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駐車場経営は本当に儲かる?運営形態・向いている土地・初期費用の目安

駐車場経営は本当に儲かる?運営形態・向いている土地・初期費用の目安
駐車場経営は、うまく条件をそろえれば安定収入を狙える一方で、「本当に儲かるのか」「どれくらい費用や手間がかかるのか」が分かりづらく、不安を感じやすい投資です。

この記事では、駐車場経営の基本となる運営形態の違い、向いている土地の条件、初期費用の目安を整理しながら、無断駐車や近隣クレーム、自然災害といったリスクと対策、副業として始める際に気を付けたいポイントを解説します。

駐車場経営に向いているかどうか、自分の土地や働き方と照らし合わせながら判断できるよう、具体的な視点でチェックしていきましょう。
【この記事のまとめ】
  • 駐車場経営は、立地と運営形態が合えば安定収入を狙えますが、どんな土地でも大きく儲かるわけではなく、利回りは月極5~8%、コインパーキング10~15%程度とされます。
  • 成否は需要が見込めるエリアか、出入りのしやすさや競合・料金とのバランスが取れているかで左右され、立地と貸し方の組み合わせを慎重に検討することが重要です。
  • 初期費用は舗装や設備内容で変動し、コインパーキングは設備費が高額になりやすく、副業の場合は就業規則や年間20万円超の確定申告にも注意が必要です。
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【結論】駐車場経営は本当に儲かる?

【結論】駐車場経営は本当に儲かる?

駐車場経営は、『うまく条件をそろえれば安定して収入を得られるが、どんな土地でも大きく儲かるわけではないビジネス』です。

収益性を利回りで見ると、月極駐車場はおおよそ5~8%、コインパーキングは10~15%程度とされます。土地活用の中では中程度のリターン水準と考えられています。

アパートやマンションのような賃貸経営と比べると収益の伸びは控えめですが、建物を建てないため初期費用や管理の手間を抑えやすく、『リスクを抑えてコツコツ稼ぐ』タイプの選択肢といえます。

そのため、一発で大きく儲けたい投資というより、遊休地を手堅く現金化したいオーナーと相性が良いです。

実際に儲かるかどうかは、立地と運営スタイルの組み合わせで大きく変わるため、土地に合った事業内容や収益モデルを慎重に検討しましょう。

駐車場経営の主な形態

駐車場経営の主な形態

駐車場経営では、誰がどこまで運営を担うか、どんな貸し方で収入を得るかを決めることが重要です。

ここでは、この2つの切り口から自分に合った駐車場経営の形をイメージできるよう、特徴と向いているケースを整理します。

運営形態の種類

駐車場経営の運営形態は大きく分けて『自主管理』『管理委託』『一括借り上げ』の3つがあり、どれを選ぶかで収益性と手間のかかり方が大きく変わります。

運営形態 オーナーの役割・負担 特徴・向いている人
自主管理 設備投資、料金設定、清掃、集金、クレーム対応などを自分で行う 利回り重視、近隣在住、時間に余裕があり現場に関わりたい人向き
管理委託 名義や収支管理はオーナー、運営実務は管理会社に任せる 手間を減らしつつ収益性も確保したい人、副業に向く
一括借り上げ 土地をまとめて事業者に貸し、毎月の地代を受け取る 初期費用やリスクを抑えたい人、遠方の土地を気楽に活用したい人向き

中でも、自主管理はオーナー自身が現場の運営を担うため、もっとも自由度が高く利益も取りやすい一方で、時間的・精神的な負担も大きくなりやすい点が特徴です。

それぞれの概要と向き不向きを押さえ、自分に合う形を検討しましょう。

主な『貸し方』の種類

駐車場経営の貸し方は、大きく分けて『月極駐車場』と『コインパーキング(時間貸し)』が中心で、立地や周辺ニーズに合わせて選びましょう。

貸し方の種類 契約単位・料金の取り方 向いている土地
月極駐車場 1ヶ月単位の契約、毎月定額の利用料を受け取る 住宅街・オフィス街・工場地帯など
コインパーキング(時間貸し) 分単位・時間単位で料金を設定し、利用時間に応じて精算する 駅前・繁華街・観光地・商業施設周辺など

