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「開業医は儲からない」の正体とは?赤字を避けるための“経営しない経営術”

「開業医は儲からない」の正体とは?赤字を避けるための“経営しない経営術”

「せっかく苦労して開業したのに、勤務医時代より手残りが少ない」「休みの日まで事務作業に追われ、何のために独立したのかわからない……」

今、多くの開業医の先生方が、こうした「経営の閉塞感」に直面しています。 特に2024年度の診療報酬改定や、止まらない物価高、人件費の高騰といったニュースを目にするたび、これから開業を目指す先生方は「本当に今、開業して大丈夫なのだろうか?」と強い不安を感じておられることでしょう。

しかし、断言します。「開業医が儲からない」と言われる最大の原因は、先生の診察技術の不足でも、診療報酬の低さでもありません。

その正体は、医師という最高峰の専門職が、不慣れな「バックオフィス業務(事務・経営)」に時間を奪われ、本来の価値を生み出す「診察」という聖域を削ってしまっていることにあります。

この記事では、GMOインターネットグループが数多くの起業支援を通じて蓄積したデータと、起業アドバイザーの視点から、医師が経営の重荷を下ろし、誇りを持って本業に集中しながら安定した収益を確保するための「スマートな開業術」を詳しく解説します。

【この記事のまとめ】
  • 開業医の収益が伸び悩む最大の原因は診療報酬の低さではなく、事務作業に時間を奪われ診察に集中できない構造的な問題にあるとされています。
  • 個人事業主の所得税は最大45%の累進課税ですが、医療法人化すると約15〜23.2%の法人税率となり、年間所得800万円が法人成りを検討する目安の一つです。
  • 紙の定款作成では4万円の印紙代が発生し、医療法人は審査も厳格なためミスが修正コストに直結することから、定款作成や登記は専門家への依頼が推奨されています。

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開業医を取り巻く「儲からない」の正体と、プロが教える結論

なぜ、多くのクリニックが「経営が苦しい」と感じるのでしょうか。まずは、多くの先生が陥っている「時間の搾取」の構造を解き明かしましょう。

診療報酬改定とコスト高騰のダブルパンチ

2024年度、そして2026年度に見込まれる診療報酬改定。賃上げ対応や医療DXの推進など、国の方針は明確ですが、現場のクリニックにとっては「加算を取るための事務手間」が増える一方で、基本診療料の引き上げだけでは物価高騰を吸収しきれないのが実情です。 しかし、これらは外部要因に過ぎません。真の問題は、クリニックの収益構造そのものにあります。

「事務作業」という名の、見えない高額人件費

先生が一人で、あるいは少人数のスタッフで開業した際、以下のような業務にどれだけの時間を割いているでしょうか?

  • 銀行業務: 窓口に並ぶ、振込作業を行う
  • 広告・集客: 広告業者との打ち合わせ、SNSの更新
  • 法的手続き: 複雑な法人登記の手続きや、年金事務所への届出
  • 経理・財務: 毎月の経理入力や、資金繰りの計算

先生の「時給」を考えてみてください。勤務医時代の給与や、本来診察で得られる収益をベースに計算すれば、先生が事務作業に1時間費やすことは、クリニックにとって数万円の損失を生んでいるのと同じです。 これが「診察に集中できない=収益が上がらない」の正体です。

「事務作業」という名の、見えない高額人件費

結論:名医ほど「経営」をしてはいけない

私たちが多くの成功クリニックを見てきて辿り着いた結論は、「名医であればあるほど、経営(事務作業)をしてはいけない」ということです。 収益を最大化する唯一の方法は、先生の時間を1分1秒でも長く「診察」と「研鑽」に充てること。それ以外の業務は、徹底的にインフラとプロに「丸投げ」するのが、現代のスマートな開業スタイルです。

起業の窓口編集部からのワンポイントアドバイス

先生の価値は、診察室での一瞬一瞬にあります。不慣れな書類作成で頭を悩ませる時間は、本来救えるはずの患者様を一人見捨てているのと同じ、とすら私は考えています。まずは「自分でやらなくていいこと」を決めることから始めましょう。

クリニック開業・経営の「健康診断」チェックリスト

独立を検討されている先生も、すでに開業されている先生も、まずはご自身の状況を客観的に把握してみましょう。

個人事業主 vs 医療法人 比較表

まずは、形態による違いです。節税効果ばかりが注目されますが、本来は「経営の自由度」と「信頼性」のバランスで選ぶべきものです。

比較項目 個人事業主 医療法人
設立費用 ほぼ無料(開業届のみ) 数十万円〜(登記・認証費用等)
事務負担 比較的軽い 非常に重い(毎年の資産報告等)
税金 所得税(最大45%の累進課税) 法人税(一定割合 / 約15〜23.2%)
社会の信頼 普通 高い(採用や融資に有利)
意思決定 先生一人で即決 理事会の承認が必要な場合あり

法人成り・開業判断の損益分岐点チェックリスト

以下の項目にいくつチェックがつきますか? 3つ以上なら、今のスタイルを見直すか、インフラ導入を急ぐべきタイミングです。

  • [ ] 年間の所得(売上から経費を引いた額)が 800万円 を超える見込みだ。
  • [ ] 月に5時間以上、銀行対応や振込、経理作業に時間を取られている。
  • [ ] 自分のクリニックの名前を検索しても、地図や正しい情報が出てこない。
  • [ ] スタッフの採用が難しく、募集を出しても反応がない。
  • [ ] メガバンクの法人口座開設を申し込んだが、審査に時間がかかっている(または落ちた)。

