません。まずはこの先の5年で、「売上10億円」を目指したいですね。

ちょっと控えめかもしれませんが、それくらいのスケール感を一つのマイルストーンとして、そこまで一気に駆け抜けたいなと思っています。

その先で、100億・1000億という世界が見えてくるのか、それともまた別の選択肢が出てくるのか。そのとき考えればいいかなと。今はとにかく、地に足つけてやるべきことをやるフェーズだと思っています。

個人としては、今35歳なんですけど、「150歳くらいまで働きたいな」と思ってるんです(笑)。まだまだ人生は長いですし、今は30代を全力でスイセイに注ぐつもりでいます。

40代になったら、海外進出にもチャレンジしてみたいですね!今までとは違う世界に飛び込んでみたいという感覚があります。

昔からなんですけど、現状維持が一番苦手なんです。やっぱり「新しい刺激の中で生きていたい」という想いが強いんですよ。大学時代に旅してた時もそうでしたし、シューマツワーカー時代も、今も、刺激的な毎日を送れていると感じています。

まだ「グローバルに活躍する」って言えるほどの具体性はないんですけど、一生働き続けるとしたら、世界を舞台にチャレンジするようなキャリアの選択肢はありだなと思っています。

そうやって、自分自身がワクワクしながら生きていける道を、30代・40代という節目ごとに模索していけたらいいなと考えています。

経営者という肩書が、たくさんの出会いや体験をもたらしてくれる

ー起業してよかったと思えたことをお聞かせください。

たくさんありますね!起業って、もちろん向き不向きはあると思うんですけど、少しでも興味があるなら一回挑戦してみるのはすごくいい経験になります。

まず、経営者になるだけで、魅力的な人や面白い人と出会う機会、誘われる場、得られる情報が圧倒的に増えますし、見える景色もガラッと変わります。

同じ会社にいたとしても、経営層としての視点とそれ以外の視点ではまったく違うんですよね。経営者っていう「肩書き」ができること自体大きくて、分かりやすく「何者かになれる」手段のひとつとして、起業はかなり有効だなと思っています。

ただし、経営者には自由と責任がセットでついてきます。自由って言っても、「働かなくていい」ということではなくて、自分で意思決定して、自分の選択で進んでいく自由です。

その分、うまくいかなかった時の責任は全部自分に返ってくるし、精神的にしんどくなる時期もある。それも全部含めてやりがいだと思ってます。「自分次第でどうにでもなる」っていうのが、起業・経営の一番面白いところなんですよ。

成功する経営者には、人を惹きつける迫力や華がある

成功する経営者には、人を惹きつける迫力や華がある

ー経営者を目指すうえで大切な要素とは何でしょうか?

どういう経営者を目指すかにもよるんですけど、基本的には「人を巻き込む力」がすごく大事だと思っています。

「この会社に入って一緒に頑張りたい」って思ってもらうこともそうですし、お客様から発注していただくこともそうです。

投資家や金融機関から出資や融資を受ける際も、結局は自分のビジョンに共感してもらい、巻き込んでいく力が問われるんですよね。抽象的かもしれませんが、経営者としての迫力、華みたいなものがあるとやっぱり強いんです。

それは見た目や性格ではなくて、話し方だったり、熱量だったり、信念だったり。いろんな形で伝わってくるものなんだと思います。

会社を大きくしていける人って、自然と人を惹きつける“何か”を持っているんです。ただ、起業した時点でそれを持っている必要はなくて、むしろ経営者としての経験を積む中で少しずつ養われるものだと思っています。

あと、営業が苦手っていう人も多いと思いますが、広い意味で営業は絶対に向き合わなければいけない領域です。顧客への営業だけじゃなくて、投資家や銀行、採用候補者とのやりとり、他社との連携も全部、広義の営業活動なんですよね。避けて通れない部分だからこそ、どう自分なりに乗り越えるか、向き合うかっていう姿勢がすごく大事だなと思ってます。

起業は”可逆性”の高い選択肢。ポップに意思決定できる時代がやってきた

起業は”可逆性”の高い選択肢。ポップに意思決定できる時代がやってきた

ー起業を目指している読者にメッセージをお願いします。

最近の起業って、本当に「可逆性の高い選択肢」になってきたなと感じています。

昔は「一度起業したら、腹をくくって最後までやり切る」みたいな覚悟が求められましたけど、今はもっとライトに、ポップに意思決定できる時代になってきました。

たとえば、会社員を続けながら小さく始めてみるとか、いきなり全部を投げ打たなくてもいい。やってみて「ちょっと違うかも」と思えば、そこでやめたっていいんです。それくらい、起業はもっとフラットな選択肢として捉えていいと思ってます。

もちろん、経営を担えばストレスもプレッシャーもあります。でもそれを含めて、自分が一段階レベルアップするための時間なんですよね。

うまくいったときに得られるのは、お金だけじゃありません。人との出会いや経験、次に繋がる無形の資産が本当にたくさんあります。だからこそ、少しでも「起業やってみたいかも」と思っているなら、迷わず一歩踏み出してみてください。

この先、起業はもっと”特別なこと”ではなくなっていくでしょう。そんな時代だからこそ、構えすぎずにチャレンジしてみてください!

起業や独立に興味を持ったら、まずは「起業の窓口」に登録してみよう!

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起業には個人事業主としての開業会社設立の2種類があり、事業形態に合わせて選ぶことが大切です。また、起業のアイデアをまとめたり、事業計画書を作成したりといった起業の流れを把握し、十分な準備を整えるようにしてください。

一度起業すると、資金や従業員の管理、納税など多くの責任を負わなければなりません。過去の成功事例も参考にしながら、自分なりのビジネスを展開できるよう起業アイデアを練ってみましょう。

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