立地や周辺需要に合わせて、『月極メイン』『コインパーキングメイン』『両方を併用』といった形で組み立てると、収益性と安定性のバランスを取りやすくなります。

【重要】どんな土地が駐車場経営に向いている?立地と需要の見極め方

【重要】どんな土地が駐車場経営に向いている?立地と需要の見極め方

駐車場経営に向いている土地かどうかは、「なんとなく空いている場所だから」ではなく、立地条件と需要を冷静に見極める必要があります。

ここでは、需要が見込めるエリアかどうか、車が出入りしやすい形状かどうか、周辺の競合や料金とのバランスが取れているかという3つの視点から、駐車場経営に適した土地のチェックポイントを整理します。

需要が見込めるエリアである

駐車場経営では、土地の形や広さよりも、まず周辺に十分な駐車需要があるかどうかを見極めることが重要です。

住宅街やオフィス街、商業施設周辺、駅前の繁華街など、日常的に車を停めたい人が集まるエリアであれば、月極駐車場やコインパーキングのいずれでも一定の利用が見込めます。

一方、郊外で大型スーパーの無料駐車場がいくつもある場所や、そもそも人通りが少ない道路に面した土地では、料金を払ってまで利用してもらえず、空きが続きやすくなります。

平日・休日の交通量、周辺施設数、近隣駐車場の有無を確認し、「誰がいつ利用するか」を想定して需要を判断しましょう。

車の出入り・駐車がしやすいこと

同じエリア内でも、車の出入りや駐車のしやすさによって、選ばれる駐車場かどうかが大きく変わります。

前面道路が極端に狭い、急な坂や段差がある、見通しが悪く右折・左折で入りづらいといった条件が揃うと、ドライバーは「停めにくい」「ぶつけそう」と感じ、多少離れていても停めやすい駐車場を選ぶ傾向が強くなります。

次のようなポイントを意識し、『停めやすい駐車場』に近づけましょう。

  • 前面道路の幅に余裕があり、進入・退出時に大きくハンドルを切らなくてよいか
  • 出入口が見つけやすく、通り過ぎてから無理にバックで入る必要がないか
  • 区画の幅・奥行きが十分で、隣の車との距離を取りやすいか

レイアウトで改善できるため、図面段階から停めやすさを意識して設計することが重要です。

周辺の競合・料金とのバランスが取れること

駐車場経営では、需要があっても周辺の競合状況や料金設定とのバランスが取れていなければ、思うような収益は得られません。

近隣に月極駐車場やコインパーキングが多く、空きが目立っているエリアでは、新たに駐車場を開設しても利用者を奪えず、値下げを繰り返して採算が合わなくなるリスクがあります。

そのため、周辺の駐車場の台数、稼働具合、料金相場を調べ、『少し安い料金で勝負する』『設備や立地の良さで付加価値を付ける』など、自分の駐車場の立ち位置を明確にする必要があります。

ただし、料金を安くし過ぎると収益性が下がるため、需要の強さや競合の数を踏まえて『利用者にとって魅力があり、なおかつ採算の取れるライン』を探りましょう。

【例】初期費用はいくら?駐車場開業前に知っておきたいコスト内訳

【例】初期費用はいくら?駐車場開業前に知っておきたいコスト内訳

駐車場経営の初期費用は、「土地をどう整備するか」と「どこまで設備を入れるか」で大きく変わります。

ここでは、駐車場開業前に押さえておきたい土地整備費と設備費の内訳を具体的な相場感とともに整理します。

舗装などの土地整備費

駐車場経営の初期費用の中でも、まとまった金額になりやすいのが舗装などの土地整備費です。代表的な舗装方法と費用相場は以下の通りです。

塗装の種類 費用の目安(1㎡あたり) 特徴・ポイント
砂利敷き 約3,000〜8,000円 初期費用が安いが、補充・整備が必要
アスファルト舗装 約4,000〜6,000円 一般的で見た目も良く使い勝手が良い
コンクリート舗装 約8,000〜10,000円 耐久性は高いが初期費用が高め