起業の窓口編集部からのワンポイントアドバイス

「まだ規模が小さいから自分でやる」という考え方は、実は危険です。小規模なうちから「自動で回る仕組み(インフラ)」を作っておかないと、患者様が増えたときにパンクしてしまいます。数字は正直です。冷静に今の「無駄」を洗い出してみましょう。

多くの名医が陥った「赤字転落」のNG行動3選

真面目で完璧主義な先生ほど、良かれと思ってやってしまう「経営上のミス」があります。これらは、せっかくの開業資金をドブに捨てるような行為です。

① 見栄と理想による「過剰な初期投資」

立派な内装、最新の高額医療機器、広い待合室……。「患者様のために」という思いは素晴らしいですが、これらはすべて固定費として重くのしかかります。 特に、最初からすべての機器を揃える必要はありません。収益に合わせて拡張していく「スモールスタート」が、今の時代の鉄則です。

② 「定款(ていかん)」や登記の自力作成

定款とは、いわば「会社の憲法(ルールブック)」です。 これを「節約のために」と自力で作成しようとする先生がいますが、非常に危険です。

  • 印紙代の損: 紙で作成すると4万円の印紙代がかかりますが、プロに依頼して「電子定款」にすれば0円になります。
  • ミスのリスク: 医療法人は一般の株式会社より定款の審査が厳格です。修正が必要になると、保健所や法務局を何度も往復することになり、先生の貴重な時間が奪われます。

③ メガバンクへの無策な口座開設申込

「昔から使っているメインバンクだから」と、何の準備もなくメガバンクで法人口座を作ろうとし、審査落ちするケースが後を絶ちません。 メガバンクは審査が非常に厳しく、時間も数週間〜1ヶ月以上かかることが一般的です。その間、仕入れの支払いや各種契約ができず、開業準備がストップしてしまうのです。

③ メガバンクへの無策な口座開設申込

起業の窓口編集部からのワンポイントアドバイス

定款は、一度作ったら終わりではありません。先生の「理想の経営」を縛る鎖になることもあれば、守る盾になることもあります。4万円を浮かすために何十時間も浪費するのは、経営判断として正しいとは言えません。餅は餅屋、ここはプロに任せるのが一番です。

事務と集客を「丸投げ」して診察に専念するスマート開業術

では、どうすれば「儲からない」を脱却し、診察に集中できるのでしょうか。答えは、GMOグループが提供する「起業のエコシステム(生態系)」を活用することにあります。

V-Spiritsとの連携:融資と経営の強力なパートナー

GMOが提携する専門家ネットワーク(V-Spirits等)は、起業のプロフェッショナルです。

日本政策金融公庫の「新規開業・スタートアップ支援資金」などの審査を通るための、説得力ある事業計画書作成を支援します。

電子定款の代行など、面倒な手続きを代行し、印紙代を浮かせるだけでなく、将来のトラブルを防ぐ堅実なルール作りを行います。

MEO Dash! byGMO:寝ている間に患者様を呼ぶ仕組み

今は誰もがスマホで「地域名+診療科」を検索します。

当社にはMEOサービス「MEO Dash! byGMO」があります。MEO(Map Engine Optimization)は、Googleマップでの検索結果において自社の店舗情報を目立たせるための対策です。例えば、「港区 デイサービス」といった「地域名+業種」や「駅名+キーワード」で検索すると、Googleマップの下に関連する店舗情報が表示されます。競合よりも上位に表示されるようにするための集客施策です。

MEO Dash! byGMO:寝ている間に患者様を呼ぶ仕組み

起業の窓口編集部からのワンポイントアドバイス

私は、先生が銀行の振込画面と格闘している姿を見るのが一番辛いです。その時間を、新しい論文を読んだり、ご家族と過ごしたりする時間に変えてほしい。GMOのインフラは、ただの道具ではなく、先生の「自由」を取り戻すための装置なんです。

まとめ:医師の誇りと経営の安定を両立させるために

「開業医は儲からない」という言葉に惑わされないでください。それは、古い時代の「何でも自分でやる経営」を続けているクリニックの悲鳴です。

これからの開業医に求められるのは、以下の3点です。

  1. 経営をしない勇気: 事務・インフラはGMOのプラットフォームに預ける。
  2. 時間を診察に投資: 最大の収益源であり、先生の使命である診察を最大化する。
  3. プロの知恵を借りる: 融資や法的手続きは、V-Spiritsのような専門家と共に歩む。

明日から取るべき最初のアクション:

  • 現在の事務作業に、月に合計「何時間」使っているか書き出してみる。
  • メガバンク以外の、スピード感あるネット銀行)の利便性を確認する。
  • 「起業の窓口 byGMO」の無料相談で、自分の理想の開業スタイルを相談してみる。

面倒な手続き、資金繰りの不安、集客の悩み。それらはすべて私たちが引き受けます。先生は、どうぞ夢に描いた「理想の診療」を実現することだけに集中してください。

私たちは、挑戦する先生の背中を全力で押し続けます。

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記事監修
 起業の窓口 編集部
「起業の窓口」編集部は、GMOインターネットグループが運営する起業支援メディア「起業の窓口」にて、起業家やこれから起業を目指す方々に向けて、有益で信頼性の高い情報を提供する専門チームです。会社設立、資金調達、補助金・助成金、税務・法務、マーケティング、IT活用など、起業にまつわる幅広いテーマを網羅し、実務に役立つノウハウや最新トレンドをわかりやすくお届けしています。

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