砂利敷きは雨天時のぬかるみや雑草対策が課題になる反面、アスファルトは快適性や見た目に優れます。予算と利用者のニーズのバランスを見ながら選びましょう。

機械・看板などの設備費

月極駐車場は、精算機やロック板が不要なため、車止め・区画線・案内看板・照明などのシンプルな設備だけで済み、小規模(10台前後)の月極駐車場では設備費は約10万〜50万円が目安です。

一方、コインパーキングでは料金精算機やロック板、看板、照明、防犯カメラに加え、電気の引き込み工事やフェンス設置なども必要になり、小規模(5〜10台程度)のコインパーキングでは設備費は約130万〜200万円程度になるケースがあります。

  • 料金精算機:約40万〜100万円/1台
  • ロック板(フラップ板):約8万〜15万円/1台
  • 看板・料金表示・照明:一式で約20万〜50万円
  • 車止めブロック:約2,000〜5,000円/1個
  • 電気の引き込み工事:約30万円
  • フェンスや防犯カメラの設置:数十万円規模

月極で初期費用を抑えて始めるか、コインパーキングで設備投資を行い高い回転率を狙うかを比較しながら検討すると、納得感のある投資判断につながります。

駐車場経営で押さえておくべきリスクとトラブル対策

駐車場経営で押さえておくべきリスクとトラブル対策

駐車場経営は、安定収入が期待できる反面、無断駐車や事故、近隣クレーム、自然災害など、見落としやすいリスクも抱えています。

ここでは、経営者が特に押さえておきたい代表的なリスクと、その対策の考え方を整理し、想定外のトラブルで消耗しないためのポイントを具体的に確認していきます。

無断駐車・長期放置車両

駐車場経営でまず押さえておきたいリスクが、契約者以外が勝手に車を停める無断駐車です。

無断駐車が続くと、本来料金を支払ってくれる利用者が停められなくなり、収益の低下だけでなく、契約者からのクレームにもつながります。

さらに、放置車両化して長期間どかない場合、レッカー移動や法的手続きが必要になり、時間も費用も取られるリスクがあります。

予防と早期発見のために、以下のような対策を組み合わせると効果的です。

  • 「契約者以外駐車禁止」「無断駐車は警察通報・別途料金請求」など、内容を明記した看板を設置する
  • カラーコーンやチェーン、ポールで区画や出入口をふさぎ、物理的に停めにくくする
  • 監視カメラや定期巡回で見られている状態をつくり、ナンバー記録なども行う

事前にルールを看板や契約書で明確に示しておけば、トラブル時の対応もしやすくなり、オーナー側の心理的負担も軽減できます。

事故・盗難・設備トラブル

駐車場内では、車同士や車と人の接触事故、車上荒らしや精算機荒らし、設備の故障など、さまざまなトラブルが起こり得ます。

リスクを軽減するうえで、以下のポイントを意識しておくと安心です。

  • 駐車場全体を見渡せる防犯カメラと、防犯灯・人感センサー付き照明を設置する
  • 区画ラインや進行方向を分かりやすく表示し、徐行や一時停止を促す標識を設ける
  • 設備メーカーや管理会社と保守契約を結び、精算機・ロック板の故障時に迅速な復旧ができる体制を整える
  • 賠償責任保険や設備の動産総合保険に加入しておく

事故や盗難をゼロにすることは難しいですが、防犯性の高いレイアウトと迅速に対処できる体制を整えると、駐車場経営への影響を抑えやすくなります。

近隣トラブル(騒音・光・治安)

駐車場は24時間人や車が出入りするため、近隣住民との関係づくりも重要な問題になります。

特にコインパーキングでは、深夜のエンジン音やドアの開閉音、話し声などの騒音、明るい照明や大型看板による光害、ごみの放置やたまり場化による治安悪化が、クレームにつながりやすいです。

対策として、以下のような配慮をあらかじめ盛り込んでおくとよいでしょう。

  • 住宅側に面した部分に防音壁やフェンスを設け、照明の向きや明るさを調整する
  • 「夜間はアイドリングストップ」「大声・空ぶかし禁止」などのマナー看板を設置し、利用者に注意を促す
  • ごみ箱の設置場所や清掃頻度を決め、たまり場になりやすいスペースをつくらないレイアウトにする

地域に受け入れられている駐車場にできれば、長期的に安定して運営しやすくなります。

自然災害・地盤・水害リスク

駐車場は屋外施設であるため、台風や豪雨、地震などの自然災害による被害リスクも無視できません。

大雨による浸水や冠水で車両が水没したり、地盤沈下や液状化で舗装や設備が損傷したりすると、修繕費だけでなく、利用者とのトラブルや休業期間による収入減も発生します。

自然災害リスクを抑えるためには、次のような視点で事前にチェックしておくと有効です。

  • ハザードマップで洪水・土砂災害・津波などのリスクのあるエリアかどうか
  • 排水設備や側溝の位置を確認し、水がたまりやすい低地やくぼ地は避ける、もしくは盛土などで対策する
  • 看板や照明柱は耐風性の高い仕様にし、地震・強風に備えた基礎工事を行う

併せて、火災保険や施設賠償責任保険、車両への補償をカバーできる保険などを検討し、万一の復旧費用や賠償リスクに備えておくと安心です。

【注意】副業として駐車場経営を始める場合の注意点

【注意】副業として駐車場経営を始める場合の注意点

副業として駐車場経営を始める場合は、就業規則や税金、本業との両立という3つのポイントを必ず確認する必要があります。

ここでは、会社員や公務員が安心して駐車場経営を続けるために、特に注意しておきたいポイントを整理します。

勤務先が副業を禁止・制限していないか

会社員や公務員が副業として駐車場経営を始める場合、最初に確認すべきなのは勤務先の副業規定です。

駐車場経営の収入は税務上『不動産所得』として扱われますが、多くの会社では給与以外の継続的な収入も副業とみなすため、就業規則に反すると懲戒処分の対象になるリスクがあります。

特に公務員や一部の大企業では兼業が厳しく制限されるケースもあるため、大丈夫だろうと自己判断せず、必ずルールを確認したうえで動きましょう。

確定申告が必要になる

副業として駐車場経営を行うと、一定以上の所得が出た場合に確定申告が必要になります。

会社員の場合、給与所得以外の所得が年間20万円を超えると所得税の確定申告が必要です。駐車場経営で得た所得も対象に含まれます。

(国税庁:「No.1900 確定申告が必要な方

ここでのポイントは、『売上』ではなく『収入から経費を差し引いた後の所得』が基準になる点です。

自主管理だと清掃・集金・クレーム対応が負担になりやすい

副業で駐車場経営を始める人の中には、利回りを高めるために自主管理を選ぶケースもありますが、実務の負担が大きくなりやすい点には注意が必要です。

自主管理では、区画の清掃や巡回、料金の集金、滞納者への督促、利用者同士のトラブル対応、無断駐車への対処などを、すべてオーナー自身が行うことになります。

本業が忙しい場合や、トラブル対応にあまり時間を割けない場合は、管理委託や一括借り上げを選び、手取りは減っても副業として無理なく続けられる形を優先するとよいでしょう。

【まとめ】条件に合う運営方式を選べば駐車場経営は安定収入を狙える

駐車場経営は、立地に合った運営方式を選び、初期費用とリスクを冷静に見極めれば、長期的に安定収入を狙えるビジネスです。

一方で、需要調査や料金設定、副業としてのルール確認を曖昧にしたまま始めると、空車やトラブルに悩まされやすくなります。

駐車場経営を法人として行う場合、事業計画や集客施策と同様に法人基盤を整備することが重要です。しかし、法人口座の開設や契約手続きには、印鑑が必要であり準備に手間がかかります。

GMOオフィスサポートの会社設立印鑑セットは、代表印・銀行印・角印・電子印影など、法人設立時に必要な印鑑一式が含まれます。

これから駐車場経営を始める方は、ぜひチェックしてみてください。

記事監修
 起業の窓口 編集部
「起業の窓口」編集部は、GMOインターネットグループが運営する起業支援メディア「起業の窓口」にて、起業家やこれから起業を目指す方々に向けて、有益で信頼性の高い情報を提供する専門チームです。会社設立、資金調達、補助金・助成金、税務・法務、マーケティング、IT活用など、起業にまつわる幅広いテーマを網羅し、実務に役立つノウハウや最新トレンドをわかりやすくお届けしています。

  • ※本記事は、起業の窓口編集部が専門家の監修または独自調査(アンケート)に基づいて制作したものです。
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